ふぉ~ゆ~・辰巳雄大主演の舞台「ぼくの名前はズッキーニ」が2021年2~3月に東京・大阪で上演されることが決定した。
原作は、2002年にフランスで発刊され、世界中でベストセラーとなった小説「ぼくの名前はズッキーニ」。孤独な少年ズッキーニが、母を亡くして引き取られた養護施設で仲間や彼を見守る大人たちと出会い、厳しい現実の中でも前を向いて生きようとする姿は、国境や世代を越えて多くの人の心を動かした。
小説を原作に制作されたアニメ映画は、第89回米アカデミー賞長編アニメーション部門、第74回ゴールデングローブ賞長編アニメーション賞にノミネートされるなど、世界中の名だたる映画賞を席捲した。
この傑作小説を、世界で初めて日本で舞台化することが決定。脚本・演出はノゾエ征爾。音楽劇として上演される本作の音楽を手掛けるのは、SAKEROCKのメンバーとしての活動後、ミュージシャン、作曲家として幅広く活躍する田中馨。
主人公・ズッキーニ役を演じるのは、ふぉ~ゆ~の辰巳雄大。ズッキーニが養護施設で出会う少女カミーユ役を川島海荷が演じる。さらに、稲葉友、上村海成、本多力(ヨーロッパ企画)、三村朱里、伊勢佳世、宍戸美和公(大人計画)、平田満ら実力派のキャストが顔をそろえる。
脚本・演出/ノゾエ征爾 コメント
クレイアニメの映画がとても素晴らしくて、そこから原作小説も読み、この作品に惚れました。子どもを扱っていて子どもも触れやすくしてあるのに、子どもじみた描写をしすぎることなく、光と影がちゃんと描かれている、そこが好きでした。演劇版では生身の大人がそれらを演じることになります。嘘つくことなく、しっかりとこの人間たちの1日1日、瞬間瞬間を謳歌できたらと思います。
彩り豊かなキャストが集まってくれました。
人々の素敵なノイズで溢れた作品になることでしょう。
主演・イカール(ズッキーニ)役/辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)コメント
この作品に携われる事がとてもうれしいです。そして今回日本でノゾエ征爾さん演出のもと、演劇にできるということにものすごくワクワクしています。この物語は養護施設にいる子どもたちが大人に対して考えている本気の意見、大人たちが気が付かない想いがいっぱい詰まっている作品です。僕たち大人が舞台上で誠心誠意子どもになって演じます。時に笑いあり、時に心をぎゅっと掴まれる、そんなストーリーです。ぜひ劇場でお待ちしております。サンキュー!サンキューですっ!
カミーユ役/川島海荷 コメント
孤児院へ入ることになった子供たちのお話ですが、台本を読ませていただいたとき驚いたのは、子供たちの考えていることなどが全く子供っぽくなく、むしろ自立しようと冷静に状況把握しようとしている部分でした。そう感じたからこそ、大人の年齢でもこの役をやらせていただくことに意味があるのかもしれません。
共演者の方たちと良いコミュニケーションを取りながら、この作品の孤独と温かさを共存させた雰囲気を作り出せればと思います。
公演情報
「ぼくの名前はズッキーニ」
原作:ジル・パリス
脚本・演出:ノゾエ征爾
音楽:田中馨
出演:辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、川島海荷、稲葉友、上村海成、三村朱里、本多力/伊勢佳世、宍戸美和公、ノゾエ征爾、平田満
【東京公演】
日程:2021年2月28日(日)~3月 14日(日)全 19公演
会場:よみうり大手町ホール
チケット代:¥10,000(税込・全席指定)
発売日:2021年1月30日(土)AM10・00
【大阪公演】
日程:2021年3月19日(金)~3月21日(日)全4公演
会場:COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
D’apres AUTOBIOGRAPHIE D’UNE COURGETTE de Gilles Parisc Gilles Paris 2002
「ぼくの名前はズッキーニ」日本語版DU BOOKS 2018年、安田昌弘訳
仲介:(株)フランス著作権事務所-Bureau des Copyrights Francais
公式サイト:https://www.ktv.jp/zucchini/
企画・制作・主催:ニッポン放送/関西テレビ放送