藤ヶ谷太輔主演「ドン・ジュアン」再演決定!「自分の心がこんなにも動くとは」

エンタメ総合
2021年06月23日

藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)主演ミュージカル「ドン・ジュアン」が、2年ぶりの再演決定。10月7日(木)から梅田芸術劇場 メインホールで、10月21日(木)からTBS赤坂ACTシアターで上演される。発表に合わせて、藤ヶ谷からのコメントも到着した。

藤ヶ谷太輔が初めてミュージカルに挑み、主演を務めた「ドン・ジュアン」は、2019年8月〜10月にTBS赤坂ACTシアター他にて上演。タイトルロールである稀代のプレイボーイを大胆に、かつ繊細に表現し、高評価のうち幕を下ろした。

今秋、待望の再演が決定した本作は、モリエールの戯曲であり、モーツァルト作のオペラ「ドン・ジョヴァンニ」などでヨーロッパを中心に広く知られる「ドン・ジュアン伝説」を、フェリックス・グレイの作曲による情熱あふれる名曲でミュージカル化した作品だ。

物語の舞台はスペイン、アンダルシア。毎夜、欲望の赴くままに女と酒を求め続けて放蕩の限りを尽くす色男、ドン・ジュアン。そんな稀代の色男がいつしか、「真実の愛」によって変貌していく。

貴族の生まれでありながら、快楽を求め続けて悪徳の限りを尽くしていた主人公、ドン・ジュアンが、真実の愛によっていかに変貌していったのか、その変わりゆくさまを軸に描いていく本作。

前回、類まれな官能的な世界観を見事に体現してみせた藤ヶ谷。今回の再演では、作品の中で人物の変化を、愛に溺れてゆく様をみせていくという、新たな挑戦となりそうだ。

初挑戦となった前回を振り返って、藤ヶ谷は「ミュージカルで、自分の心がこんなにも動くとは思ってもみませんでした。自然に涙が出てきたり、怒ったり……20数曲、ライブよりも多いような曲数に苦戦もしましたが、その苦しみがドン・ジュアンの苦しみにも通じるところがあったのかも」と語る。

続けて「僕はこの『ドン・ジュアン』で、生田さんはじめ、スタッフの皆さんやカンパニーの皆さんからミュージカルの楽しさや難しさというものを教えていただきました。今またこの作品に再会して、また新たな冒険に出られるのかと思うとワクワクします」と期待感を示した。

ヒロインのマリアは、元宝塚歌劇団トップ娘役で、2021年4月に歌劇団を退団後、本作が初の舞台出演となる真彩希帆。凛とした佇まいと抜きん出た歌唱力で華と実力を兼ね備えた真彩が、フラメンコをベースにした情熱の楽曲を流麗に歌い上げる。

共演の藤ヶ谷について、真彩は「初めてご一緒させていただきますが、直接お会いして物事に真摯に向き合われる方だと感じました。役としてどんなお話ができるか、そして男性とのデュエットも初めてなので、それもすごく楽しみにしています」と述べた。

潤色・演出は、今回も生田大和(宝塚歌劇団)が務める。前回は初めての外部作品の演出として大いなるチャレンジに挑み、好評を博した。また新たな切り口で彩られる、世界中を魅了してきた情熱の物語に期待が高まる。藤ヶ谷と真彩のコメント全文は、次ページに掲載。

藤ヶ谷太輔 コメント

2年ぶりの再演が決まって、ものすごくうれしかったです。前回は、演出の生田さんからいただいた「無謀かもしれないけれど、僕と冒険に出てみませんか」という言葉に惹かれて、お答えしたところから始まりました。
僕はこの「ドン・ジュアン」が初めてのミュージカルだったので、最初は楽譜もほとんど読めず、歌稽古では楽譜の読み方から始まりましたし、フラメンコもフェンシングも初めての経験でした。今思うとよくキャスティングしてくださったな、と思うのですが(笑)。
ミュージカルで、自分の心がこんなにも動くとは思ってもみませんでした。自然に涙が出てきたり、怒ったり……20数曲、ライブよりも多いような曲数に苦戦もしましたが、その苦しみがドン・ジュアンの苦しみにも通じるところがあったのかも、とも思います。
僕はこの「ドン・ジュアン」で、生田さんはじめ、スタッフの皆さんやカンパニーの皆さんからミュージカルの楽しさや難しさというものを教えていただきました。今またこの作品に再会して、また新たな冒険に出られるのかと思うとワクワクします。
カンパニーみんなで愛をもって良い作品を創って届けたいと思っています。ぜひ楽しみにしていてください。

真彩希帆 コメント

「ドン・ジュアン」は、観客として拝見していて、まさか演者として関わらせていただけるとは思ってもいなかったので、お話をいただいてびっくりしましたが、とてもうれしく光栄です。
マリアは彫刻家という仕事に対して誇りを持ち、猪突猛進なところがあると感じますが、私も芸事に対してそういう部分があるので、お稽古で私とマリアの繋がるところを見つけていくのも楽しみです。マリアとして息づくことができればいいなと思っています。
宝塚を卒業して初めての舞台になりますが、新たな世界に出ても、皆さんと話し合ってひとつの作品を創っていく、というワクワク感が一番の楽しみだということは、これまでと変わりません。
藤ヶ谷さんとは初めてご一緒させていただきますが、直接お会いして物事に真摯に向き合われる方だと感じました。役としてどんなお話ができるか、そして男性とのデュエットも初めてなので、それもすごく楽しみにしています。
年齢や性別も関係なしに魂でぶつかり合えるのがミュージカルだと思っています。お客様に楽しんでいただけるよう、ひとつひとつ丁寧に、創っていきたいと思っています。

生田大和 コメント

あの男が帰ってくる。
藤ヶ谷太輔の演じるドン・ジュアンともう一度巡り会える。その報せがどれだけの喜びだったことか!
2年の時を経て、再び相見えるドン・ジュアン、そして彼を取り巻くセビリアの人々。新たなキャストたちと共に、更なる進化を求めて稽古に取り組む日を、今からとても心待ちにしております。
何かが、変わり始めている−−
スペイン・セビリア。赤い大地の上に立ち、そして生きている人々の、愛と呪いの狭間で繰り広げられる情熱の物語が、皆様の心にいつまでも残る舞台となるようキャストの皆様、そしてスタッフ一同と共に歩んでまいります。
どうぞご期待ください。

公演情報

ミュージカル「ドン・ジュアン」
2021年10月7日(木)〜17日(日)梅田芸術劇場 メインホール
2021年10月21日(木)〜11月6日(土)TBS赤坂ACTシアター

作詞・作曲:フェリックス・グレイ
潤色・演出:生田大和(宝塚歌劇団)

出演:藤ヶ谷太輔 真彩希帆 鶴見辰吾 他

公式サイト:https://www.don-juan2021.jp/

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