堂本光一主演のミュージカル「Endless SHOCK」が2月12日(金)の東京・帝国劇場公演で上演回数1800回を達成。記念会見に堂本をはじめ、上田竜也、梅田彩佳、越岡裕貴、松崎祐介、寺西拓人、高田翔、椿泰我、松井奏、石川直、前田美波里が登壇した。
本来ならば昨年の3月30日に1800回を迎える予定だったが、新型コロナウイルスの影響で公演は中止に。1年越しの達成に堂本は「皆さんが毎回祝ってくださるので、申し訳ないなという気持ちもあります(笑)。でも、こうやって皆さんが祝ってくださることであらためて気が引き締まる。去年1800回を迎える“はずだった”という思いももちろんありますが、だからこそ今がある。今こうやって幸せなことをかみ締めることができ、とてもうれしく思います」と率直な心境を明かした。
昨年より堂本演じるコウイチのライバル・タツヤを演じている上田は「去年20周年を迎えるにあたって何かお祝いをできるかな、と思っていた矢先に公演が中止となってしまったので、今年はこうやって1800回をお祝いすることができてとてもうれしく思っております」とコメントした。
これまで長年にわたり、堂本と同じ舞台に立ち続けている越岡は「カンパニーの中で最も多く節目を共に経験している男です」とあいさつ。「そうなの!?」と驚く堂本に対し、「僕は“節目本(ふしめもと)光一”を身近で見ています。光一君は年齢と反比例して若返ってるなといつも思うんです。だから、この勢いで2000回いってほしいなと思います!」と期待を寄せた。
すると、2年前の稽古中に越岡がけがをしてしまったことが話題にあがり、堂本は「あのときはマツ(松崎)が代わりに入ってくれてね。でも、そうやって何かあったときにも経験のあるメンバーがやってくれるというのは『SHOCK』の歴史として素晴らしいこと。だから自分も安心して立っていられる」と感慨深げに語った。
また、自身にとっての“Show Must Go On”を問われた堂本は「この言葉は、不思議とそのときの時代によって響きが変わってくるんですよね。昔はけがをしようが何があろうが、待っているお客さんがいるから絶対に幕を上げなければいけない。幕を上げたら何があっても幕を途中で閉じるようなことはあってはならない、というような意味がすごく強かった。でもそれが、つまずいたときに何ができるのか、つまずいたときに後ろを振り返ってみて、そこから新しいものが生まれていく、という風に時代とともに自分の中で“Show Must Go On”のニュアンスが変わっていきました」と言葉が持つ意味の変化を明かし、「今のコロナ禍がまさにそのとき。苦労が多い中で何かいい方向に発想を持っていけば新しく生まれるものもある。そして、世の中が以前のように戻ったときにそれがどういうふうに生きていくのか…そこでまた世の中が変わっていくと思うんです」と自身の思いを語った。
そして、最後に堂本は「1800回という数字は支えてくださった皆さんが作ってくださったもの。客席一人ひとりの皆さんの思いをしっかりと受け止めて、自分としてもその思いに応えるべく努力していきたいと思っています。なので、これからも『SHOCK』という作品を愛していただけたらうれしいです」とメッセージを送った。
また、2月1日より2週間限定公開となっていた映画「Endless SHOCK」が、TOHOシネマズ日比谷で3月31日(水)までロングラン上映されることも決定した。