人気俳優・綾野剛に密着したzero culture特別版『その素顔が知りたい。俳優 綾野剛』(日本テレビ)が11月8日(日)に放送される。
news zeroのカルチャー取材班が「ドクター・デスの遺産 -BLACK FILE-」(11月13日(金)公開)の公開直前のおよそ1か月間、綾野に密着。映画の初号試写会からスタートした密着取材では、映画宣伝のために行うバラエティー番組の打ち合わせやロケにも同行した。
ラーメン店のロケでは、撮影が終わったにもかかわらず、店長と話し込んでいたり、仕事の空き時間に次の番組のリサーチを自ら行ったりと、いつでも全力で取り組む綾野。しかし「自分が天才じゃない事やヘタクソな事も認めて、才能を努力で勝ち取ることが一番の近道だった」と語る通り、綾野にはさまざまな苦悩や葛藤があった。
番組ではそんな綾野の知られざる心の内を探るとともに「ドクター・デスの遺産 -BLACK FILE-」の撮影現場での役作りへのこだわりや、納得するまで模索し続ける姿などを通して、今の綾野がいかに出来てきたのかを伝える。
さらに事務所の後輩でもある坂口健太郎との対談も実現。坂口が初めて連続ドラマに出演したのが綾野主演の作品だった。綾野の故郷・岐阜の話やお互いをどのように見ているかなど、普段はなかなか聞けない話を展開。綾野は今でも忘れることができないという坂口からかけられたある言葉を明かす。
密着中に綾野はさまざまな顔を見せてくれたが、番組ではもう一歩綾野に踏み込むため、珍しい手法でのポートレート撮影を提案。それは約180年以上前に生まれた「ダゲレオタイプ」と呼ばれる撮影手法。銀メッキを施した銅板に被写体を焼き付けるもので“記憶する鏡”と呼ばれている。被写体は30秒間、少しも動かずにカメラと向き合わなければならない。撮影するのは、この手法で“写真界の芥川賞”と呼ばれる「木村伊兵衛写真賞」を受賞した新井卓さん。
新井さんとの打ち合わせ中、綾野はポートレート撮影に挑んだ理由を「自分はどこまで行っても誰かのダミーみたいな感覚があるんです。偽物とまでは言わないけど」と語る。役者になって17年、ひたすら努力を重ねてきた。それは、自分とは違う人を演じ続けるあまり、プライベートで髪の毛を切りに行ったことがないほど。人間・綾野剛を撮ると何が写るのか?撮影中、涙を浮かべた理由とは?
番組情報
zero culture特別版『その素顔が知りたい。俳優 綾野剛』
日本テレビ
2020年11月8日(日)後4・00~4・55
出演:綾野剛、北川景子、岡田健司、前野朋哉、[Alexandros]、坂口健太郎ほか(順不同)