6月1日(月)公開の映画「許された子どもたち」の公開記念第2弾として、主人公・絆星と桃子の恋愛を描いた予告編「恋編」が解禁された。
既に韓国で6月6日(土) まで開催中の第21回全州国際映画祭、そして6月9日(火)から6月14日(日)よりドイツで開催される第20回ニッポン・コネクションに正式出品されることが決定している映画「許された子どもたち」。
本作を手がけたのは、これまでに「先生を流産させる会」「ライチ☆光クラブ」「ミスミソウ」など、その衝撃的な内容により作品を発表するたびに物議を醸してきた内藤瑛亮監督。その内藤監督が8年の歳月をかけて構想し、自主映画として完成させなくてはならなかった問題作だ。
実際に起きた複数の少年事件に着想を得たオリジナル作品で、いじめによる死亡事件を起こした加害少年とその家族、そして被害者家族の姿を描いた本作。主人公の市川絆星(上村侑)は、同級生を殺しながらも不処分となり普通の生活を送っていた。罪悪感を持ちながらも罪と向き合えずにいた絆星は、転校先で櫻井桃子(名倉雪乃)に出会う。
学校でいじめを受けており、浮いた存在だった桃子と、かつていじめられっ子だった自分の姿を重ねる絆星は次第に惹かれ合っていく。少年は大人になるにつれ、母離れが必要になる。だが絆星は母親と共依存の関係で、罪と向き合わず逃げる道を選んでいた。そんな絆星にとって桃子と共に生きることは、罪を認め、現実と向き合うことを意味している。しかし、罪と向き合うことは容易ではなく…。
果たして、罪を犯したにも関わらず許されてしまった子どもはその罪をどう受け止め、生きていくのか。大人は罪を許された子どもと、どう向き合うのか。母親との共依存関係で罪から逃れてきた加害者の少年が、母と少女の間で揺れ動いていく…。そんな主人公・絆星と桃子の恋愛を描いた予告編「恋編」が解禁された。
また、今回の予告編でも使用されている楽曲を制作したガールズ3ピースバンド、リーガルリリーのVo./G.たかはしほのかのコメントも到着。「今、きみの吸うタバコがぼくのようで ぼくの吸うタバコがきみのようで 同じ時間にいつでもタイムスリップできるんだ いつでも、心の場所であえますように」と絆星と桃子を想ったコメントを寄せている。
<動画>
■映画「許された子どもたち」予告篇<加害者少年と少女の恋愛篇>
<作品情報>
映画「許された子どもたち」
2020年6月1日(月)ユーロスペースほかにて全国順次公開
■上映日程
2020年6月1日(月)よりユーロスペース、テアトル梅田
2020年6月12日(金)より京都・出町座
2020年6月20日(土)より神戸・元町映画館、広島・横川シネマ
上映決定:名古屋シネマスコーレ、横浜シネマ・ジャック&ベティ、宮崎キネマ館、
別府ブルーバード劇場
主演:上村侑
出演:黒岩よし 名倉雪乃/地曵豪 門田麻衣子 三原哲郎 相馬絵美ほか
監督:内藤瑛亮 脚本:内藤瑛亮 山形哲生
制作協力:レスパスフィルム 製作:内藤組
配給:SPACE SHOWER FILMS
<WEB>
公式HP:http://www.yurusaretakodomotachi.com/
© 2020「許された子どもたち」製作委員会