桃月なしこ インタビュー
◆舞台「あの花」ご出演、お疲れさまでした。終演後の感想を教えて下さい。
ありがとうございます!
まずは誰も欠けることなく無事千秋楽をむかえられたことにホッとしています。舞台の公演中止が相次いだり、日々増えていくコロナ感染者のニュースにちゃんと初日を迎えられるのか、千秋楽まで走りきれるのかと言った不安もありました。
稽古中は常にマスクをつけており、マスクを外して演技をすることがゲネプロが初めてだったので、表情1つひとつの作り方、相手の表情の感じ方もぶっつけ本番という形だったのですが、おかげで毎公演学ぶことも多く、日々成長しているなと感じました。
稽古期間も短く2週間足らずだったので、終演までが本当に早くて、今は安堵と共に寂しさも感じています。
◆舞台中のエピソードがあれば、教えて頂けますか?
稽古期間が短かった分1日1日が濃厚だったので、キャストのみんなとはすぐに打ち解けて本当に仲が良かったんです。そのため、本番中もゆきあつがめんまパパに「めんまが好きだった」と告白するシーンがあるのですが、盆の裏で待機している私とぽっぽで、その告白を聞いて口パクで「えー! 嘘でしょ!? そんなのはじめて聞いたよ〜」「あいつまじか〜」ともしそれを聞いていたらで演技してたりしてました(笑)。
キャストの誰かがセリフを噛んだり間違えたりした時は袖に入った時「間違えたっしょ! やーいやーい」ってからかったり(笑)、終盤のシーンにいくまでは実は袖でわちゃわちゃしてました(笑)。
あとは衣装とヘアチェンジが多くて、全部で8着あるのですが、早着替えしても間に合わないところもあったりしたので、裏で全力疾走していて、平気な顔して舞台に上がってセリフを言っていましたが、実は軽く息が切れてました(笑)。
◆安城鳴子(あなる)役を演じるにあたって意識されたことは?
とにかくあなるは人気のキャラクターなので、原作ファンの方に「こんなのあなるじゃない!」って思われないようにしたいなと思っていました。なのでアニメを見て動きだったりセリフの言い方、感情の出し方を勉強しました(とはいえ舞台用にアニメとは違う言い回しや感情表現の仕方もありましたが)。そして漫画も読んで表情を見ながら、この時どういう感情だったのかなと考えたりしていました。
“見た目は派手だけど中身はオタク気質”というところだったり、ツンデレとまではいかないけど、照れくさい気持ちを隠そうとしてツンツンしちゃうところは自分と合っているなと思っていたので、そこらへんはすごくやりやすかったです。
◆それでは最後に、応援してくれている皆さんに一言メッセージをお願いいたします。
いつも応援ありがとうございます。皆さんの応援もあって、こうして久々の舞台、しかも「あの花」という名作に携わることができました。これからももっともっと皆さんにいい報告ができるよう頑張っていくので、応援してもらえたらうれしいです。
WEB
舞台「あの花」公式サイト:https://anohanastage.com
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