三宅健、藤木直人、大鶴佐助らが「奏劇」シリーズ第2章に出演!三宅「得体の知れないこの作品の目撃者となっていただければ」

エンタメ総合
2022年08月26日
奏劇 vol.2「Trio~君の音が聴こえる」

作曲家・岩代太郎が手掛ける「奏劇」シリーズ第2章「Trio〜君の音が聴こえる」(12月15日〜12月24日 よみうり大手町ホール)に三宅健、藤木直人、大鶴佐助らの出演が決定した。

映画「キネマの神様」「Fukushima50」「MOTHER マザー」「レッド・クリフ」といった数々の映画音楽を手掛け、日本を代表する作曲家の1人でもある岩代太郎が、演劇と音楽による新たな舞台芸術を目指し、2018年に初上演した「奏劇」シリーズ。2作目は「人には誰にも音があり、私は相手の印象をハーモニーで感じ取ろうとすることがある」と語った岩代の言葉を元に創作された。

タイトルは「Trio〜君の音が聴こえる」。孤児院で互いに寄り添いながら育った3人、サムとトムとキムを中心とする物語を描く。まるで兄弟のように、3つの音で鳴り響く和音のように育った3人。心に傷を負いつつ、やがて大人となった3人が再会することに。

三宅健が、原案の岩代と同じく、人の心の模様を「音」で感じ取る才能を持ち、ピアノを通して人の心を描写することができるナイーブで繊細なサム役に決定。

さらに心理カウンセラーとなり、サムと共に人の心を癒す手伝いをするトム役に藤木直人。この2人を兄のように慕っていたものの、やがて孤立し、また突如として2人の前に舞い戻ったキム役を大鶴佐助が演じる。

岩代太郎が作り出す「トリオ」は、バンドネオンとチェロ、そしてピアノの響き。物語と音楽が切り離すことのできない舞台「奏劇」において“言葉”をライブで演奏するのは、第33回国際ピアソラ・コンクールで日本人初、史上最年少で準優勝を果たし、バンドネオンの新風となっている超人気の三浦一馬。

さらにバッハからジャズ、タンゴ、ポップス、自作自演までジャンルを超えた演奏活動を展開するチェリストの西谷牧人。そして岩代太郎が自ら作曲した楽曲を、彼らと共にピアノで競演する。

キャストコメント

三宅健

プロットを読んだ段階で、とても刺激的な戯曲になると感じていました。音楽家の方々は楽器を奏でる、役者陣は声を楽器としてせりふと物語を奏でる。同じ舞台上に、音楽家と役者が立つことである種、表裏一体となり、演奏者と役者で1人の人間を演じる。新しい形の表現に出会えることをとても光栄に思います。僕自身も一体全体どういう作品になるのか全く見当がつかないので、今からワクワクと心を躍らせています。観に来てくださる皆さまには、得体の知れないこの作品の目撃者となっていただければ幸いです。

大鶴佐助

最近はいろんな先輩方と共演させていただく機会が多く、カンパニーのメンバーと1つの作品を作ることに対して、自分でも柔軟性が出てきたかな? と現場が終わるたびに感じています。今回共演させていただく三宅健さん、藤木直人さんは、お二人とも年齢もキャリアも大先輩です。役柄的には幼馴染という心の部分では近しいところで芝居をしなければならない、純粋ゆえの狂気をお二人がどう演じられるのか、そこに入って自分がどんな芝居をするのか、どう噛み合っていくのかが楽しみです。プロットを読んだ感じでは、生演奏に助けられるというか多重構造的な作品なので、リーディングとはいってもお芝居ではあるし、どこにたどり着くのか自分としてもとてもワクワクしています。

黒田アーサー

このたび、音楽と言葉を結ぶ新たな舞台「奏劇」に素晴らしい演者の皆さまとご一緒できることが何よりも楽しみです。そして台本を読んでみても、奥深くて、どのような作品なるのか楽しみで仕方がありません。新たなチャレンジをさせていただくことにワクワクしておりますし、期待を裏切らない作品ですので、観に来て下さる皆さまには楽しんでいただきたいです!

サヘル・ローズ

コトバを紡ぎ、コトバと繋がる。生まれ変わるなら、『コトバ』になる。これは、私の夢。生まれたてのコトバと生まれたての音楽が交わる。素晴らしい皆様と共に全身全霊で挑みます。また、私は日本語が母語ではないですが、国籍の壁を越えていくことにも挑戦をしたいです。私のコトバが月夜に浮かび上がりますように。

