6月5日(金)公開の長編アニメーション映画第2弾『泣きたい私は猫をかぶる』の本予告と本ビジュアルが解禁。さらに、追加キャストに声優の山寺宏一、おぎやはぎの小木博明、主題歌にはヨルシカの書き下ろし楽曲「花に亡霊」が決定した。
本作の主人公・笹木美代(声・志田未来)は、いつも明るく陽気な中学二年生の女の子。空気を読まない言動で周囲を驚かせ、クラスメイトからは「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれている。しかし本当は周りに気を使い、「無限大謎人間」とは裏腹に自分の感情を抑えて日々を過ごしていた。そんな彼女はまっすぐで熱烈な恋に落ちている。思いを寄せるクラスメイトの日之出賢人(声・花江夏樹)に毎日、果敢にアタックを続けるが全く相手にされない…。それでもめげずにアタックを続ける彼女には、誰にも言えないとっておきの秘密があった。伊勢湾を目の前に臨み、焼き物で栄えた街並みが印象的な愛知県常滑市を舞台に繰り広げられる、ちょっと不思議で、観客に幸せを届ける物語。
公開された本予告映像では、ヨルシカの主題歌「花に亡霊」が本作の世界観を音楽で表現しており、ムゲの日之出へのまっすぐな思いをより一層引き立て、物語をより深くより鮮やかに紡いでいる。主題歌を担当するヨルシカは、これまでに顔出しを一切していないにも関わらずMV総再生回数が2.9億回を突破するという驚異の超大型“ネット系ブレイクアーティスト”。ボーカルを務めるsuis(スイ)の透き通った歌声や、まるで小説を読んでいるかのように綿密に築き上げられた世界観が若い世代からの人気を呼び、「2020 年 ネクストブレイクランキング」の10代・20代部門で、King Gnuに続く2位を獲得するなど、話題の2人組バンド。
また、主人公・ムゲを「猫」世界へと導き、物語のカギを握る猫店主役に、山寺宏一が決定。日之出の声を担当する花江は、声優界のレジェンドである山寺に憧れて声優界入りしたということから、まさに夢の師弟共演が果たされたという点も、今作の大きな見どころのひとつとなりそうだ。
さらに、ムゲや日之出の学校の担任・楠木先生には、これまでに映画『マダガスカル』でのキツネザル役の声優が高評価を受けるなど、近年でもドラマや映画に出演し幅広い活躍を見せるおぎやはぎの小木博明が決定した。本作の演出家が大ファンという理由で、予め小木をイメージして作られたムゲと日之出の担任「楠木先生」。生徒思いで、マイペースな性格も小木自身を彷彿とさせるキャラクターとなっており、本人そっくりのビジュアルとなっているのも見どころだ。
<猫店主役:山寺宏一コメント>
◆ご出演がきまった際のご感想を教えてください。
作品の内容を知る前に、主演が志田未来さんと花江夏樹君だと聞き、共演出来るころをうれしく思いました。花江君は嫉妬するほどの活躍をみせている事務所の後輩。志田さんは「女王の教室」から注目していた大好きな女優さんで、この作品においてもその天才振りを発揮していて、ますますファンになりました。
◆演じられたキャラクター“猫店主”について教えてください。
不気味で、トボケてて、掴みどころがない、なんともユニークなキャラクターです。演じていて本当に楽しかったです。
◆見ていただく方へメッセージをお願いします。
主人公二人の揺れ動く心情、日常の風景、摩訶不思議な猫の世界、どれもが繊細かつ丁寧に描かれているすてきな作品です。悩み多き多感な10代はもちろん、いろんな世代の方々に見ていただきたいと思います!
<学校の担任・楠木先生役:小木博明コメント>
◆ご出演がきまった際のご感想を教えてください。
僕をキャスティングしてくれるスタッフの気がしれないと思いました(笑)。前回アフレコした時は海外作品だったので、現場に海外スタッフが多く、イントネーションとか通訳をかいしてやったのでその時はリラックスしてできましたが、今回は日本のアニメーションだったから日本のスタッフがたくさんいて緊張しました。
◆演じられたキャラクター“楠木先生”について教えてください。
実は最初オファーをいただいたときに、当て書きだということを事前にお聞きしました。キャラクターの楠木先生が眼鏡かけているし、ちょっと歳をとっていて、太った感じにみえたし、なんだかそれも僕っぽく再現されていたので、半信半疑ではありましたがその気持ちでアフレコにのぞみました。ですので、キャラクターの見た目が僕に似ているものですから、そのまんまでやらせてもらいました。正直、アフレコを終えた今でも半信半疑です(笑)。
◆見ていただく方へのメッセージをお願いします。
ちゃんと家族で見れるような作品です。大人も子供も楽しめる作品ですし、みんなに見てほしいです。僕は家族愛があるものが大好きなので、この作品はぜひ家族でも見てほしいですね。あと、僕のところも良い先生だなと思って見てくれたらありがたいですね(笑)。こんな先生いたらいいな!みたいな(笑)。映画なので長いかもしれませんが、映画館ではスマホを見るのを我慢してくださいね。
<主題歌 ヨルシカ コメント>
昔から映画をよく見ます。暇になるたびに邦洋問わず鑑賞するのですが、音楽と調和した一本を見た時の感動はほかには代え難いものがあります。特に物語の個性と、音楽の個性がぶつかり合った作品に心引かれます。
初め打ち合わせで監督の方に言われた言葉は「自由に作ってみてほしい」でした。ヨルシカは基本的にコンセプトが軸にある音楽を出しているバンドで、話をいただいた時は新たなコンセプトアルバムを作っている最中でもありました。僕はその言葉がうれしくもあのりつつ、つまりは、作品という枠組みの中で支える音楽ではなく、枠組みの外で泳ぐ自由さを求められているのだと捉えました。
今回使っていただいた主題歌はヨルシカとしての作品性をそのままアウトプットしたものでもあり、この映画の創造力とぶつかり合って輝くような、独立した二作品が綺麗に調和を保っているような、そんな景色を作る音楽になっていればと、そう願っています。映画館で鑑賞出来ることをひとつの楽しみにしています。
映画『泣きたい私は猫をかぶる』 6月5日(金)全国ロードショー
【SATFF&CAST】
監督:佐藤順一、柴山智隆
脚本:岡田麿里
出演:志田未来、花江夏樹、小木博明、山寺宏一
公式サイト:nakineko-movie.com
© 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会