特集番組『#あちこちのすずさん2021〜教えてください あなたの戦争〜』(NHK総合)が、8月12日(木)に放送される。それに先駆け、出演者の八乙女光、伊野尾慧、長濱ねるらからコメントが到着した。
戦争を生き抜いた庶民の生活を描いた映画「この世界の片隅に」の主人公・すずのようなエピソードを#(ハッシュタグ)で投稿する、「#あちこちのすずさん」プロジェクト。3年目となる今年のテーマは「不自由な時代を生き抜いた生活の知恵」だ。
新型コロナの感染拡大により、世界中が必ずしも“平和”とは呼べない日常の中にある昨今。“マスク警察”などに象徴される息苦しい空気は、ともすれば「ぜいたくは敵」「隣組による監視」が日常に入り込んでいた戦争の時代を彷彿とさせる。
そんな戦争という究極の困難を、先人たちはいったいどう生き抜いたのか、そこから知恵や勇気を教わっていく本番組。この度、8月12日(木)に特集番組が放送されるにあたり、3年目の出演となる八乙女光と伊野尾慧、長濱ねるら出演者からコメントが到着した。
八乙女は「最初は(撮影に)参加してくれた学生と同じように『聞いていいのかな』と思っていたのですが、毎年取材をするごとに皆さんが積極的に話してくださり、生き抜いた方の声を生で聞けるのは自分たちの世代なのだと、改めて思うようになりました」と心情を語る。
いっぽう、伊野尾は「自分が取材した『股のぞき』の研究をしていた青年の話を通して、戦争は生き残った方にも多くのダメージを与え、色んなものを背負わせてしまうんだということを今回改めて感じました」と。「この番組は(戦争の話だけでなく)日常の話も多いので、僕らの生活と自然に照らし合わせて、当時はこうだけど今はどうだと見直すことができます」と番組から得られるものを明かす。
初出演となる長濱も「アニメを通して戦争時代について知ることができるので敷居を高く感じず、『こういう生活だったんだ』『戦争の中でも幸せな出来事があったんだ』というものを知ってもらえたらうれしいなと思います」と視聴者へメッセージを寄せた。3名と千原ジュニア、片渕須直監督からのコメント全文は、次ページを参照。