福山雅治がナビゲーターを務める『NHKスペシャル「ホットスポット 最後の楽園 season3」』(NHK総合)が1月26日(日)にスタートする。放送に先立ち行われた試写会見では、福山がロケの過酷さや印象的だった出来事などを語った。
この番組は、福山が地球上に残された独特の自然環境や絶滅に瀕した貴重な生きものたちを訪ね、見つめてきたシリーズ『ホットスポット 最後の楽園』の第3弾。今回はカリブ海、アンデス山脈、インドネシア、エチオピア、ブラジルの5か所を舞台に福山がリポートする。
福山は撮影を振り返り「ジンベイザメと一緒に泳いだのは過酷でしたね。ボートで2時間ぐらいかけてサメのいるところに行くんですけど、案の定、船酔いしまして(笑)。トイレに入ったらすぐに三半規管がやられて。遠くを見ていると大丈夫なんですけど、狭いところで何も見えなくなると数秒で酔いました」と苦笑い。
第2回では、アンデス山脈の湖でフラミンゴに出会った福山。「ピンクフラミンゴは赤ければ赤いほどモテるらしいんですよ。それは赤い方が目立つし、植物プランクトンを大量に食べることができる力や消化吸収する力が、生き物として強いという証明になるんです。強くて目立つっていうのはモテるんだと教えてもらいました」と語り、笑いを誘った。
第3回では、インドネシアの島で、現代の恐竜といわれるコモドドラゴンと対峙した。「コモドドラゴンにかまれると血が止まらなくなるんですけど、僕らが島に上陸してすぐにコモドドラゴンの縄張り争いのけんかを見つけて。わりと近かったんで、僕らは恐れおののいていたんですけど、現地のナビゲートの人は『見てもらえた!』ってガッツポーズしていました(笑)」と語った。
元々『プラネットアース』など自然番組への憧れがあったという福山だが、「いざ番組が始まってみると、自然と人間が共生する難しさや、人間がこの地球上で生活していけるのはやっぱり自然の恩恵あってこそだとあらためて思いました。そういう情報を共有することもこの番組の一つのテーマだと思っています」と語った。
さらに「生き物たちの命を頂いて生活している我々人間は、これからもっともっと自然のことを知らなければいけないと思います。そのひとつの役割を担うこの第3シリーズもぜひ多くの方に見ていただきたいと思っています」と番組をアピールした。
最初のシリーズから足かけ10年、これまで12か所のホットスポットを訪ねた福山。「音楽にも影響は出ましたね。2014年に発売したアルバム『HUMAN』のタイトルにもなった「HUMAN」という楽曲はこのホットスポットで体験した人間と生き物たちの共存や共生していくことの難しさ、大切さがテーマになっています」と明かした。
『NHKスペシャル「ホットスポット 最後の楽園 season3」』(全5回)
NHK総合
第1回 1月26日(日)後9・00~9・49
第2回 2月22日(土)後9・00~9・49
第3回 3月放送予定
第4回 4月放送予定
第5回 5月放送予定