冨岡健翔(ジャニーズJr.)が主演を務めるジェットラグプロデュース「通りすがりのYouTuber」が2022年5月に上演されることが決定した。
「通りすがりのYouTuber」は、2020年12月に上演され、好評を博した舞台作品。新キャストと脚本改訂によりパワーアップし、5月に東京・渋谷のシブゲキCBGK!!で再演される。
主演を務めるのは、ジャニーズJr.の冨岡健翔。2020年12月の公演でも主演を務めたが、今回はキャラクター設定が変更される。共演には、十碧れいや、岸本慎太郎(ジャニーズJr.)、井上百合子(演劇集団円)、長谷川景(トラッシュマスターズ)、渡邉とかげ(クロムモリブデン)、半田周平、渡邊真砂珠(文学座)、福島愛、赤松怜音、池田紫陽、鬼頭典子(文学座)、鈴木歩己と個性豊かな顔触れがそろった。作・演出は、千田是也賞、紀伊國屋演劇賞、読売演劇大賞優秀演出家大賞など、数々の受賞歴を持つ中津留章仁が変わらず担当する。
主人公・江南秀真(冨岡)は調理人を目指し、大手すしチェーンのアルバイトで生計を立てている。いっぽう、秀真と同居している姉、涼香(十碧)は、ライバルの北村恭平(岸本)と登録者数を競う人気ユーチューバーだった。
ある日、涼香の撮影中に秀真がカメラに映ってしまったことから秀真の生活に大きな変化が生じる。涼香の視聴者たちが秀真に興味を持ち、出演を望んだのだ。視聴者の期待に応えなければならない涼香は自分の理想の家族を設定し、「すてきな家族」を演じさせる。そんな涼香に同調できない秀真は反発し、ついに自らのユーチューブチャンネルを開設する。
冨岡は「まさかこの作品を再び演じることになるとは、そして作・演出の中津留章仁さんとも3度目の舞台となり、ただならぬ縁を感じております」と思いを語った。十碧は「今回、あらためて台本と向き合うと、今までと違う感覚が湧き上がり、新たな発見があると思うので、感情や表現を、より繊細にいろんな角度からアプローチして、さらに魅力的に演じたいと思っております」と、岸本は「YouTuberさんたちが動画では見せない『裏』の部分も表現できるように、早速今から想像を膨らませています」とコメントを寄せた。冨岡らのコメント全文は次ページに掲載。