5月5日(木)のこどもの日に、学校放送番組『香川照之の昆虫すごいぜ!』(Eテレ 午前9時〜9時30分)の放送が決定。香川照之扮するカマキリ先生から、コメントが到着した。
「人間よ、昆虫から学べ!」をキャッチフレーズに、2016年よりEテレで放送されてきた学校放送番組『香川照之の昆虫すごいぜ!』。4月からはNHK総合にて『昆虫すごいZ!』が放送されているが、5月5日のこどもの日に、番組の原点であるEテレで新年度初の昆虫授業が放送されることが決定した。
番組では、香川照之扮するカマキリ先生が2021年春に企画した「県虫シリーズ」を送る。第1弾の「ルリボシカミキリ」(2021年8月放送)に次ぐ、第2弾となる今回のテーマは「ギフチョウ」。
カマキリ先生の“推し”である「ギフチョウ」は日本の固有種。春の訪れとともに華麗な姿を見せることから「春の女神」とも呼ばれている。その希少さや美しさから国蝶の座をオオムラサキと争ったとも言われている、日本の自然を代表するチョウの1種だ。
しかし、日本各地で里山の環境が減り、さらに気候変動によって、近年は生息域・生息数ともに激減しているという。今回、カマキリ先生は「日本列島のすばらしさを昆虫の目線から学ぶのに、ギフチョウは必修科目だ!」と春の課外授業を行うべく、ギフチョウを求めて岐阜県へ向かう。果たして春の女神を間近で見て、愛でることができるのか。
放送決定にあたり、カマキリ先生は「岐阜県で初めて発見されたとされて、本当に限られたところにしかいないという珍しいチョウを先生がチャレンジしにいったというところが見どころです」と。
続けて「(ギフチョウは)サナギから美しい蝶になって、飛ぶのはたった2週間くらい。人生ってなんだろう、私たちがいかに恵まれているかいっしょに考えたいと思います」と思いを語った。カマキリ先生によるコメント全文は以下を参照。
カマキリ先生(香川照之)コメント
◆ギフチョウの見どころを教えてください。
カマキリ先生も子どもの時に追いかけたことがない、都会で生まれ育ったよい子はアゲハチョウは見たことあるけど、そんじょそこらでは見られない採れない珍しいチョウです。岐阜県で初めて発見されたとされて、本当に限られたところにしかいないという珍しいチョウを先生がチャレンジしにいったというところが見どころです。
◆今回の放送から、どんなことを学べると思いますか。
昆虫に詳しいよい子は、アゲハとどう違うの? アゲハのほうが大きくてかっこいいって思うかもしれない。だけど、生き方も含めて、他のチョウとギフチョウはぜんぜん違います。まずサナギで10か月間いるということはどういうことなのか、みんなに分かってほしいし、それを体感してほしいと思います。サナギから美しい蝶になって、飛ぶのはたった2週間くらい。人生ってなんだろう、私たちがいかに恵まれているかいっしょに考えたいと思います。
◆今回はEテレでの放送になりますね。
Eテレに再昇格しました! Eテレでこういう放送をやれるという自由さが一番だよね。そして朝から見ないと。朝見たら、そのまま虫採りにいけるんだから。5月5日はチャンネルをEテレに合わせて見てください。本家ですから。
番組情報
『香川照之の昆虫すごいぜ!』「ギフチョウ」
Eテレ
2022年5月5日(木・祝)午前9時~9時30分
※放送後1週間、NHKプラスにて見逃し配信予定
再放送:2022年5月28日(土) 午後10時~10時30分
NHKプラス:https://plus.nhk.jp/
NHK for School:https://www.nhk.or.jp/school/sugoize/
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