『10の秘密』(フジテレビ系)で主人公・白河圭太を演じる向井理が、1月28日(火)放送の第3話の見どころを語った。
本作は“秘密”のベールに包まれた人間の欲望が暴かれるオリジナルサスペンス。主人公・白河圭太(向井)の愛する娘・瞳(山田杏奈)が何者かに誘拐されたことに端を発し、圭太と関わるさまざまな人物たちの計り知れない秘密が絡み合い、次々に事件が巻き起こる。
第2話(1月21日放送)で、誘拐された瞳(山田杏奈)を救い出すためには、自殺した帝東建設社員・矢吹(中林大樹)が残した帝東建設の不正の証拠データが必要であることを由貴子(仲間由紀恵)から知らされた圭太。第3話では、瞳を救いたい一心で矢吹の家に忍び込み入手したデータを持って、由貴子が誘拐された瞳を取り戻すため誘拐犯との危険な取引に向かうが…。
「基本的にみんなのことを最初は信用している役柄だが、だんだんと不信に陥っていく」と自身が演じる圭太の印象を語った向井は、撮影が進む中で「1話からそうですが、撮影を進めていくと、本当に誰も信用できない(笑)。関係性とか役柄は一緒でも、それぞれが抱える“秘密”が明かされていくことで、見え方が全然変わっていく展開のドラマはなかなかないです」とコメント。
また、向井は「人を信じやすく、少し間の抜けたところがあるけど、憎めない」という役柄の例えとして、矢吹の家に忍び込み、不正の証拠であるデータを抜き出す第2話のシーンを紹介。人の家に忍び込みデータを盗むとなると、誰しもドキドキしながら焦るはずだが、圭太は1つひとつのデータを開いて確認していく。「圭太自身は、誰か人が来るなんて思ってもいないからUSBにファイルをコピーすることも、朝までに何とかすればいいかという気持ちを持って演じていて。無駄と感じるほど丁寧なところも圭太だろうって(笑)。本当にこういう事が起きたら人間こうなるだろうな、という生々しいドラマ。良くも悪くもイライラさせる役柄ですね」と撮影を振り返った。
そして、第3話について「“娘の誘拐”から始まったドラマのストーリーは、第3話で新たな展開を迎えます。でも、それは“起承転結”でいうと“起”の着地点であり、ストーリーが一気に変わる」と話し、“10年前の秘密”については「10年前の秘密について分かりますが、その秘密が分かったから終わりではなく、その秘密が分かったからこそ新しい秘密が出てきます」とこの先の展開を明かした。
自身が演じる圭太についても「これまでは娘を誘拐された緊迫感や家族に対する“秘密”が暴かれることで、わりと振り回される役柄でしたが、3話以降は能動的に動き始めます。ストーリー的にもかなり動きがあり、台本を見ても、演じていても刺激のあるシーンばかりで面白かったです」と語った。
『10の秘密』
カンテレ・フジテレビ系全国ネット
毎週(火)後9・00~9・54
出演:向井理、仲間由紀恵、仲里依紗、松村北斗、山田杏奈、高島豪志、堀田茜、河村花、佐野史郎、遠藤雄弥、藤原光博、山野海、名取裕子、渡部篤郎 ほか