7月から東京・京都で上演される室龍太主演の舞台「ON AIR~この音をキミに~」に、新内眞衣、小西成弥、羽瀬川なぎ、螢雪次朗が出演することが決定した。
本作は、『99.9 刑事専門弁護士』シリーズ、『極主夫道』、『探偵が早すぎる』などを手掛けた人気脚本家で、地元・神戸を拠点とした劇団PEOPLE PURPLEの主宰の顔も持つ宇田学が書き下ろす完全オリジナルストーリー。ある地方のラジオ局を軸に、混沌とした現代で懸命に生きる人々の姿を映しだす。2020年に上演を予定するも、コロナ禍で全公演中止となっていたが、このたび脚本を改訂をして上演されることが決定した。
物語の主人公は、音響効果を行う音効マン・桜木真。目の見えない妹の鈴と共に東京から小さな町に引っ越してきた真は、人の声だけでなく、あるゆる自然、街の音を録音する。それは目が見えない鈴のためでもあり、音には人を救うチカラがあると信じているからだった。
「ラジオは聴いて楽しいだけじゃない。人の悩みを解決する場所だ。顔が見えないからこそ本心を打ち明けられる場所なんだ」
真が勤めることになった町のラジオ局「FM フレンド」は、ネット社会の御時世、聴取率も振るわず、予算の関係で2か月後に閉じることが決まっていた。
町役場の職員、茜はその予算を防災などインフラ整備のために充てるという。お互い町のためを考えているが意見が合わない。
だが、真はラジオの力を信じ、町の高校生の明人も巻き込み、局の存続に向け動きだす。
主人公・桜木真役を演じるのは室龍太。そして新たにメインキャストとなる共演者が発表された。町役場の職員・谷山茜役を演じるのは、乃木坂46を2月に卒業し、現在女優やラジオパーソナリティなど多方面で活躍する新内眞衣。真がやってきた町の高校生で、真の相棒的存在となる上島明人役には、ミュージカル「テニスの王子様」2ndシーズンや、ミュージカル「刀剣乱舞」など舞台を中心に活躍する小西成弥。真の妹で、目が不自由な桜木鈴役には、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』に出演した羽瀬川なぎ。さらに、周りの人間との関係を遮断し、昔気質で頑固な性格の町の老人・吉田治役を、ドラマ、映画など多くの名作に出演し、舞台経験も豊富な螢雪次朗が演じ、物語に深みを与える。