桜井玲香が初の単独主演を務めるミュージカル『DOROTHY~オズの魔法使い~』の会見が都内で開かれ、主人公のドロシーを演じる桜井をはじめ、かかし役を演じる蒼井翔太と鈴木勝吾、作・演出の田尾下哲、作曲・音楽監督を務める宮川彬良が出席した。
ミュージカル『DOROTHY』は、1900年に児童文学として誕生し、今なお世界中で読み継がれているライマン・フランク・ボーム作の童話「オズの魔法使い」の物語をベースに、田尾下の作・演出と宮川の全編書き下ろし楽曲で送る新作ミュージカル。
乃木坂46在籍時から高く評価されてきた歌唱力とダンススキルを武器に女優として目覚ましい躍進を遂げている桜井は、「世界中で愛される『ドロシー』を演じさせていただけること、とても光栄です。この作品が持つ素晴らしいメッセージをたくさんの人に届けられるように全力でドロシーを務めたいと思います」とあいさつ。さらに「田尾下さんと宮川さんが作る新しいこの作品を演じることに不安はありますが、たくさんの人から長く愛される作品を作っていきたい」と力を込めた。
かかし役を演じるWキャストの1人である蒼井は、「これでもかというすてきなキャスト、スタッフの方と一緒にどんなドロシーが作れるか今からとても楽しみ」とコメント。一方の鈴木は、「田尾下さんの日本語はとても繊細なイメージがあり、歌詞にすることで難しくなるところもありますが、音が誘ってくれる自分の感情を大切にしながら稽古に挑みたいです。ハッピーで心温かい気持ちをお客さんに持って帰っていただけるような作品にできれば」と意気込みを語った。
作品にちなんで「もし魔法が使えるとしたらどんな魔法を使いたい?」という質問が飛び出すと、「魔法学校に行ってみたい」と答えた鈴木は、「魔法って人が何かを願う気持ちが生み出したものだと思うんです。でも…魔法がないほうが頑張れるのかな」と笑顔。桜井は「透視する力!『エアコン消したっけ?』って家を出てから不安になったときに、透視で確認したいです」とお茶目な回答を。蒼井は「いつどんな時も指を鳴らしたらバッチリメークができる力。で、また指を鳴らしたらスッピンに戻る!」と答え、桜井が「最高!」と応えて会場を和ませた。
また、この会見の前週、5月16日(月)に28歳の誕生日を迎えたばかりの桜井を、宮川のピアノ伴奏に合わせて蒼井、鈴木をはじめキャストとスタッフが「Happy Birthday Dear 玲香ちゃん、ドロシー」と歌ってお祝い。本作『DOROTHY』のベースとなった「オズの魔法使い」の原書が出版された日が1900年の5月17日で、5月に2つの誕生日が重なった偶然から、会場で“2人のドロシー”のお祝いが行われた。
このエピソードを今日知ったという桜井は「ドロシーと誕生日が1日違いなのは運命だと思います! 28歳になって最初の作品なので、成長した姿をお見せできるように精いっぱい頑張ります」と抱負を語った。
ミュージカル『DOROTHY~オズの魔法使い~』には、このほかにブリキ役に渡辺大輔、ライオン役にWキャストで小野塚勇人(劇団EXILE)と栗山航、東の魔女役に伊波杏樹、オズの精役に横溝菜帆、西の魔女役に凰稀かなめ、そしてオズ役に鈴木壮麻らが出演。8月20日(土)から東京・日本青年館ホールで幕を開ける。
公演情報
ミュージカル「DOROTHY(ドロシー)~オズの魔法使い~」
作・演出 田尾下哲
作曲・音楽監督 宮川彬良
作詞 安田佑子
出演 ドロシー:桜井玲香、かかし:蒼井翔太・鈴木勝吾(Wキャスト)、ブリキ:渡辺大輔、ライオン:小野塚勇人(劇団EXILE)・栗山航(Wキャスト)、東の魔女:伊波杏樹、オズの精:横溝菜帆、西の魔女:凰稀かなめ、オズ:鈴木壮麻、荒木啓佑 / 井坂泉月 / 石井大希 / 大山五十和 / 古清水愛奈
後藤紗亜弥 / 咲花莉帆 / 瀬戸口希哉 / 森山晶之 / 渡部光夏
企画・製作 関西テレビ放送
制作協力 ycoment
公式サイト https://www.ktv.jp/dorothy-musical/