袴田吉彦「やはり不倫は誰も幸せにならない…」『女ともだち』紙上記者会見

ドラマ
2020年04月18日
『女ともだち』

 真夜中ドラマ『女ともだち』(BSテレ東ほか)に出演する原沙知絵、磯山さやか、袴田吉彦、竹財輝之助が“紙上記者会見”を開催。ドラマで演じた役や撮影時のエピソードについて語った。

 柴門ふみの同名小説をドラマ化した本作は、恋愛・結婚・不倫などに直面し、揺れ動く女性の心理や葛藤など、時代設定を令和にアレンジ。4月18日(土)放送の第2話では、セツの親友・小野沢ちさと(磯山)とちさとの夫で浮気を繰り返すミツル(竹財)を中心に物語が進んでいく。

『女ともだち』

◆自分の演じた役柄やその魅力を教えてください。

原沙知絵:ずっと悶々と自分の人生と仕事のバランスに迷い、悩んでいる40代の女性です。成長していく過程で苦しい心情のシーンが多いのですが、成長していく姿を注目してもらえたらと思います。

磯山さやか:私が演じる小野沢ちさとは、カッコよくて仕事ができる旦那さんと、かわいくてしっかりした息子をもつ主婦です。一戸建ての家に住んで、はたから見たら幸せそうに見えるかもですが、旦那さんが浮気を繰り返すという切ない面もあります。それを許してきた事に寛大さもあり、母の強さもあるのですが、実は旦那さんに強く言えなかったり、流されてしまったりするところも。旦那さんとのシーンは、ひどい事をされたり悲しい場面も多いですが、それでも旦那さんを愛してるんだなと可愛らしく見えるように演じたので、悲しさとうれしさのギャップを楽しんでいただけたら。

袴田吉彦:まぁ。やはり不倫というものは誰も幸せにならないのだなと…。平井という役を演じて、あらためて心に身に染みております(汗)。そんな平井(袴田)を見てください!

竹財輝之助:浮気を繰り返している売れっ子カメラマンで、寂しい男です。常に誰かに側にいてもらうことで自分を保っているのかなと思います。一人では何もできない甘ちゃんな男。

◆一番印象に残っているシーンは?

原:普段大声でけんかすることはまったくしないので、磯山さんとのけんかのシーンは印象に残っています。

磯山:1話のアミーゴスでのシーンは思い出深いです。撮影初日に4人での10ページくらいの会話劇、本当に緊張感がありました。テイクを重ねるごとにチームワークが増して、本当に楽しかったです。その後のアミーゴスでの撮影は楽しみになり、役柄的にも息抜きができる場所になりました。

袴田:(第1話の)原さんに膝枕してもらったシーンです。背中に汗かきました!(笑)

竹財:『二人とも愛している』とちさとに本気で言っているシーン(第2話) 。感情の持って行き方が難しかったので印象に残っています。

◆撮影中のエピソードを教えてください。

原:初日から長い時間、限られた少ない人数での撮影でしたので、普通の連続ドラマよりも全体の撮影時間は短いですが、濃厚に皆さんと時間を過ごさせていただいているというような印象です。撮影が始まって間もなくから、世界中でコロナウイルスに関する感染被害が広がり、今は現場も中断していますが、皆さんが体調など整えて万全の状態で再開できる日を待っています。

磯山:アミーゴスでの撮影は楽しいです。スタッフさんや共演者さんともコミュニケーションがとれます。原さんは、いつでもナチュラルで心地よい空気を作ってくれます。私の事も心配してくれたり、先生のような優しさです。息子のチー助は、撮影をしていない時でもママ、パパと呼んでくれて。お昼はママを見ていたいと、私の方を見ながらご飯を食べてくれた愛しい存在です。あと、小野沢家のシーンは毎日修羅場のようなシーンがあったので、大変でした。そして常に監督、プロデューサー陣やスタッフさんが、このシーンの男心、女心が理解できる、できないと話していて面白かったです。

袴田:ずっと原さんと2人だったなと。演技も含め結構甘えさせてもらいました!

竹財:僕の初日が家に飾る家族写真を撮影する日だったのですが、実際にカメラマンとして家族を撮らせてもらいました。幸せな家族を感じられました。そのことが撮影中、ずっと救いでした。

◆それぞれの相手役についての印象は?

原:袴田さんとは、以前夫婦役をやらせていただいたことがあり、今回は不倫相手という設定ではありますが、とても親近感を感じています。袴田さんは、とてもピュアにお芝居されるので、言葉や感情のキャッチボール次第で、いろんな反応を返してくださる役者さんです、嘘のないようなお芝居をしなければと心がけています。

磯山:竹財さんは優しい方です。息子のチー助ともよく遊んでました。野球をやられていて、私もチー助も野球好きなので、みんなで野球ごっこして遊んだりしてました。野球選手モノマネでは、年代が違いすぎて、チー助と噛み合ってなかったのが面白かったです。お芝居でも、やりやすいように気にしていただいたり、カッコ良く、ツッコミどころがあるミツルさんでいてくれたので、おかげで「はぁっ!?」って一喜一憂できました。

袴田:原さんは大人の女性だなぁと。セツにピッタリだなと感じました。共演はあるのですが、最初は結構緊張したのを覚えています。笑

竹財:(磯山さんは)ちさととして包容力を持って存在してくれたので甘えっぱなしでした。僕とのシーンは本当にしんどかったと 思います。感謝しかありません。

◆ドラマの中盤(5月)以降の見どころ教えてください。

原:セツや、ちさとの生活環境がどう変化していくか、他にも個性的な女性たちの人生模様もお楽しみください。

磯山:とにかく、セツとちさとのそれぞれの展開が見所です!セツの苦悩、ちさともミツルさんとの関係をどうするのか。そして、アミーゴスに現れる人達の恋愛模様、素敵だったり、人間の怖さを知ったり面白いのでお楽しみに。

袴田:セツと平井。ちさととミツルの関係がどうなっていくのか、終盤目が離せません。ぜひ注目してください。

竹財:物語が動いてきて、セツとちさとがどういう答えを出すのかが見どころではないでしょうか。

<第2話(4月18日(土)放送)あらすじ>
夜、眠れないちさと(磯山さやか)に蝉の鳴き声が聞こえるが、窓を開けると止む。隣のベッドは空のまま。夫のミツル(竹財輝之助)は帰ってこなかった。翌日、アミーゴスに出勤したちさとはその話をするが、皆に一笑される。ロシア語の本を見つけたセツ(原沙知絵)は、また翻訳の仕事を始めようかと言うちさとに、幸せな主婦が働き始めるには原因があると勘繰る。
浮気はしょっちゅうのミツルだったが、今度はちょっと違う気がすると言うちさとは、明日から実家の九州に帰っている間にミツルが女を連れ込むのではないかという想像に苛まれていた。そんなちさとが家に帰ると、ミツルは何事もなかったように帰ってきており、幸せなひと時が訪れるが…。

真夜中ドラマ『女ともだち』
BSテレ東・BSテレ東4K
毎週土曜 深0・00~0・30

テレビ大阪
毎週土曜 深0・56~1・26

※NTTぷらら「ひかりTV」で1週間先行配信

番組公式HP:https://www.bs-tvtokyo.co.jp/onnatomodachi/

©「女ともだち」製作委員会2020

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