藤代冥砂の写真展「山と肌」が12月1日(火)~13日(日)に青山 Nine Galleryで開催される。
『山岳写真とヌード写真を並べて見せたらどうなるのだろう?』そんな素朴な好奇心から生まれた藤代冥砂の写真集「山と肌」。玄光社から2017年に発刊後、満を持しての写真展開催が決定した。
会場では、全ての展示作品を限定数1で販売。販売された作品はあらためて藤代の手により1枚1枚丁寧にプリントを行い、サインを入れて購入者に届けられる。なお、作家も愛用するデザインもクールな「山と肌」フォトTシャツも数量限定で販売。会期中はトークショーも行われる予定となっている。
<写真展ステートメントより>
「写真撮りのバラッド
嗚呼、写すことは難しいことじゃない
ただ目の前に身をまかせ
頭の中を空っぽにするだけ
嗚呼、目を開ければ胸の中に写る
輝かしい光景やあなたとの毎日」
こんな替え歌を口ずさみながら、
頭の中を空っぽにして生きていたら、
僕は山を歩き
女の人を裸にすることが
好きになっていた。
どうか空っぽになって見ていただきたい。僕は空っぽの容器と人生を愛しているのである。
好きなことを並べるだけの手つきを信じているのである。
藤代冥砂
写真展「山と肌」
作者:藤代冥砂
会期:2020年12月1日(火)~12月13日(日)(月曜休廊)
時間:10・00~19・00(最終日17・00まで)
入場:500円
会場:Nine Gallery(東京都港区北青山2-10-22 谷・荒井ビル 1F
https://ninegallery.com
アートディレクション:三村漢
イベント:会期中ギャラリートーク予定(オンラインの可能性あり)
その他:作品、写真集など販売予定あり、作家在廊予定あり(詳細はSNSより)
藤代冥砂 プロフィール
1967年千葉県生まれ。明治大学商学部卒。90年代にデビューして以来、女性のポートレイトやヌードを中心に、旅、風景、ミュージシャン、ファッション、広告などの分野を縦横無尽に横断し、日本の写真界に独自の地位を築き、多くの影響力を与えた。写真集は80冊ほど。「週刊朝日」の表紙連載、女優の写真集シリーズ「月刊アクトレス」などで大衆にも知られる存在となり、写真集を出すたびにスタイルを変えている稀有なアーティストでもある。
小説家としても活躍中。
藤代冥砂写真集『山と肌』
2017年12月7日発売
B4変型判 120ページ
定価:本体2,900円+税
アートディレクション:三村漢
発行:玄光社
©Meisa Fujisiro