映画「シグナル100」の初日舞台あいさつに、橋本環奈、小関裕太、瀬戸利樹、甲斐翔真、中尾暢樹、福山翔大、中田圭祐、山田愛奈、若月佑美、恒松祐里、竹葉リサ監督が登壇した。
本作は、宮月新・近藤しぐれによる同名コミックを実写映画化。ある日、担任教師により自殺催眠をかけられた36人の生徒たちが学校内で繰り広げる、生き残りを懸けた狂気と絶望のデスゲームを描く。
撮影現場でのエピソードについて、橋本は「今でもプライベートで会っているくらい、撮影当時から皆仲が良かったです。特に、撮影の合間に女子メンバーが集まってTikTokで動画を撮ったり、緊張感のある撮影でありつつも、現場は本当に和気あいあいとしていました」と振り返った。
小関は「学生時代に戻ったみたいで本当に楽しかったです。山奥での撮影だったので山びこなど昔ながらの遊びを皆でしていました。シリアスな撮影の後に山びこをすると『帰ってきた~!』っていう感覚になるんですよね(笑)」と。
若月も「私も学生時代に戻った気がしました!調理室で皆でご飯を食べたんですが、一人一人おぼんを持って並んで、なんだか懐かしかったです」と語った。
本作がブリュッセル国際ファンタスティック映画祭からの招待が決まったことが発表されると、海を越えて上映されることについて橋本は「『シグナル100』は目を覆いたくなるシーンが多くありながらもエンターテイメントのようなドキドキワクワク感を味わえます。そういった日本映画の良さが詰まったこの作品を、海外の方々にもたくさん観ていただけたらうれしいです」と。竹葉監督は「海外ではバイオレンスな作品を好む人が多いと思うので、『シグナル100』も楽しんでもらえると思います!」と自信をのぞかせた。
また、橋本が一年を通して最も活躍した将来有望な新人俳優に贈られる“エランドール賞”を受賞したことに話題が及び、会場からは大きな拍手が送られた。去年は本作の撮影から始まったという橋本は「今までにない新しい役柄に挑戦したいと思っていた時に、お話を頂いたのが『シグナル100』でした。20歳を迎えてすぐにそういった作品と出会え、とても充実した1年でした」と語った。
さらに、2020年の抱負を、日常の行動が死につながる本作にちなんで「日常の行動」に絡めて発表することに。橋本は『URL』。「自分が気になったニュースのURLを友達に送りがちです(笑)。でもそうすると、自分が今まで興味持たなかった分野にも世界が広がっていくから楽しいんです。だから抱負といいますか、これからも続けていきたいことですね!」と明かした。
共演者にも実際に「URL」を送っているそうで、恒松は「私が食べることが好きだから飲食店の情報とかよく送られてきます」、若月は「私にもいろんなジャンルの情報を送ってくれます、おかげでいろいろ詳しくなりました!(笑)」と語った。
続いて小関が『バーボン片手に靴磨き』。「すてきな30代になっていきたいので、オシャレにバーボン飲みながら、靴を磨く男性になりたいです!」と嬉々として話すと、瀬戸が「靴と言えば…以前『シグナル100』の完成披露会見の時に間違って小関君の私物の靴を履いて登壇してしまったんです!」と驚きの告白をし、会場は笑いに包まれた。
そんな瀬戸の抱負は『高低差をなくしたい』。「自身の印象の違いに困惑することがあるので」と明かすと「それは高低差じゃなくて、ギャップをなくしたいでしょ!」と登壇者からツッコミが入り、またもや会場から笑いが起こった。
続いて甲斐は『朝ごはんを食べる』、中尾は『一人旅をする』、福山は『運転をする』、中田は『サウナに入る』、山田は『髪をきれいに保って伸ばす』、若月は『肌の水分量を増やす』と紹介。
そんな中、恒松の『ハンドクラップダンス』に一同が疑問に思う中、瀬戸が唯一「俺もやったことある!」とステージ上で披露。そこに恒松も加わり、即興ダンスが繰り広げられると、会場は笑いに包まれた。
最後に竹葉監督は『零歳』と発表。「私が『バトル・ロワイアル』を観たのが2000年、あれから20年たって2020年、また“ゼロ”がつく。これからも純粋なものを生み出していきたいです」と語った。
最後に橋本は「今日からこの映画が皆さんに届いていくのがとてもうれしいです。R‐15+作品なので衝撃的な描写も多いですが、多くの人に観ていただきたいです!」と本作に込めた想いを語った。
映画「シグナル100」
公開中
<ストーリー>
担任教師の手により、突如として自殺催眠をかけられた36人の生徒たち。遅刻をする、電話をかける、涙を流す…普段行っていた行為が死を招く。その催眠発動(自殺)のシグナルは全部で100。死の暗示を解く方法はクラスメイトの死のみ。生徒たちが続々と自殺に追い込まれる中、死への恐怖から人間の本性が徐々に暴かれていく。催眠を解くのが先か、自分以外のクラスメイト全員が死ぬのが先か。生き残りを賭けた狂気と絶望のデスゲームが始まる……。
<キャスト>
橋本環奈
小関裕太、瀬戸利樹/甲斐翔真、中尾暢樹、福山翔大、中田圭祐、山田愛奈/若月佑美、前原滉、栗原類、恒松祐里
工藤綾乃、中島健、三上紗弥、鈴木つく詩、白石拳大、北村優衣、市川理矩、小出水賢一郎、さいとうなり、宮下一紗、安田啓人、神田穣
東啓介、真崎かれん、駒形咲希、宗綱弟、戸苅ニコル沙羅、吉田仁人、山本彩加、大森つばさ、河井つくし、中島来星、黒澤胤也、宮本夏花
中村獅童
<スタッフ>
原作:宮月新・近藤しぐれ『シグナル100』(白泉社・ヤングアニマルコミックス)
監督:竹葉リサ
脚本:渡辺雄介
音楽:Jin Nakamura
主題歌:yukaDD(;´∀`) 「Carry On」(ワーナーミュージック・ジャパン)
配給:東映
公式HP:signal100.jp
公式Twitter/公式 Instagram:Signal100_Movie
©2020「シグナル 100」製作委員会