生田斗真「黒柳さんと恋人役をさせて頂けるなんて」朗読劇「ハロルドとモード」開幕

エンタメ総合
2020年09月29日

撮影:濱谷幸江

朗読劇「ハロルドとモード」が9月28日(月)に開幕し、出演者の黒柳徹子と生田斗真、脚本・演出を務めたG2よりコメントが到着した。併せて、舞台写真も公開。

「ハロルドとモード」は、1971年にアメリカで公開された映画で、ブラックユーモアが随所にちりばめられた、79歳と19歳という年齢差のあるちょっと変わった2人のラヴストーリー。生きることの楽しさをコメディータッチで描いた、公開から約半世紀たった現在でも多くのファンを持つ作品だ。

1977年にジャン=ルイ・バローの演出により舞台化された後、同じくバローの劇団の来日公演が上演されるなど、ストレートプレイからドラマリーディング、ミュージカルと、キャストや上演形態を変え幾度となく上演。今作では、これまでに数多く脚本・翻訳・演出を手掛けてきたG2が、新たに朗読劇として脚本を書き下ろした。

出演は、79歳のチャーミングな女性・モードに黒柳徹子、モードに恋する19歳のやんちゃな少年・ハロルドに生田斗真。さらに趣里、浜田信也、相島一之、秋本奈緒美と豪華な顔ぶれで、型破りな2人の生き様と恋模様を描き出す。

舞台初共演となった生田について、黒柳は「とても大人っぽく男性的なので、私はひきずられっぱなしです。何歳なのかは伺ってないのでわかりませんが、堂々としていて、魅力的です。こういうかたと芝居できてラッキーです」と絶賛。

生田も「日本にテレビが普及した時から今日に至るまで、たくさんの日本人に愛されて続けている、日本のヒロイン。そんな黒柳さんと恋人役をさせて頂けるなんて夢にも思わなかった事です。稽古場でもいつも可愛いお洋服をお召しになっています。ご自身の信念と誇りを持って毎日を過ごされている姿に沢山のエネルギーと勇気を貰えます」とその魅力を語る。

脚本・演出を手掛けたG2は「1971年に書かれた原作ですが、今の時代にも古くさくなく新鮮に響くセリフが多く、コロナで疲れた心に、なにか新しい明日へのエネルギーを注ぎ込んでくれるに違いありません」とメッセージを寄せた。3名のコメント全文は、次ページを参照。

「ハロルドとモード」は、10月3日(土)まで東京・EXシアターにて上演中。10月14日(水)・15日(木)には、大阪公演も開催される。

撮影:濱谷幸江

<黒柳徹子 コメント>

◆舞台初共演の生田斗真さんの印象をお願いします。

生田さんは、とても大人っぽく男性的なので、私はひきずられっぱなしです。何歳なのかは伺ってないのでわかりませんが、堂々としていて、魅力的です。こういうかたと芝居できてラッキーです。

◆作品の魅力を教えてください。

よほど人間というものを、よくわかってないとこういう脚本は書けないと思います。重たい死というものをひきずりながら軽々と生活していくハロルドとモード。どれだけ明るくやっていけるか、私は79歳のモードより年上になってしまいましたが、まだ、脚本のモードの心の底はわかっていません。面白い脚本ですね。

◆観客へメッセージをお願いします。

朗読劇の面白さを楽しんでくださいませ。みなさまの想像力を沢山、発揮させてハロルドとモードの関係がどうなっていくのか、笑いながら、はらはらして頂けるとありがたいです。相手役の生田斗真さんが男性らしく、魅力的なので、私は、ひきずられっぱなしです。私は稽古中、毎回、終わりのほうで、胸をつまらせています。

<生田斗真 コメント>

◆舞台初共演の黒柳徹子さんの印象をお願いします。

日本にテレビが普及した時から今日に至るまで、たくさんの日本人に愛されて続けている、日本のヒロイン。そんな黒柳徹子さんと恋人役をさせて頂けるなんて夢にも思わなかった事です。稽古場でもいつも可愛いお洋服をお召しになっています。ご自身の信念と誇りを持って毎日を過ごされている姿に沢山のエネルギーと勇気を貰えます。

◆作品の魅力を教えてください。

なんと言っても、黒柳さん演じるモードが可愛らしい事!そして、人生の色々な事を教えてくれるお芝居です。

◆観客へメッセージをお願いします。

人との接点を持ちにくい現在です。それでもお芝居を求めて劇場に足を運んで下さる皆様に全力でお応えしたいと思います。同じ時代に生きて、同じ空間を共有できる喜びと、舞台に立てる喜びを感じたいです。

<上演台本・演出:G2 コメント>

◆稽古の手応えはいかがでしょうか?

黒柳さんはとてもキュート。周囲への気遣いもとても自然で、場がとても和らぎます。斗真くんはとてもナチュラル。芝居へかける静かな情熱を持つジェントルマン。他の皆さんも楽しく、かつ、しっかりと物語空間を創り上げようとする姿勢が素晴らしく、稽古場は私にとって癒やしの場。本番が始まれば、次は客席が癒やし空間に早替わりすることでしょう。

◆作品の魅力を教えてください。

1971年に書かれた原作ですが、今の時代にも古くさくなく新鮮に響くセリフが多く、コロナで疲れた心に、なにか新しい明日へのエネルギーを注ぎ込んでくれるに違いありません。

◆観客へメッセージをお願いします。

朗読劇ゆえに俳優は動きませんが、どうか、皆さんの想像力をフル稼働してイメージしてみてください。そこには、人生が豊かになる秘訣がいっぱいある、はず。

<公演情報>

「ハロルドとモード」
【東京公演】
2020年9月28日(月)〜10月3日(土)EXシアター六本木
チケット料金:S席9,800円 A席8,000円(全席指定・税込・未就学児童の入場不可)

【大阪公演】
2020年10月14日(水)・15日(木)シアター・ドラマシティ
チケット料金:9,800円(全席指定・税込・未就学児童の入場不可)

作:コリン・ヒギンズ
上演台本・演出:G2
出演:黒柳徹子 生田斗真 趣里 浜田信也 相島一之 秋本奈緒美

<WEB>
公式サイト:https://haroldandmaude.jp/

 

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