『素敵な選TAXI 特別編』(フジテレビ系)が、主演・竹野内豊と脚本・バカリズムによる対談を盛り込んだスペシャル版として、5月19日から6月9日まで毎週火曜に放送されることが決定した。
本作は、2014年に放送された主演・竹野内豊、脚本・バカリズムという異色の組み合わせが実現した連続ドラマ。過去に戻ることができる不思議なタクシー“選TAXI”の運転手・枝分(竹野内)と、毎回登場する後悔を抱えた乗客による物語で、竹野内のコミカルな芝居とバカリズムならではの意外性に富んだ展開が話題を呼んだ。
現在、再放送中の本作だが、5月19日から6月9日までは『素敵な選TAXI 特別編』と題し、竹野内とバカリズムによる対談を盛り込んだスペシャル版を送る。
連続ドラマ放送終了後の2016年に放送されたスペシャルドラマ『素敵な選TAXIスペシャル~湯けむり連続選択肢~』の撮影以来の再会となった2人。今回の対談では、撮影現場のエピソードや裏話、さらに視聴者からの質問について、当時を振り返りながらトークを繰り広げていく。久々の再会を喜びながら昔話に花を咲かせた2人が、収録後、今回の再放送についての感想や、視聴者へのメッセージを語った。
<竹野内豊&バカリズム インタビュー>
◆再放送という形で、令和に枝分さんと選TAXIが“戻って”きました。
竹野内:こういう時期ですが、本当に夢がある作品なので、再放送に“選択”していただいてありがたいですね。やはり枝分さんはクスっと笑えて面白いと思います。
バカリズム:ありがたいですね。それに当時は夜10時でしたから、今回早い時間帯に昇格してるんですよね。当時はガムシャラに(脚本を)書いていたので、客観的に見れていませんでしたが、今見返すと自分が書いた気がしないというか、初の連ドラでよくここまでできたなと…(笑)。
◆過去にご覧になっていた方もいれば、今回初めて作品に触れた方もいらっしゃいます。あらためて、お二人から作品の魅力を教えてください。
竹野内:このドラマはバカリズムさんが作ったおもちゃ箱のような作品です。脚本、演出、衣裳、美術など、さまざまなこだわりがちりばめられていて、箱の底を探れば探るほど新しい発見があります。ぜひ、枝分さんのキャラクターと共に楽しんでもらえたらと思います。
バカリズム:一話完結ものですが、細かいところに伏線や各話のつながりなど、遊びがちりばめられています。最終回を見た後に第1話を見ると新たな発見があるはずですし、何回も見れば見るほど味わいが増します。ぜひ今回の再放送だけではなく、DVD BOXもお買い求めいただければと思います!
『素敵な選TAXI 特別編』
フジテレビ系
5月19日(火)後9・00~
出演:竹野内豊、栗山千明、臼田あさ美、三宅弘城、バカリズム、南沢奈央、清野菜名、升毅
<第6話あらすじ>
週刊『少年ストロング』で、人気漫画『おひとよしトレジャー』を担当する編集者の美空(栗山千明)は、締め切り当日になってもあがらない原稿をひたすら待っていた。作者の虫海 暗(三宅弘城)がストーリーに悩み、ペンを止めてしまったのだ。既に3週休載し、もう後がない美空。しかし、必死の励ましもむなしく、虫海はあっさり逃亡。編集長からクビを宣告されて失意の美空は、路上に停まっていた選TAXIに乗り込む。
美空から事情を聞いた枝分(竹野内豊)は、大ファンの『おひトレ』がまたしても休載になると知り、早速「戻りましょう!」と提案。美空は、虫海が逃げる前に戻って、今度こそ逃亡を阻止しようと奮闘する。するとそこへ、友人の佑香(臼田あさ美)から「彼氏が浮気している」と相談の電話が。虫海から目を離せない美空は「今から来て」という佑香の頼みを断るが、しばらくすると、警察から佑香が自殺を図ったと連絡が入る。ショックを受けた美空は枝分を呼び出し、佑香を助けるために再び過去に戻りたいと頼む。しかし、そのためには『おひトレ』の原稿をあきらめなければならない。すると枝分は、原稿と友人のどちらも救えばいいと、ある提案をして…。