8月27日(金)発売の「Oggi」10月号(小学館)に、俳優・藤原竜也が登場。写真家・映画監督の蜷川実花とのフォトセッションによる、撮り下ろし写真が掲載されている。
セッションは、蜷川が旬の俳優やアーティストを撮り下ろす同誌の不定期連載「悪い男」で実現。演出家の故・蜷川幸雄さんの薫陶を受けた藤原と、娘・実花という特別な関係のセッションは、かねてから親交の深い間柄だけに息の合った撮影になったという。
今回、藤原が演じた「悪い男」の設定は、「もしも藤原竜也が居候だったら」。写真に添えられたのは“ただそこにいるだけで妖しい魅力を放つ人。引き留める理由は見つからないし、きっと彼も留まる理由はないけれども、お互い逃げられないでいる”、“別にどうだっていいじゃないか…藤原竜也はいい加減な男”という物語だ。
裸のままベッドの上で過ごす“居候”と、離れられない男女の関係。退廃的な愛のかたちを、蜷川があえてモノクロームで撮影し、40歳を手前にあふれ出す藤原の大人の色気を白と黒の世界で妖しく写し出した。
現在公開中の主演映画「鳩の撃退法」では、かつて直木賞を受賞した天才作家役を演じている藤原だが、今回の写真では映画を連想させる、万年筆と原稿用紙を手にするシーンも。モノクロの世界で裸で執筆するその姿は、デカダンの作家をも連想させる。
撮影は、メイクルームから登場して1分にも満たない間に始まり、なんと15分で終了したという。普通では考えられない高速セッションからも、2人の信頼の強さがうかがえるだろう。
「それぞれの作品の現場で『やりやすい、やりにくい』ということを考える方ではないのですが、実花さんに関してはそれと別に真剣に向き合わなきゃ、という気持ちになります。映像でも写真でも面白いんですよ、実花さんのお仕事。今日も楽しかったです」と藤原は振り返った。
妖しくも美しい藤原竜也版「悪い男」の姿は、8月27日(金)発売の「Oggi」10月号に掲載。2つの才能が生み出した奇跡の写真は、まさしく必見だ。
書誌情報
「Oggi」10月号
2021年8月27日(金)発売
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