Aぇ! group正門良規、先輩・加藤シゲアキ原作・脚本の舞台主演に「ビビリまくってました」

エンタメ総合
2021年05月28日

舞台「染、色」

NEWSの加藤シゲアキが自らの短編小説を舞台化、自身初の脚本を手掛けた舞台「染、色」が5月29日(土)より東京グローブ座で上演される。主演を務めるのは、本作が舞台単独初主演となる関西ジャニーズJr.のユニット・Aぇ! groupの正門良規。開幕を前にフォトコールが行われ、共演の三浦透子、岡田義徳、演出の瀬戸山美咲と共に取材会に登壇した。

フォトコールは、正門演じる美大生の深馬が思うように描けず苦悩するシーンからスタート。そこに友人の北見(松島庄汰)や原田(小日向星一)らがやってきて、大学生同士の気の置けない会話が展開していく。深馬が恋人の杏奈(黒崎レイナ)と随分会っていないと聞いた北見の計らいで、彼らのいる美術室を杏奈が訪れる。しばらくして友人たちが寝静まった傍ら、深馬と杏奈が絵を見ながら話していると、ふいに甘い空気に…。

続いて公開されたのは、絵が描けず悶々とした気持ちを晴らすように、深馬が街の壁にグラフィティアートを描く場面。真未役の三浦透子と共に、ダンスを織り交ぜた躍動感あるパフォーマンスで落書きに気持ちをぶつけていく様を表現した。

フォトコール直後の取材会冒頭、フォトセッション中に正門の汗が止まらなくなり、スタッフがタオルを差し出すひと幕も。「すみません…!」と恐縮しながら汗をぬぐう正門だが「汗拭くだけやのに、こんなおっきいタオル来た(笑)」とフェイスタオルを広げる天然な一面を垣間見せ、これには共演者も思わず爆笑していた。

気を取り直して、取材会が再開。昨年の公演中止を経てようやく初日を迎えることについて「ようやくお客さんに直接伝えられるので、すごく楽しみですしワクワクしてめちゃくちゃ気持ちが高ぶってます」と正門。先ほど汗が止まらなかったことを受けて、「気持ちに比例して、汗も出てますねぇ」と笑った。

キャストのあいさつに続き、記者から「クリエイターのお2人もごあいさつをお願いします」と振られた加藤は、「クリエイターの加藤シゲアキです」と“それっぽいあいさつ”をしつつ照れ笑い。「昨年、(演出の)瀬戸山さんと“すごくいい台本ができたね”と話した次の日に公演中止が決定してしまって。それがこうしてもう一度上演する機会をいただけたのがすごくうれしいです」と率直な思いを語った。

事務所の先輩である加藤の作品で主演を務めることについて、正門は「すごくプレッシャー、怖いです。初めてこのお話いただいた時は、ビビリまくってました」と。加藤は「そんな怖くないよ」と笑いつつ、「でもプレッシャーですよね、きっと(笑)。決して簡単ではない役ですし。かと言って正門に合わせるのもある意味失礼かなと思って」と遠慮することなく制作にあたったことを明かした。

稽古場にも何度か足を運んだという加藤。「あまり近くで見たらかわいそうかと思って遠くに座ろうと思ったんですけど、(正門が)“真ん前に座ってください”って。本番さながらの緊張感を僕が毎回与える…みたいな感じで」と笑いながら、「どんどん成長していく姿がたくましくて。初主演舞台なのに、堂々としてるな~と感心してます」と後輩を頼もしそうに見つめていた。

最後に正門は「見に来ていただいた方にしっかりと楽しんでいただけるように、後悔のないように作品を届けたいです。そして、キャストとスタッフの皆さんと全員で千秋楽まで完走できるように頑張ります」と意気込み、しっかりとカンパニーを代表したあいさつで締めくくった。

舞台「染、色」
東京公演:2021年5月29日(土)~6月20日(日) 東京グローブ座
大阪公演:2021年6月24日(木)~30日(水) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

原作・脚本:加藤シゲアキ
演出:瀬戸山美咲
出演:正門良規(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)、三浦透子、松島庄汰、小日向星一、黒崎レイナ、岡田義徳

公式HP:https://www.sen-shoku.com/

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