すみだ水族館で、2020年に入って初となる3羽のマゼランペンギンの赤ちゃんが誕生。赤ちゃんペンギンの誕生は開業から8年連続となる。
すみだ水族館で飼育されているマゼランペンギンは、毎年3月から5月にかけて繁殖の時期を迎える。ペンギン「フジ」が3月10日に産卵、産卵より40日目の4月19日にはし打ち(ひなが卵の殻を内側からくちばしでつつくこと)が確認され、4月21日に無事ふ化。今年初となる赤ちゃんが誕生した。
さらに「バナナ」が初めて産卵し、4月23日と27日に2羽がふ化。計3羽の赤ちゃんが同水族館の仲間入りを果たした。3羽とも例年に比べて成長が早く、飼育スタッフに見守られながら、毎日元気に育っているという。
誕生した赤ちゃんは“一人でも多くの人に、すみだ水族館のペンギンたちを知ってほしい、愛してほしい”という想いから「日本で時代を超えて愛されてきたもの」にちなんで「おもち」「おこめ」「きなこ」と命名された。
3羽の赤ちゃんペンギンは、7月初旬ごろにプールデビュー予定している。すみだ水族館の公式Facebook、Twitterでは、赤ちゃんペンギンの誕生からプールデビューまでの道のり、飼育スタッフが赤ちゃんにご飯をあげる様子など随時配信。
すみだ水族館は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、3月1日から一時休館中。再開の予定については、すみだ水族館公式ウェブサイトにて発表される。
<マゼランペンギンの赤ちゃんの紹介>
名前:おもち
両親:アケビ(オス)、フジ(メス)
産卵日:3月13日(金)
孵化日:4月21日(火)
現在の体重:1,328グラム(5月11日時点)
名前の由来:寝ている姿がおもちのようにペタンとしていることから命名。長く伸びるおもちのように、末永く愛されてほしいという願いが込められている。
名前:おこめ
両親:マロン(オス)、バナナ(メス)
産卵日:3月13日(金)
孵化日:4月23日(木)
現在の体重:1,273グラム(5月11日時点)
名前の由来:顔の形がおにぎりのように見えることから命名。日本の食卓に欠かせないお米のように、広く誰からも愛されてほしいという願いが込められている。
名前:きなこ
両親:マロン(オス)、バナナ(メス)
産卵日:3月17日(火)
孵化日:4月27日(月)
現在の体重:421グラム(5月11日時点)
名前の由来:よく食べてよく寝る、とにかく元気な子(げん“きなこ”)だったことから命名。元気いっぱいに育って、みんなを元気づけられる存在になってほしいという願いが込められている。