『麒麟がくる』染谷将太「ぶれないピュアさを持ち続けたい」“新しい織田信長”演じる思い語る

ドラマ
2020年03月08日
『麒麟がくる』

 大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK総合ほか)に出演する染谷将太からコメントが届いた。

 染谷が演じるのは、明智光秀(長谷川博己)が尾張で出会う織田信秀(高橋克典)の嫡男・信長。先週放送の第7回の終盤、尾張に潜入した光秀は、漁に出ている信長の姿を見るため海へと向かった。そこで明け方、漁から戻って来る漁船の船主に立つ青年・信長と初めて対面した。

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 信長を15歳から演じる染谷は「まさか自分が織田信長役を演じる日が来るなんて思ってもいませんでした。『革新的な織田信長をゼロからつくりたい』とスタッフの方からお聞きし、新しい織田信長を演じられるという喜びと同時に責任も感じています」と。

『麒麟がくる』

 役柄については「織田信長はとても好きです!これまでの大河ドラマの印象もありますが、うつけもので、ちょっと荒くれ者で、カリスマ性があるけど、謎。えたいのしれない、化け物感みたいなものを感じていました。『麒麟がくる』の織田信長はとてもピュアな少年です。ピュアすぎるが故に狂気的に見えてしまい、周りからは理解されず、孤独になっていく人物です」と説明し、「ぶれないピュアさを根底にもっていますので、それを死ぬまでずっと持ち続けたいと思っています」と力を込めた。

『麒麟がくる』

 さらに「今回は、皆さんが思い描いているこれまでの織田信長像とは全く違うと思います。『麒麟がくる』の物語の中に生きている“一人の人間”として、フレッシュな気持ちでご覧いただき、『あ、これも織田信長だね』と思っていただけるとうれしいです。ぜひ最後までお楽しみいただきたいと思います」とPRした。

 制作統括の落合将は「第8回からいよいよ織田信長が本格登場。これから信長の嫁・帰蝶(川口春奈)を通じて、明智光秀と運命の出会いを果たします。染谷将太さん演じる織田信長(登場時15歳)は今までに誰も見たことのない織田信長です。それは一言でいうと『強さと弱さを併せ持った信長』です」と説明。

 続けて「弟ばかり溺愛する母に疎外され、偉大な父には近づくことができず、孤独な少年は、同年代の少女・帰蝶と出会ったことで、心の平安を得て、尾張統一に向けて戦い始めます。そんな難しい役を染谷さんは軽々と演じてくれています。ぜひ視聴者の皆さんには織田信長というイメージを全て捨てて、『尾張の小さな大名の若君』として見ていただき、その行く末を見守っていただければと思います。本能寺が起こるまでまだ35年、青年十兵衛とうつけの少年信長がどう戦国の大海に漕ぎ出していくのか、楽しみにしていてください」とコメントしている。

 第8回「同盟のゆくえ」では、尾張の海辺で漁師たちから慕われている奇妙ないでたたちの織田信長(染谷)を目の当たりにした光秀(長谷川)。この男に帰蝶(川口)を嫁がせていいものかと葛藤する光秀だが、母・牧(石川さゆり)は美濃の国の行く末のことを一番に考えることが大事だと告げる。光秀が自分の気持ちに応えることがないと分かった帰蝶は、光秀の口から「尾張に行って美濃にない海を見るべきだと、背中を押してほしい」と条件をつける。

大河ドラマ『麒麟がくる』
NHK総合ほか
毎週(日)後8・00~8・43

©NHK

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