堺雅人主演の日曜劇場『半沢直樹』(TBS系)の恩返し企画として、「感謝の恩返しスペシャル企画 朗読劇『半沢直樹』」が開催された。
このイベントは、『半沢直樹』の放送に先駆け、今年2~3月にTBSラジオで放送された『TBSラジオ オリジナルドラマ 「半沢直樹」 敗れし者の物語 by AudioMovie®』(https://www.tbs.co.jp/radio/hanzawa_naoki/)で描かれた「聴くドラマ」の演出をヒントに生まれたスペシャル企画。ラジオとのコラボで実現した“『半沢直樹』の世界観を声で届けるエンターテインメント”に、出演者が生朗読するという“舞台演出”が重なった、オリジナルストーリーの特別企画だ。
9月12日に東京・新国立劇場で行われた14時公演では、南野陽子(平山美幸役)×土田英夫(平山一正役)の「黒い二人の日記帳」、尾上松也(瀬名陽介役)×山崎銀之丞(広重多加夫役)の「繰り返される時…」を上演。さらにゲストに伊集院光を加え、南野、土田、尾上、山崎の5人のトークショーが行われた。
「黒い二人の日記帳」では、南野、土田が、半沢直樹(堺雅人)に倍返しされた後、実刑判決を受け、すれ違い別れた平山夫妻が街の定食店で再会するというストーリーを朗読。
「繰り返される時…」では、スパイラルのアドバイザーとして尾上演じる瀬名社長を裏切り、半沢に悪事をばらされた山崎演じる太洋証券の広重が登場。太洋証券を辞職した広重が再び瀬名社長と会うというストーリーを朗読した。
トークショーでは、観客から質問に答えていくことに。「『半沢直樹』に登場するキャラクターで、やってみたい役柄は?」という質問に、尾上は自身が演じた瀬名を選択。歌舞伎俳優の先輩たちの顔芸が話題になっていることから「もう一度最初から撮って何度かドアップで顔芸をやりたい」と明かした。
朗読劇の感想を問われると、南野は「緊張しました。皆さんがテレビで楽しんでくださった役をもう1回できるとは思ってなかったので、何とかしようと思ったんですけど、緊張でうまく大阪弁でせりふを言えなかったり…。やって良かったと思います」と。
山崎は「こういう形で『半沢直樹』の世界を表現できるということは、非常に面白かった。全然違うサブストーリーがそれぞれにあって、それも楽しんでもらえたらうれしい」とアピール。
土田は「作品の懐の深さだなと。これだけバラバラで、あっちいったり、こっちいったりしてると思うんですが、『半沢直樹』という母体があってできること。なによりお客さんがいて生でやれたことは幸せだった」と語った。
尾上は「『半沢直樹』というドラマを通じて、皆さんにお越しいただけて、『半沢直樹』の世界観というのを、自分とは違う視点、あるいは演じ方でまた繰り広げられるというのは作品の力だと思いますし。そういう力を持ったドラマって少ないと思うんです。今日演じられたことも含め、『半沢直樹』という作品に関われたことにあらためてほこらしく感じました。皆さんにこれからも『半沢直樹』を愛してもらえることを願っています」とメッセージを送った。
公演情報
感謝の恩返しスペシャル企画 朗読劇「半沢直樹」
会場:新国立劇場 中劇場
■9月12日(土)後2・00公演
「黒い二人の日記帳」
出演:南野陽子(平山美幸役)×土田英生(平山一正役)
脚本:土田英生
「繰り返される時…」
出演:尾上松也(瀬名洋介役)×山崎銀之丞(広重多加夫役)
脚本:粟島瑞丸
トークショー:南野陽子、土田英生、尾上松也、山崎銀之丞
ゲスト:伊集院光
■9月12日(土)後6・00公演
「繰り返される時…」
出演:尾上松也(瀬名洋介役)×山崎銀之丞(広重多加夫役)
脚本:粟島瑞丸
「おかしな二人の殺人事件」
出演:角田晃広(三木重行役)×佃 典彦(曾根崎雄也役)
脚本:吉井三奈子
脚本協力:今井太郎
トークショー:角田晃広、佃典彦、尾上松也、山崎銀之丞
ゲスト:伊集院光
■9月13日(日)正午公演
「黒い二人の日記帳」
出演:南野陽子(平山美幸役)×土田英生(平山一正役)
脚本:土田英生
「繰り返される時…」
出演:尾上松也(瀬名洋介役)×山崎銀之丞(広重多加夫役)
脚本:粟島瑞丸
トークショー:南野陽子、土田英生、尾上松也、山崎銀之丞
ゲスト:藤森慎吾
■9月13日(日)後4・00公演
「黒い二人の日記帳」
出演:南野陽子(平山美幸役)×土田英生(平山一正役)
脚本:土田英生
「初恋の味」
出演:賀来賢人(森山雅弘役)×尾上松也(瀬名洋介役)
ゲスト:沢城みゆき
声の出演:大塚明夫
脚本:谷口純一郎
トークショー:南野陽子、土田英生、尾上松也、賀来賢人
演出:粟島瑞丸
企画・製作・主催:TBS、TBSラジオ
https://www.tbs.co.jp/event/hanzawa_naoki/
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