9月18日(土)に開幕するロック☆オペラ『ザ・パンデモニアム・ロック・ショー~The Pandemonium Rock Show~』の初日前会見&公開ゲネプロが17日に行われた。
初日前会見には、キャストの中山優馬、桜井玲香、水田航生、玉木成美、浜中文一と、作品を手掛けた森雪之丞、亀田誠治、河原雅彦が登壇した。
本作は、昭和の音楽界を舞台に、友情を分かち、恋に導かれ、激動の時代を生き抜く若者たちを描きだす、パワフルでノスタルジックなミュージカル。作・作詞・楽曲プロデュースは作詞界のレジェンド、森雪之丞。演出はエッジの効いた作品から名作物まで幅広く演出を手掛ける、河原雅彦。音楽は日本音楽界屈指のヒットメーカーである亀田誠治が昭和を彩るさまざまな音楽をモチーフに初めて公演音楽を全曲書き下ろした。
革命的な音楽“ROCK”の魅力に取りつかれ夢中になっていく主人公・楠瀬涼役には中山優馬、ヒロイン役には元乃木坂46の桜井玲香、主人公・涼と同じバンドメンバー・山下勝也役には水田航生、涼にROCKを教える荒木三枝子役には玉置成実、人気グループ・サウンズ「ザ・カニバルズ」のボーカル・野村正嗣役は浜中文一が演じる。
中山は厚底の靴を履き、爽やかなハンサムスタイルに身を包み「僕と航生君を見ていただければ分かると思うんですけど、この(昭和の音楽の)世界を早くお披露目したかった」と初日を迎える感想を語ると、水田はロングヘアに全身ブラックスタイルで「この格好が今日から世間に広まってしまうんだな、とドキドキしている」と明かした。
ヒロインを演じる桜井は、「どこを観たら良いのか分からないくらい見どころがたくさんあるので早く見てもらいたい」とアピール。
浜中がおかっぱ姿のロックスターに扮し「昭和の古き良き八百屋で唯一売れ残ってしまったキノコ役を演じます」とあいさつすると、中山は「いや、違う」とツッコみ、会場の笑いを誘った。
また、今回初めてミュージカルの音楽を書き下ろした亀田は、実際にキャストが自分の作った曲を歌っているところを見て何度も涙を流したことを明かし、演出をした河原は、コロナで一番大変な時期の稽古で、いつ延期中止になっても良いくらい毎日の稽古を楽しくやろうとキャストスタッフ全員で心がけていたと語った。
最後に中山が、「昭和を知っている方には懐かしく、知らない方にはこんな魅力的な時代があったのか、と思ってもらえる作品。愛すべきキャラクターがいっぱい出てくるので、大いに笑って楽しんでいただけたら」と会見を締めくくった。
ロック☆オペラ『ザ・パンデモニアム・ロック・ショー~The Pandemonium Rock Show~』は、9月18日(土)から10月3日(日)まで東京・日本青年館ホールで上演。大阪公演は10月8日(金)から10月11日(月)まで森ノ宮ピロティホールで上演される。
この記事の写真