『Zの選択 #2度目の就活しますか?』(Eテレ)の第1回が3月28日(土)深夜に放送される。
この番組は、自分の生き方に悩むZ世代(1995年以降生まれ)のための人生の図鑑のようなドキュメンタリー番組。番組では、生まれたときからデジタルに囲まれ、物心つく頃にはSNSを使いこなしてきた“ソーシャルネイティブ”と呼ばれるZ世代に密着。新しい価値観を持つと言われる彼らが人生の岐路でどんな選択をしようとしているのか、その選択の背景には、どんな価値観があるのかを描く。
第1回は「転職」をテーマに、Z世代が仕事に求めるものとは何なのか。さまざまな理由で「2度目の就活をした」、あるいは「している最中」のZ世代が登場する。
1人目は、退職代行会社の社員の22歳。飲食店のアルバイト店員から正社員になったが、長時間労働の日々。恩義もあって2年間悩んだが「全てをリセットしてゼロからスタートしたい」と退職を決意する。
「一度の人生なのになんで我慢してたのか!」というくらい晴れ晴れしたと同時に「(退職という)人生の大きなターニングポイントに関わる仕事をしたい」と考え、そのとき利用した退職代行会社に再就職。在宅ワークで出社も週に1回、時間にも気持ちにも余裕ができたというが…。
2人目は、公務員を辞めて音楽関係の仕事に就きたいと就職活動をする26歳。大学を出て役所勤めになって2年目。学生時代から作曲活動をしていたが「音楽だけで食うのは難しい」「アフター5で作曲活動できればいい」と考えて就職先を選んだ。
仕事にはようやく慣れたが、実は職場の派閥になじめず窮屈な気持ち。先輩は「3年は続けたら?」と言うけど「生活費を稼ぐために選んだ仕事でこんなイヤな思いをしたくない」「どうせなら音楽関係の仕事がしたい」と思い、2度目の就職活動を決意する。
テーマ曲は自身もZ世代のmaco maretsが手掛け、Z世代ならではの想いをオリジナル楽曲「Howl」に込めている。
『Zの選択 #2度目の就活しますか?』
Eテレ
3月28日(土)深0・30~1・00
©NHK