7月8日(金)、舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」のアジア初上陸となる東京公演が開幕した。
小説「ハリー・ポッター」シリーズの作者であるJ.K.ローリングが、ジョン・ティファニー、ジャック・ソーンと共に舞台のために書き下ろした物語であり、小説の最終巻の19年後が描かれている本作。J.K.ローリングが「劇場でしか味わえない魔法」と絶賛した、世界最高峰の魔法の舞台がいよいよ幕を開けた。本公演開幕によせて、東京公演の3人のハリー・ポッター、藤原竜也・石丸幹二・向井理がコメントを発表した。
また、開幕公演に先立って、レッドカーペットセレモニーを開催。登場したのは、ハリー・ポッター役の石丸、向井のほか、綾瀬はるか、鈴木亮平、井上尚弥、市村正親、鹿賀丈史など豪華著名人。さらに、開幕公演の観劇に向けて、ハリー・ポッターの世界観をイメージしてドレスアップした招待客らが劇場周辺を彩った。先立って行われたプレビュー公演に観客として訪れた北大路欣也、そして本作でルード・バグマンの声も務める吉田鋼太郎からもコメントが寄せられている。
さらに、本公演の開幕と2023年公演チケットの発売開始にあわせ、7月上旬から渋谷駅・新宿駅の近辺で舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」の最新ビジュアルを活用した交通広告を集中展開している。3人のハリー・ポッター役をはじめとしたおなじみのキャラクターが衣裳を身につけ、それぞれ異なるセリフや立ち姿を見せるポスターなど、エリアにあわせたこの期間限定のビジュアルにも注目だ。
ハリー・ポッター役:藤原竜也 コメント
世界トップクラスのスタッフに囲まれて約3か月稽古してきましたが、僕の演劇史上、最も困難な日々でした。アジア初、そしてゼロから壮大なハリー・ポッターの世界を創るということが、いかに大変な作業なのかと痛感しました。
初日に先立って行われたプレビュー公演は、日本人には馴染みがないほど長期でしたが、プレビュー公演を通して芝居の解釈がより深まり、余計なものをそぎ落とせたことで、いい舞台ができあがっていると思います。
もう恐れるものはない、というくらい稽古しましたので、胸を張ってお客さんにハリー・ポッターの世界を届けられると思います。
現実を忘れた劇場での体験を、どうぞお楽しみください。
ハリー・ポッター役:石丸幹二 コメント
ニューヨークで観劇したのは2年半前。
1年を超えるオーディションを経て、稽古にたどり着いた。
「ようやく」という安堵と期待で胸を高鳴らせたのも束の間、システマティックに、ハードに僕らを導いてくれる海外スタッフの温かな指導を受け、3か月が流れるように過ぎた。
演劇の稽古としては異例の長さをかけ、丁寧に作り込んだ舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』。
僕らの熱意と愛情の産物だ。
父親になったハリーの新たな試練、そして父と息子の絆の形成――劇場で見守ってください。
ハリー・ポッター役:向井理 コメント
3か月の稽古を経て、ついに『ハリー・ポッターと呪いの子』が幕を開けます。
インターナショナルチームや日本のスタッフ、キャストが一丸となり積み重ねて参りました。
そして世界各地で様々な賞を獲得しているこの舞台は、アジアでは初となります。さらに、日々の稽古の中でも常に進化しています。
観客の皆様を一気に魔法の世界に誘い、目の前で本当に繰り広げられる魔法の数々。
今まで見たことのない作品を、是非ご覧ください。
北大路欣也 コメント
幕が開いてすぐに別世界に引き込まれました。
装置も照明も演出も、裏方のスタッフさんも、そして役者のみなさんも、全員で作り上げている魔法の世界を心ゆくまで楽しませていただきました。今この舞台を見ないと絶対に損すると思います。
吉田鋼太郎 コメント
63歳のわたしが、少年に戻った気持ちで見ることができました。大掛かりな仕掛けやアクション。そのテンションに演技がついてこないと安っぽく見えてしまうのですが、この舞台は役者の芝居もすばらしい。3時間半驚きの連続で、口が開きっぱなしでした。
あらすじ
ハリー、ロン、ハーマイオニーが魔法界を救ってから19年後、かつての暗闇の世を思わせる不穏な事件があいつぎ、人々を不安にさせていた。
魔法省で働くハリー・ポッターはいまや三人の子の父親。
今年ホグワーツ魔法魔術学校に入学する次男のアルバスは、英雄の家に生まれた自分の運命にあらがうように、父親に反抗的な態度を取る。幼い頃に両親を亡くしたハリーは、父親としてうまくふるまえず、関係を修復できずにいた。
そんな中、アルバスは魔法学校の入学式に向かうホグワーツ特急の車内で、偶然一人の少年と出会う。
彼は、父ハリーと犬猿の仲であるドラコ・マルフォイの息子、スコーピウスだった。
二人の出会いが引き金となり、暗闇による支配が、加速していく…。
公演情報
舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」
日程:2022年7月8日(金)~2023年5月31日(水)
※2023年1月~5月公演は、先行発売7月8日(金)/一般発売7月30日(土)チケット発売開始。
会場:TBS赤坂ACTシアター
上演時間:3時間40分(予定)※休憩あり
主催:TBS ホリプロ The Ambassador Theatre Group
特別協賛:Sky株式会社
With thanks to TOHO
In association with John Gore Organization
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