加藤シゲアキが昨年11月に新潮社より発表した最新長編『オルタネート』が、「2021年本屋大賞」ノミネート作品となることが決定。本人からのコメントも到着した。
2012年1月に『ピンクとグレー』（KADOKAWA）で、小説の世界に鮮烈なデビューを果たした加藤。以降もNEWSのメンバーとして芸能活動をする傍ら、作家としても活動を続け、数々の話題作を世に送り出してきた。
そんな加藤の3年ぶりの新作長編となる『オルタネート』は刊行直後から話題を呼び、発売から5日目にして緊急重版する事態に。そして昨年12月18日、本作が第164回直木賞にノミネートされたことが発表されると、あらゆるメディアからの取材が殺到。1月5日には、累計10万部（5刷）のベストセラーを記録している。
加藤にとっても、「本屋大賞」へのノミネートは今回が初。また、アイドルの著作が「本屋大賞」にノミネートされるのも今回が初で、直木賞ノミネートに続く歴史的な快挙となった。
なお、これを受けて3万部の増刷が決定し、発売約2ヶ月にして累計13万部（6刷）となっている。2021年本屋大賞受賞作品は、全国の書店員による2次投票で決定され、投票結果は4月上旬に発表される予定だ。
今回の発表に際して、加藤は「本賞に選ばれたこと、すなわち書店員の方々に選んで頂いたことが何よりも嬉しく、また新たなモチベーションが生まれたと感じております」と喜びを語っている。コメント全文は、以下を参照。
加藤シゲアキ コメント
直木賞に続いて本屋大賞にノミネートされたこと、心から光栄に思います。
ここまで作家活動を続けてこられたのは、書店員の方の応援のおかげでもあると常々思っておりますし、その原動力もデビュー作で書店周りをした際にとある書店員の方から言われた「書き続けてください」という言葉であります。
ですので本賞に選ばれたこと、すなわち書店員の方々に選んで頂いたことが何よりも嬉しく、また新たなモチベーションが生まれたと感じております。
書誌情報
『オルタネート』（加藤シゲアキ・著）
2020年11月19日発売
定価：1,650円＋税
発行：新潮社
『オルタネート』公式サイト：https://www.shinchosha.co.jp/alternate/
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