『情熱大陸』“釣れた”ではなく狙って“釣る”フライフィッシャー・渋谷直人に迫る

エンタメ総合
2021年06月06日

『情熱大陸』

6月6日(日)放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系 後11・00~11・30)に、フライフィッシャーの渋谷直人が登場する。

フライフィッシングのエキスパート・渋谷直人は、秋田県湯沢市出身。奥羽山脈の沢と渓でヤマメやイワナを釣る技術を磨いた。

カゲロウやカワゲラなどの水生昆虫を模したフライ(毛針)で、渓流魚を釣るフライフィッシングは、この釣り独特のフライラインをムチのように操る優雅なイメージで捉えている人も多い。

しかし渋谷のスタイルは、「優雅」以上に「鋭さ」が勝る。「釣れた」をいとい、水面に見える魚だけを狙って確実に「釣る」。番組では、お手製のフライを使って、狙ったイワナやヤマメを百発百中で釣り上げる鮮やかな腕前を捉える。

渋谷は竹竿も自作している。6本の割竹を断面が正三角形になるよう削って貼り合わせ、時間をかけて繰り返し漆を塗って仕上げる。丹念な仕事ぶりは、まさに職人そのもの。

彼の釣り竿はファンにとって羨望の的。完成までに1か月を要する美しい工芸品のようなフライロッドは、注文してから納品されるまで、3年待ちの人気を誇る。漆塗りは生まれ育った湯沢市川連町の伝統産業で、高校卒業と同時に職人である父に師事し、技術を身に付けた。

ただ5月半ばから9月いっぱいは竿づくりをストップし、釣りの仕事に専念。秋田を中心とした東北の川で、魚を釣らせるガイド業に精を出す。竿は持たず、ひたすらゲストに細かくアドバイスをして釣らせる。他人の体を借りて釣りをするような感覚で、自分で釣るのとは違った楽しみがあるという。

番組では、ヤマメやイワナが水面を割って、渋谷が流すフライに食いつく臨場感あふれる映像を多数放送する。

<フライフィッシャー/渋谷直人 プロフィール>
1971年生まれ。釣りを中心にした生活をするため、家業の漆塗りを継ぎ、両親・妻・長男と共に暮らす。テレビや雑誌といったメディアへの出演、フライロッドの製造・販売、東北地方でのガイドを仕事にしていて、見つけた魚をほぼ百発百中で釣る技術が際立つ。

©MBS

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