藤木直人

原案・作曲の岩代太郎さんとは相当前ですが、ドラマでご一緒させていただいたことがあります。奏劇は、非常にぜいたくな試みですよね。生でミュージシャンの方がライブで演奏してくれるので、普通の朗読劇ではないというか、なにか化学反応が起きるんじゃないかと思います。また、岩代さんも出演されるとのことなので、まさか共演できるとは! と楽しみです。作品に素晴らしい音楽をつけてくださって、より一層作品を高みに導いてくださる心強さはありますけど、同じステージに立つというのは想像つかないので、ステージ上の岩代さんも楽しみです。非常に複雑だし、難解だけど、きちんと観に来て下さる方々に分かりやすく届けなければいけないな、と感じています。せっかくクリスマスシーズンにできるということなので、みんなが楽しみに来てほしいし、来て下さる方の期待を裏切らないすてきな時間を提供したいと思います。

スタッフ&演奏者コメント

奏劇 vol.2「Trio~君の音が聴こえる」
原案・作曲:岩代太郎/ピアノ

常日頃から数多くの映画作品において、「演じるように奏でる音楽」を綴りたいと願うようになった私は、「奏でるような演技」に魅了されることも多々ございます。そんな私だからこそ、でしょうか。この両者をコンセプトとした新しい舞台芸術にも探求心を抱くようになりました。そんな志を「奏劇」と名付けたのです。「演じるように奏で、奏でるように演じる。」そんな新しい舞台芸術が息吹く喜びを、多くの皆様と共に分かち合い、21世紀ならではのレボリューションへと昇華させたいのです。「何故、そこに音楽が必要なのか」作曲家が生涯をかけて問いかける果ての先に、どうかご期待下さい。

三浦一馬/バンドネオン

音楽や演劇をはじめ、アートというジャンルは、常々その「枠組み」というものを意識しすぎるが故か、ひとつひとつが分断して扱われることも多い。物事が細分化してこそ洗練されていくという側面もあるのだろうが、本来はもっと多様性があるものではないだろうか? この総合芸術としての舞台「奏劇」で、どのような世界が拓けていくか…どうぞご期待ください。

西谷牧人/チェロ

このたび、奏劇「Trio」に「音楽のTrioの1人」として参加させていただくことになり、ワクワクが止まらない。青春時代に夢中で観ていたドラマや映画の音楽を作られたのが岩代太郎さんで、その音楽を自分でピアノで弾いてみては世界観に浸っていたことがある。今回、岩代さん、三浦一馬さん、そして素晴らしい出演者の皆さんとの共演の舞台、チェロを続けてきて良かったと喜びを噛み締めている。

ストーリー

サム(三宅健)は幼い頃から周囲とはどこか違っており、自分の気持ちを言葉で表すよりもピアノを弾いて音楽で語りかけた。そして人の悲しみ、喜びや痛みを「音」で感じ取り、彼はピアノを通して音で表現するのだった。ピアノを通して人の心を描写することができるサム。サムは孤児院で育った。同じ孤児院で育った仲間にトムとキムがいる。3人は兄弟のように慈しみ合う、そんな関係であった。
トム(藤木直人)は心理カウンセラーとなった。そしてサムはトムの行うカウンセリングのサポートをしている。トムの元に訪れる人々はトムのカウンセリングと共に、サムが感じ取る患者たちの心の音色によって心を開き、癒されてゆくのだった。
トムの診療所にはさまざまな人が訪れる。若い頃、娘を産み捨てた大金持ちの企業家(サヘル・ローズ)や、愛を見失い、歌えなくなった歌手(黒田アーサー)。そんな患者たちはトムのカウンセリングとサムの奏でるピアノの音色で心を開き、癒されていくのであった。
そんなある日、ニュースが飛び込んでくる。自殺者が急増していると。自ら命を絶つ人々がたえないというこのニュースは少なからず、カウンセラーを生業としているトムにとっては気になるニュースであった。そんなニュースには自分がカウンセリングを行なった患者の名前もあった。どんどん増える自殺者たち。そんなニュースに心を痛めていたある日、突然2人の前に数年ぶりにキム(大鶴佐助)が戻ってきたのだった…。幼少期を懐かしむ3人だったが、キムが戻ってきた本当の目的は一体…。

公演概要

奏劇 vol.2「Trio~君の音が聴こえる」

原案/作曲 :岩代太郎
脚本:土城温美
演出:深作健太
出演:三宅健、大鶴佐助、黒田アーサー、サヘル・ローズ、藤木直人
演奏:三浦一馬(バンドネオン)、西谷牧人(チェロ)、岩代太郎(ピアノ)

東京公演

2022年12月15日(木)~24日(土)※20日(火)休演
会場:よみうり大手町ホール(読売新聞社ビル)
チケット料金:9,500円(全席指定・税込)
一般発売日:2022年10月16日(日)

主催:読売新聞社、ぴあ、tsp
制作:tsp

公式サイト:https://tspnet.co.jp/sougeki-2022

下記の「CTAボタン」を設定することで、ユーザーがスマートフォンで記事詳細ページを開いた際に「続きを読む」の下に「CTAボタン」を2つ追加できます。上段「CTAボタン」に設定したものは上に表示、下段「CTAボタン」に設定したものは下に表示されます。
2025冬ドラマ最新情報まとめ2024→2025 年末年始・お正月特番一覧