連続テレビ小説『エール』の主人公のモデルとなった作曲家・古関裕而の楽曲を集めたCD「あなたが選んだ古関メロディーベスト30」が4月29日に発売された。
古関裕而が作曲した多くの作品の中から人気投票による上位30曲を収録。人気投票は古関の出身地である福島県の新聞社・福島民報社の企画によるもので、昨年の12月から今年の2月にかけて募集され、約1万7000票が集まった。
人気のトップ3は「高原列車は行く」「栄冠は君に輝く」「長崎の鐘」。そのほか「オリンピック・マーチ」「六甲おろし」「モスラの歌」「とんがり帽子」などの上位30曲に加え、「フランチェスカの鐘」など4曲をボーナス・トラックとして収録。
人気投票の17位に選ばれた「別れのワルツ」は、スコットランド民謡を古関が編曲した作品で、閉店のBGMとしても知られている。日本コロムビアの古関裕而特設ホームページでは、「別れのワルツ」を聞くことができる場所についての情報も募集している。
古関が日本コロムビアの専属作曲家となった1931年に初めてレコード化された古関作品「福島行進曲」、1935年の初ヒット曲「船頭可愛や」、「六甲おろし」の原点となった「大阪タイガースの歌」など全11曲を集めた『古関裕而初期作品集』も配信中。
『あなたが選んだ古関メロディーベスト30(CD2枚組)』
2020年4月29日発売
格:3000円+税