NEWS・加藤シゲアキの初エッセイ集「できることならスティードで」が発売中。
本書は、パリやニューヨーク、スリランカ旅の話から学校に行く意味を真摯に考える「小学校」、2019年7月に亡くなられたジャニー喜多川氏との邂逅をつづった「浄土」など、加藤が文芸誌「小説トリッパー」で4年間にわたり“旅”をテーマに連載したエッセイをまとめたもの。
そこにプラスして、単行本のために加藤が新たに書き下ろしたエッセイ1編と掌編小説3編、加藤が撮影した写真も収載されている。
作家・中村文則も「面白くて、とても惹き込まれた。旅を、あるいは何か新しいことを、自分でも始めたくなる」と絶賛している。
<加藤シゲアキ コメント全文>
この度小説トリッパーで四年前から連載させていただいた「できることならスティードで」を、エッセイ集という形で出させていただくことになりました。これまで小説はいくつか出させていただきましたが、エッセイを上梓するのは初めてでいつになくドキドキしております。本作に含まれる各エッセイには、旅というテーマを設けています。それぞれに様々な旅がありますが、全ての旅を一言で言えばそれは「思索の旅」です。四年間で思ったあらゆることを、そのときどきで自由に、かつ赤裸々にまとめてまいりました。ですので自分の内をさらけ出すような気恥ずかしさはありますが、読んで頂いた方にはきっと、遠くへ飛んでいくような浮遊感、あるいはステップで楽しむ地面の感触、空気の匂いや風の音、そういったものを味わっていただけるのではないかと思います。ふと思い立って旅に出掛ける気分で、気軽に読んでいただければと思います。
「できることならスティードで」
著者:加藤シゲアキ
出版社:朝日新聞出版
ISBN:978-4-02-251669-5
定価:1400円+税
https://www.amazon.co.jp/dp/4022516690