黒柳徹子と藤井流星による79歳と19歳のラブストーリー!「ハロルドとモード」上演決定

エンタメ総合
2021年07月08日

黒柳徹子が主演を務める朗読劇「ハロルドとモード」が、9月30日(木)より上演決定。藤井流星(ジャニーズWEST)、森川葵、小林大介、石丸謙二郎、高島礼子ら出演者も発表された。

1971年にアメリカで公開された映画「ハロルドとモード」は、ブラックユーモアを随所にちりばめながら、年齢差のあるちょっと変わった2人のラブストーリーと生きることの楽しさをコメディータッチに描き、世界中で熱狂的な支持を得た作品。

ジャン=ルイ・バローの演出により、妻のマドレーヌ・ルノーがモードを演じ舞台化された後も、ストレートプレイからドラマリーディング、ミュージカルと、キャストや上演形態を変え幾度となく上演され続けており、映画の公開から約半世紀経った現在に至っても多くのファンを魅了している。

この「ハロルドとモード」が2020年9月に、これまで数多くの舞台作品の脚本・翻訳・演出を手掛けてきたG2によって新たに脚本が書き下ろされ、朗読劇として上演。舞台セット、衣裳、照明、ピアノの生演奏などにも意匠を凝らし、朗読劇という枠組みを超えた作品創りで話題となった。

本作で、79歳のチャーミングな女性モードを演じるのは、長きにわたり海外コメディ・シリーズで主演を務めてきた黒柳徹子。かつて観劇して以来かねてより出演を熱望していた作品で、昨年の公演で長年の夢を実現させ、今後も黒柳自身のライフワークとして定期的に上演される予定だ。

第2弾公演となる今回、昨年の生田斗真からバトンを受け継ぎ、黒柳演じるモードに恋する19歳のやんちゃな少年ハロルドを演じるのは、昨年上演された「正しいロックバンドの作り方 夏」以来1年ぶりの舞台出演となるジャニーズWESTの藤井流星。本作で黒柳と初共演を果たす。

今回の出演に際して、藤井は「朗読劇と聞き、驚きと新しい経験ができることにワクワクしました。前回は事務所の先輩でもある生田斗真くんがやられていた役なので、同じ役を演じる喜びと同時にプレッシャーもあります」と明かす。

黒柳との共演については「小さい頃からテレビで拝見していた雲の上の存在というイメージで、まだ共演をする実感が湧いていないのですが、貴重な機会を頂けたことに感謝していますし、色々と学ばせていただきたいです」と意気込みを語っている。

前述の黒柳と藤井に加えて、出演キャストには森川葵、花組芝居の小林大介、石丸謙二郎、高島礼子と若手からベテランまで豪華な顔ぶれが集結し、型破りな2人の生き様と恋模様を描き出していく。黒柳と藤井、G2からのコメントは、次ページに掲載。

黒柳徹子 コメント

昨年の朗読劇は、私にとって初めてと言っていい経験でしたけど、皆さまの想像力をいっぱいにさせる、素晴らしいものだと知りました。装置がなくとも、動きがなくても、皆さまの想像力が、それをはるかに上回る、とわかったのです。
好評につき、今年もやらせて頂くことにしました。おもしろいお婆さんモードと、青年ハロルドとのラブストーリーです。ハロルドは、お金持ちの息子ではありますが、孤独で、「人生、死んだ方がまし」と考えているような手のかかる青年です。でも、変わってるモードに対しては、心を許していきます。
昨年は、ハロルド役を生田斗真さんにやっていただきましたが、今回は、ジャニーズWESTの藤井流星さんにお願いしました。
私が、「ハロルドとモード」の舞台を最初に見たのは、1977年。モードを演じたのは、フランスの名優、ジャン=ルイ・バローの奥さんのマドレーヌ・ルノーでした。その後、文学座の先輩でもあった長岡輝子さんの舞台も見ましたが、笑いと涙が交錯して、とっても印象的でした。芝居が終わっても、私はずっと、泣いてたような気がします。その頃から、私は、モードの役を演じてみたいと思っていました。喜劇でも、最後には、泣くこともあるのです。
ぜひ、ご覧ください。お待ちしています。

藤井流星(ジャニーズWEST)コメント

今回の出演が決まり、とてもうれしかったですし、朗読劇と聞き、驚きと新しい経験ができることにワクワクしました。前回は事務所の先輩でもある生田斗真くんがやられていた役なので、同じ役を演じる喜びと同時にプレッシャーもあります。
そして、黒柳さんとご一緒できることは凄く驚きました。小さい頃からテレビで拝見していた雲の上の存在というイメージで、まだ共演をする実感が湧いていないのですが、貴重な機会を頂けた事に感謝していますし、色々と学ばせていただきたいです。
この作品は、最初は変わり者の少年とファンキーな老婦人に見えますが、その裏には様々な事情もあり、話が進むにつれ見えてくる人間らしさや、モードが発する一言一言がぶっ飛んで聞こえるのですが、実際はすごく考えさせられるもので、そこが魅力だと思います。
舞台は、映像と違いリアルタイムでお客さんの反応が返ってくるので、緊張感もありますが逆にそれが楽しくもありますし、毎公演、勉強になります。
朗読劇は初挑戦ですが、素敵なキャストの皆さんとご一緒できることが光栄ですし、すごく楽しみです。
見に来て頂ける方に「ハロルドとモード」を楽しんでもらえるように頑張ります!

上演台本・演出:G2 コメント

朗読劇に全く興味はありませんでした。ですが、徹子さんの「どうしても『ハロルドとモード』をやりたい」という熱意に共感し、昨年、この作品を朗読劇として台本も新たに「今までにない朗読劇を」のスローガンのもと上演しました。
たくさんのお客さまに喜んで頂きましたが、「朗読劇ではなく、普通の芝居を見ているようだった」という感想が圧倒的に多かったのが印象的でした。また私自身、徹子さんの演じたモードがあまりにもキュートすぎて心を奪われてしまうという事件も起きました。
今年、キャストを一新しての再演にあたり、ハロルド役には奇才(と私は勝手に思い込んでますが)藤井流星くんを迎えます。同じ台本・演出でも、作品に必ずや新たな息吹をもたらしてくれることでしょう。私も心を更地にして取り組む所存です。
キュートな装置、グラマラスな衣装、ハートフルな音楽、そして何よりも俳優の息の合ったやりとり、ちょっぴりブラックなジョークの連発に多いに笑っていただき、そして最後は……。
人間や人生についてピュアに感じることができる舞台、生きている素晴らしさを実感できる時間をお過ごし頂けるはず。

公演情報

「ハロルドとモード」
【東京公演】2021年9月30日(木)〜10月14日(木)EXシアター六本木
【大阪公演】2021年10月16日(土)〜18日(月)森ノ宮ピロティホール

作:コリン・ヒギンズ
上演台本・演出:G2
出演:黒柳徹子、藤井流星(ジャニーズWEST)、森川葵、小林大介、 石丸謙二郎、高島礼子

公式サイト:https://www.haroldandmaude.jp/

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