『緊急特番 羽生結弦 感動をありがとう～終わりなき挑戦～』（テレビ朝日系 午後6時56分～8時54分）が、7月23日（土）に放送される。
フィギュアスケート男子シングル史上初となるGPファイナル4連覇（2013～2016）、アジア初となる五輪2連覇（ソチ2014、平昌2018）、さらに北京五輪（2022）では史上初の4回転アクセル認定を受けるなど、前人未到の快挙でフィギュアスケート界に旋風を巻き起こし、2018年には史上最年少で国民栄誉賞も受賞した羽生結弦。7月19日、希望に満ちあふれた清々しい表情で決意表明会見を開催し、今後は競技会から退き、プロのアスリートとして新たなスタートを切る意向を堂々と示して世間を驚かせた。
2時間にわたる緊急特番では、羽生本人をスタジオに招くほか、羽生をよく知る松岡修造、荒川静香、織田信成、さらに高橋茂雄（サバンナ）も集合。10年以上羽生を追い続け、膨大な取材映像を持つテレビ朝日だからこそ実現できる競技人生における“終わりなき挑戦”の軌跡の検証と人物考察を展開し、羽生の生き方を支える哲学、アスリート＆表現者としての神髄、さらに彼が全てを懸けて挑んだ4回転アクセルへの思いなど、“羽生結弦の核”に鋭く迫っていく。
番組の冒頭、今回の決意表明について「織田さんをはじめ親しい人にもしゃべれずにいたので、皆さんに本当に申し訳ないなと思っていました」と打ち明け、「今は皆さんに対して『ありがとうございます』という気持ちでいっぱいです。僕はそこから始まります！」とにっこり。
その感謝の気持ちは、いつも以上の神対応へと昇華され、演技やインタビューなど過去の貴重映像が流れるたび、羽生自らが当時の知られざる心境やマル秘エピソードをセルフ実況。ソチ五輪で見せた究極のプログラム「パリの散歩道」、公式練習の衝突事故で大けがをするも強行したフリー演技、世界最高プログラム「SEIMEI」など、さまざまな局面における気持ちの流れなど本人のみぞ知る事実を細やかに解説する。
さらに、羽生が「僕の人生の中で一番よかったアクセルジャンプだと思います」という北京五輪での4回転アクセルの連続写真を大型パネルで紹介。この写真を基に、羽生自らが実演も交えながら着地で転倒した理由を分析していく。
そして羽生の知られざる素顔も深掘り。番組が羽生に対する質問を「#羽生結弦感動をありがとう」を付けてツイートしてもらう形で募集すると、海外からも質問だけでなく2万5000通以上のエールが。その中から「ドラえもんのひみつ道具で欲しいものは？」「一番緊張した大会は？」「よく使う仙台弁は？」など、世界中のファンから寄せられた質問に羽生が自ら回答する。ここでは「僕はモチベーションがただ下がりする人間」という意外すぎる発言や、「今、ある意味では浮気してるみたいなんです」という聞き捨てならない意味深発言も飛び出す。
また、テレビ朝日の取材カメラがとらえた“一見何をしているのか分からない羽生の行動”についても、本人を直撃。羽生が演技前にプーさんに触る理由、練習中に突然立ち止まって手を合わせた行動の真意、平昌五輪フリー演技後の地面を触るポーズの意図が明らかに。加えてハビエル・フェルナンデスがVTR出演し、平昌五輪の表彰式でフェルナンデスの横で羽生が見せた涙の理由についても語る。
さらにこれまでのべ30回以上もインタビューし、私的な手紙の交換も交わすなど、強固な絆を築き上げてきた松岡だからこそ引き出せた、ここでしか聞けない羽生の言葉も満載。そして最大のライバルだったパトリック・チャンから羽生へのメッセージも公開する。
最後には、「たくさんの思い出、たくさんの気持ちと共に、人生を振り返ることができて、僕自身もいろんなことを考えました。そして、新たに『これから進むんだ！』という決意を固めることができたと思っています」と語り、目を輝かせていた羽生。そんな羽生が“未来に向けた決意の一筆”も発表する。
番組情報
『緊急特番 羽生結弦 感動をありがとう～終わりなき挑戦～』
テレビ朝日系
2022年7月23日（土）午後6時56分～8時54分
【出演者】
羽生結弦
松岡修造、荒川静香、織田信成、高橋茂雄（サバンナ）、野村萬斎、清塚信也、田中宣明（スポーツカメラマン）、安藤萌々アナ
©テレビ朝日
この記事の写真
