平埜生成と戸塚純貴が、今月10日、11日に大阪で公演される舞台「VAMP SHOW ヴァンプショウ」の会見に登壇した。
本作は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の脚本を手掛ける三谷幸喜による異色のホラーコメディ。1992年に初上演され、今回は2001年の再上演以来、21年ぶりとなる。2001年版で出演していた河原雅彦が演出のバトンを受け継ぎ、キャストには岡山天音をはじめ、平埜、戸塚、塩野瑛久、尾上寛之といった若手演技派俳優たちが集結。既に東京と愛知で公演を終え、大阪、福岡公演を控えている。
過去に古田新太、橋本じゅんが務めた役を引き継いだ戸塚は、「三谷さんが東京公演を観に来てくださって、そしたら『申し訳ない…』って最初言われて(笑)。『30年前に好きな人たちだけで遊びで作った台本だから、皆さんがこんなに真剣に演じてくださっていて感動した』とおっしゃっていて」というエピソードを披露。「遊び心や当時の勢いみたいなのが詰まっているなと。古き良きエネルギーというか、演劇らしさというのをすごく感じながら、新しい今回のキャストでつくりあげました」と笑顔で語った。
一方の平埜は、「三谷さんの作品って、極限状態に追い込まれた人たちがどうやって会話がすれちがっていくかとか、追い込まれた時の突飛な行動とか、いい人が悪い選択をしてしまうとか、そういう人間の面白さが詰まっている。ヴァンプショウも三谷さんの面白さが詰まっていて、5人の吸血鬼の関係が少しずつ歪んでいって、すごく三谷さんらしい」と三谷作品の魅力をコメントした。
大阪公演のチケットは多少の当日発売分を残してほぼ完売。大阪千秋楽公演はライブ配信されることも決定している。それに対して「配信で一番お客さんに見られている中で、誰が失敗するかな…っていうのをすごく気にしてます。自分含めて…自分がセリフが言えてる自覚がまだないので…」と戦々恐々の平埜に、すかさず戸塚が「大阪でやっと完璧になる!」と愛のツッコミを入れる場面も。「演出の河原雅彦さんが、大阪公演に来てくださるとのことなので、大阪公演では何か変わるかもしれません!」と期待を込めて会見を締めくくった。
公演情報
パルコ・プロデュース2022 『VAMP SHOW ヴァンプショウ』
日程:9月10日(土)17:00開演 / 9月11日(日)13:00開演
会場:森ノ宮ピロティホール
作:三谷幸喜 演出:河原雅彦
出演:岡山天音 / 平埜生成 / 戸塚純貴 / 塩野瑛久 / 尾上寛之 / 久保田紗友 / 菅原永二
HP:https://www.ktv.jp/event/vampshow/
配信日時
ライブ配信:9月11日(日)13:00開演
アーカイブ(見逃し)配信:9月17日(土)23:59まで