稲垣吾郎主演のミュージカル・コメディ「恋のすべて」が2022年2月に上映されることが分かった。
本作は、1930年代のアメリカのある都市を舞台に描く新作舞台。作・演出を鈴木聡、作曲・音楽監督を青柳誠が務める。
主演の稲垣が演じるニック・テイラーは探偵。過去に大切な探偵仲間シドを事件で亡くしており、シドの未亡人に送金しているため、いつもお金がない。作・演出を務めた鈴木は、稲垣のキャスティングについて「狂騒のジャズエイジから、ほっと一息ついたラジオデイズへ。華やかでスタイリッシュ、それでいて、繊細でせつない。だからでしょうか、この時代、稲垣吾郎さんに似合う感じがするのです」とコメント。
15年前に「魔法の万年筆」でもタッグを組んだ2人だが、稲垣は今回の役どころについて「鈴木聡さん作・演出作品に出演させていただいてから15年。毎回とても素敵な役でしたが、『依頼内容は恋に落とすこと』。こんな素敵な任務を果たす探偵役は初めてです」と語った。
本作には他にも、ヒロインのコニー役に花乃まりあ、手広く事業を行う経営者クラーク・キャンピオン役に羽場裕一、クラークの愛人ザラ・エイミス役に石田ニコル、テディ・モーリー役に松田凌、テディの母カミラ・モーリー役に北村岳子が出演。
豪華俳優陣が集結した本作に、鈴木も「笑いとロマンティックいっぱいの大人のエンターティメント。約束します、絶対、楽しい」と自信を見せた。
稲垣吾郎 コメント
鈴木聡さん作・演出作品に出演させていただいてから15年。毎回とても素敵な役でしたが、「依頼内容は恋に落とすこと」、こんな素敵な任務を果たす探偵役は初めてです。
誠実さと共にちょっと抜けたところもあって、演技も得意な探偵ニックは、果たして素敵な女性を恋に落とすことができるのでしょうか。自分自身との共通点も多く、僕も既にそうであるように、皆さんがニックという役を愛してくださると幸せです。
鈴木聡 コメント
1920年代から1930年代のアメリカ文化に惹かれます。狂騒のジャズエイジから、ほっと一息ついたラジオデイズへ。華やかでスタイリッシュ、それでいて、繊細でせつない。だからでしょうか、この時代、稲垣吾郎さんに似合う感じがするのです。以前、この時代を舞台にした吾郎さんの芝居を僕は書いています。「魔法の万年筆」。この時はフィッツジェラルドに憧れる若き小説家を演じてもらいました。あれから15年。「恋のすべて」では、大人の渋さを身につけた吾郎さんに、世間の裏表を知る中年探偵を演じて貰おうと思います。ある日、彼の探偵事務所に奇妙な依頼人が現れる。「娘を恋に落としてくれ」。お金が欲しい彼は気乗りせぬまま引き受けるのですが…。たった一夜の物語です。ワンナイトで、恋のときめきとせつなさをたっぷり描きたいと思います。お相手役の花乃まりあさんをはじめ、最高の俳優陣が集まってくれました。音楽監督の青柳誠さんと「恋と音楽」シリーズでもおなじみのバンドメンバーがゴキゲンな音楽をお届けします。笑いとロマンティックいっぱいの大人のエンターティメント。約束します、絶対、楽しい。是非、ご覧ください。
作品情報
モボ・モガ プロデュース ミュージカル・コメディ 『恋のすべて』
2022年2月11日(金・祝)~2月27日(日)東京建物 Brillia HALL
出演:稲垣吾郎 花乃まりあ 石田ニコル 松田凌 北村岳子 羽場裕一
演奏:pf.青柳誠 vln.高橋香織 b.バカボン鈴木 g.三好“3 吉”功郎 perc.仙波清彦
作・演出:鈴木聡
作曲・音楽監督:青柳誠
公式ホームページ:https://koinosubete.com/