12月31日(木)放送の『RIZIN.26』(フジテレビ系)の対戦カード第1弾が発表され、朝倉海と堀口恭司が再戦することが分かった。
朝倉は、2019年8月の「RIZIN.18」で二冠制覇(当時)を成し遂げていた“王者”堀口をわずか68秒でマットに沈め、大きな話題となった。朝倉の快進撃は続き、わずか2か月後に行われた「RIZIN.19」にも緊急参戦し、バンタム級四天王の一人である佐々木憂流迦と対戦。1Rに強烈なパンチで顎を打ち砕き、完勝を収めた。
この年の大みそかは堀口とのバンタム級タイトルマッチが決まっていたが、堀口がけがによりベルトを返上。アンゴラの“暴走王”ことマネル・ケイプとの再戦で、2R開始早々にパンチによるTKO負けを喫し、王座獲得とはならなかった。
再起戦となった今年8月には、マネルのUFC(アメリカの総合格闘技団体)移籍により空位となった王座を懸け、修斗フライ級世界王者の扇久保博正と対戦。戦略通り1R終盤に右アッパーからの飛び膝蹴りで、第3代バンタム級王者に輝いた。
連続参戦となった9月の「RIZIN.24」では、ノンタイトルでベテラン昇侍と対戦。またしても1Rでマットに葬り、格の違いを見せつけた。
一方、堀口は2018年大みそかに、RIZINバンタム級タイトルマッチでBellator(アメリカの総合格闘技団体)のバンタム級王者、ダリオン・コールドウェルと対戦し王者に輝いた。
2019年4月「RIZIN.15」では、元UFCランカーのベン・ウィンと対戦し、圧巻の1R・KO勝利。6月にはBellator世界バンタム級タイトルを懸けてニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでダリオン・コールドウェルとの再戦に臨むと、3-0の判定勝利をあげ、史上初となる2団体同時覇という偉業を達成し世界的にも大きな注目を集めた。
しかし「RIZIN.18」で朝倉と対戦し、まさかのKO負け。その後、けがにより長期欠場となったため、RIZINとBellatorのベルトを返上していた。
復帰戦となる今大会で、王者・朝倉との再戦で“史上最強のMade in Japan”堀口としてリベンジとともに王座奪還なるか。それとも、堀口不在の間に「さらに強くなった」と豪語する朝倉がベルトを守るのか。
朝倉海 コメント
「ついにこのカードが決まって、僕自身も楽しみにしているし、皆さんも待ち望んでいたカードだと思うのでうれしいです。堀口選手は実績もすごいし日本の格闘技を引っ張ってきたので、一筋縄ではいかないと思いますが、堀口選手を(去年)KOしてから4試合をしてチャンピオンになっているので、前回よりも強くなっていますし、もう一発ぶっ飛ばしてやろうと思います。歴史的な試合になると思うので会場で見てください」
◆視聴者へメッセージ
「堀口選手との闘いは、今年を締めくくる激闘になるので、絶対に見逃さないでください!」
堀口恭司 コメント
「前回、KOで負けたのでやり返したいです、見ていてください。(負けた後)朝倉選手の試合は見てきたし、本当に強いと思う。しかし自分も夏頃から本格的な練習を始めていて、“もう試合ができるかな”というコンディションを作れている」
◆視聴者へメッセージ
「格闘技って野蛮に見られている部分もありますが、ドラマがある、いいスポーツだと思うので楽しみにみてください!」
番組情報
『RIZIN.26』
フジテレビ系
2020年12月31日(木)後6時~
©フジテレビ