屋良朝幸が主演を務めるミュージカル「ドッグファイト」の合同取材会が、大阪・カンテレ本社で行われた。
本作はベトナム戦争前夜、戦地に赴く前の海兵隊員たちの間で行われたという、一夜限りの王者を決めるゲーム“ドッグファイト”をテーマにしたミュージカル。1991年にアメリカで公開された映画が原作で、2012年にオフ・ブロードウェイのセカンド・ステージ・シアターで上演。日本では屋良主演で2015年に初演、17年に再演され、今回が3度目の上演となる。
屋良が演じるのはアメリカの海兵隊員。取材会では「(アメリカの海兵隊員なので)やはり筋肉がないと…と思い。体が小さい日本人が演じるから仕方ないと思われるのは悔しいので」と体重を増やして臨んだと告白。「半年前からトレーニング始めて本番までにはいい感じに出来上がるんじゃないかと思います!」と意気込んだ。
本作では主演の屋良以外のキャストが一新され、事務所の後輩にあたる小川優(ジャニーズJr.)と今江大地(関西ジャニーズJr.)も出演。「今江は、僕の振り付けで踊ってくれることが多くて、気になっている子です!“ドッグファイト”の出演をつかんで、“今江っていういい子がいる”ということをお客さんに知ってもらえたらいいなと思います。小川君とは今までそんなに接点がなかったので、どんな子なのか、この作品を通して見つけていきたいです!」と先輩としての一面も垣間見せた。
ジャニーズきってのダンススキルを持つアーティストとして活動する屋良は、「とにかくダンスをやりたい。その思いだけで来ました」と当時を振り返る一方、「僕が好きなブレイクダンスなどは、当時はまだまだアンダーグラウンドで、ジャニーズとして、アイドルとしての踊りとのギャップを埋められず、ジャニー(喜多川)さんには迷惑をかけました。“オレはこれをやりたいんです”“じゃ、勝手にやりなよ”というやりとりを何度もして」と亡きジャニー氏との秘話も。
伝説の名プロモーターの手を焼かせながらも、「でも良くも悪くも曲げなかったからこそ、今の自分がある」と胸を張る屋良。「日本のダンススタイルも変化して、今やストリートダンスも受け入れられるようになってきました。ものすごくカッコいい言い方をしたら、時代を先取りしていたんだと思います。もし今、ジャニーさんが天国から見てくれているなら“何やってんだお前(笑)”って言われるかもしれませんが、“まだこのパターンでやってるよ。ここまできたら自分のエンターテインメントをやるよ”と自信を持って言いたい」と空に誓った。
「ドッグファイト」は、東京公演は9月17日(金)~10月4日(月)まで日比谷シアタークリエ、愛知公演は 10月6日(水)に日本特殊陶業市民会館ビレッジホール、大阪公演は10月21日(木)~24日(日)まで、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演。
大阪公演情報
ミュージカル「ドッグファイト」
2021年10月21日(木)~24日(日)梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
主催:関西テレビ放送、梅田芸術劇場
製作:東宝、関西テレビ放送
一般発売日:8月21日(土)あさ10時~