3月6日(金)公開の「劇場版 おいしい給食 Final Battle」のオフショット&クランクアップ写真が一挙解禁された。
本作は、市原隼人主演で昨年放送されたドラマ『おいしい給食』の劇場版。給食に愛がある故にそれを愛せない奴を許せない“給食絶対主義者”の甘利田幸男を市原が演じる。甘利田のクラスの副担任として着任した新任教師・御園ひとみ役に武田玲奈。給食マニア・甘利田に挑戦状を叩きつける男子生徒、神野ゴウ役に佐藤大志。ゴウに恋するクラスメート・藤井マコ役に豊嶋花。
さらに、甘利田の同僚・鷲頭星太郎役に辻本達規(BOYS AND MEN)、世話好きの給食のおばさん・牧野文枝役にいとうまい子、校長・渡田寛治役に酒向芳、教育実習の佐野正輝役に水野勝(BOYS AND MEN)、「給食廃止」を推し進める教育委員会の鏑木役に直江喜一、国語教師の磐田役にドロンズ石本ら個性豊かな俳優たちが集結する。
2019年7月下旬から埼玉県にある学校をそのまま使用してドラマの撮影からクランクインした『おいしい給食』。綾部真弥監督は、夏休み期間を丸々使った撮影で「子供たちのかけがえのない時間に撮ることができました」と語る。
「この夏はもう二度とこないし、青春そのもののような映画だと思います。ただのコメディなんですけど、それだけではない部分も感じてもらえたらいいなと思っています」
市原は、撮影前の衣装・小道具合わせ後、もう一度衣装合わせを志願したり、クランクイン前日に綾部監督と電話で眼鏡をかけるか、かけないのかの相談をしたりと、ギリギリまで甘利田というキャラクターを作り上げたという市原。
「お願いした際に、いろいろ持ち寄っていただいたんです。時計にしてもおしゃれすぎたり、個性が強すぎたりとイメージに合うものがなくて、ちょうどスタッフがいい時計をつけていたのでお借りしたらしっくりきて。ネクタイもリアルにその時代のものを持っていたプロデューサーからお借りしました。水色のパッツパツのスラックスも後から持ち寄っていただいた物を使用しました」
武田は撮影中、笑いをこらえるのが大変だったという。
「市原さんの甘利田先生の演技があまりにも面白すぎて笑いをこらえるのが本当に大変でした!特に劇場版の予告編の最後に使われている映像で『ひーひーふー』といきなり練習し始めて、台本に書かれている以上のことをその場で瞬間的に演じられるのはすごいなぁと思いました。このシーンだけではなく給食のシーンとか本当におかしすぎて」
本作で初めて教師役を演じた武田。
「リアル中学生がたくさん撮影に参加していたので、かわいらしいなと思っていました。みんな本当に元気で、本物のクラスみたいな感じでした。移動のロケバスの中でも生徒たちの中にいると、クラスの中にいる先生みたいな感じに自然となっていました」
ドラマのストーリーで欠かせないのが、甘利田の永遠のライバル・神野ゴウ。ゴウを演じた佐藤は撮影をこう振り返る。
「給食時の甘利田先生の行動に、生徒たちは真面目に歌っているのに、先生のあの踊りが視界に絶対入ってくるんです。必死に笑うのを我慢していましたが、どうしても笑ってしまいNGを出すこともありました。特に劇場版での給食のシーンのポーズに、最初見たときは“えええ!!!”と驚きました。他の子もみんな大爆笑していました」
そんな愛くるしい佐藤を、市原は大絶賛している。
「撮影を重ねる毎に、どんどん変わっていくのが分かりました。作品作りの緊張感を味わいつつ、まずは『おいしい給食』の現場を楽しんでほしいと思っていました。同時に、映画作りの本質を捉えてくれたらうれしいという期待もありました。渡り廊下で涙するシーンでは“すごい!”と感激しました。試写の上映後に大志(佐藤)の姿を見つけた瞬間、ギュッとハグをしてしまいました。形だけでなく、感情を映し出すことが役者として大切なことだと思っています。神野ゴウの感情がスクリーンにしっかり映し出された瞬間を目にして、うれしさが込み上げるとともに感慨深かったです」
撮影終了時、市原は暑い夏の間に一緒に撮影に臨んだ生徒たちに感謝と称賛の言葉をかけ、記念撮影をした。
「夏休みの中、遊びたい気持ちがあったと思いますが、今回の経験は(君たちの)同級生がうらやむような経験。今回この作品をやり遂げた皆さんは勇気や希望、力を与える側になったということです。そのことを忘れずに、ずっと続けて自信をもってこれからも日々過ごしてください」
共演陣も、綾部監督と一緒に笑顔で記念写真撮影大会に。
「ドラマから変わらずの白ジャージと赤いポロシャツ姿なので見逃すはずはなし。僕の活躍もぜひ注目してほしいです!」(辻本)
「学生時代から見てきた憧れの役者・市原隼人さんと初共演できて本当にうれしかったです。この作品に新しい風を巻き起こせたと思います。公開まで楽しみに待っててください」(水野)
「とにかく楽しんで、お腹を空かせて観てね」(ドロンズ石本)
そして市原は、本作を“生涯愛する作品”と断言し、仕上がりに自信を見せた。
「ドラマもでしたが、劇場版もすごい仕上がりになっているので、絶対に楽しんでもらえると思います。ぜひ劇場に足を運んでいただけるとうれしいです」
「劇場版 おいしい給食 Final Battle」
3月6日(金)よりユナイテッド・シネマ豊洲ほか全国公開
<ストーリー>
1984年。給食マニアの教師・甘利田幸男(市原隼人)に衝撃が。なんと、学校から給食がなくなるというのだ。「どちらがよりおいしく給食を食べるか」という超絶給食バトルを甘利田と繰り広げている生徒の神野ゴウ(佐藤大志)は、【給食改革】を目指し、生徒会選挙に出馬すると宣言。そんな2人を見守る新人教師の御園ひとみ(武田玲奈)の心労は果てしない…。給食一筋ウン十年。甘利田は愛する給食を守るため、史上最大の給食バトルに打ってでる。
<キャスト>
市原隼人
武田玲奈/佐藤大志 豊嶋花 辻本達規(BOYS AND MEN)/水野勝(BOYS AND MEN) 直江喜一 ドロンズ石本/いとうまい子 酒向芳
<スタッフ>
監督:綾部真弥
脚本:永森裕二、綾部真弥
プロデューサー:岩淵規 撮影:小島悠介 照明:大庭敦基 録音:井家眞紀夫 美術:伊藤悟 フードスタイリスト:松井あやこ
ロケーション協力:比企フィルムコミッション/埼玉県川島町/埼玉県川島町教育委員会
主題歌:松本大輝「君の花」作詞作曲:こんどうたかふみ 歌:松本大輝(AMG MUSIC)
制作プロダクション:メディアンド
企画:AMGエンタテインメント/イオンエンターテイメント
製作:「おいしい給食」製作委員会
配給:AMGエンタテインメント/イオンエンターテイメント
公式サイト:https://oishi-kyushoku.com/
©2020「おいしい給食」製作委員会