加藤シゲアキがスランプ中の“書けない”劇作家役に挑戦!舞台「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」

エンタメ総合
2023年01月12日

NEWSの加藤シゲアキ主演舞台パルコ・プロデュース 2023「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」が、4月1日(土)より上演されることが決定。イメージビジュアルが公開され、加藤と演出のマキノノゾミからコメントが到着した。

映画監督としても活躍するフランスの若手劇作家・演出家のアレクシス・ミシャリクが、トム・ストッパードの映画「恋に落ちたシェイクスピア」に触発され映画製作を構想するも資金が集まらず、先に舞台版として初演された本作。2016 年にパリで上演するやいなや、上演回数700回を超えるロングラン・大ヒット作となり、ミシャリクの出世作となった。

正統派のフランス喜劇の流れをくみながら、テンポの良いせりふ運び、そしてサラ・ベルナールやチェーホフなど実在の人物も登場させるなど、約120年前の演劇人やクリエイターたちに向けた劇場愛にあふれた賛辞として大人気を博した本作は、2017年のフランス演劇界最高の栄誉と言われるモリエール賞で7部門にノミネートされ、作品賞、脚本家賞、演出家賞など5冠を達成。

大ヒットを記録した舞台版の初演から2年後の2018年に、ミシャリク自身が映画化(「シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!」2020年11月、日本公開)。舞台版は、コロナ禍を経て2021年秋にも再演され、爆笑と喝采に包まれた客席は、連日にぎわいを見せた。

舞台は1897年、パリ。将来を嘱望されるも2年間という長いスランプに陥っている崖っぷちの劇作家エドモン・ロスタンに突然、大きな仕事が舞い込む。しかし、舞台初日はまさかの3週間後だった。

大女優と大御所俳優のむちゃぶり、親友との三角関係、主演女優の気まぐれ、プロデューサーからの鬼催促、完全なる資金不足、妻の嫉妬など、あらゆるトラブルに見舞われながらも、なんとか書きはじめたのは、17世紀に実在した大きな鼻の剣豪詩人の話「シラノ・ド・ベルジュラック」。

「シラノ・ド・ベルジュラック」は、日本でも大正時代に「白野弁十郎」として翻案上演されるなど、初演から120年以上経た今もなお、世界中で上演され、ミュージカル化、映画化もされ愛され続けている舞台劇。今となっては古典、珠玉の名作戯曲となったこの作品が、3週間でいかにして「初演」の「初日」を迎えたのか、その秘密が解き明かされる。

そんな本作を、加藤シゲアキ主演により日本初上演することが決定。2020年発表の小説「オルタネート」(新潮社刊)で、2021年に第42回吉川英治文学新人賞、第8回高校生直木賞を受賞するなど作家としても活躍する加藤が、スランプ中の“書けない”劇作家役エドモン・ロスタン役に挑む。

演出は、令和3年度第72回芸術選奨 文部科学大臣賞を受賞、令和4年秋に紫綬褒章を受章するなど劇作家・演出家としての功績を高く認められるマキノノゾミ。時代劇から現代劇、ストレートプレイからミュージカルと数多くの作・演出作品を手掛け、2018年には「シラノ・ド・ベルジュラック」の日本公演の上演台本(鈴木哲也との共同上演台本)も担当している。

これまで、ノーベル賞物理学者の朝永振一郎を描いた「東京原子核クラブ」、平賀源内と杉田玄白を描いた「非常の人 何ぞ非常に」など、実在する人物をユーモアと人間味あふれるキャラクターとして現代によみがえらせてきたマキノが崖っぷちの劇作家エドモン・ロスタンをどのように演出するのか、注目が集まる。加藤とマキノのコメントは下記に掲載。

加藤シゲアキ コメント

「シラノ・ド・ベルジュラック」を生み出したエドモンがいかなる苦悩を経て、この不朽の名作を生み出したか。ひもじくも妥協せず、あらゆる犠牲を払って作品に向かい合うエドモンは、誰にでも理解できる人物ではないかもしれません。しかしその過程を切実かつユーモラスに描くこの作品に、私はせんえつながら共感しました。同時に言葉の持つ力もあらためて実感し、今この時代にこの公演を行う意味を、台本を読んで以来ずっと考えています。
エドモンになれる喜びを胸に、誠心誠意心を込めて演じさせていただきます。

マキノノゾミ コメント

新作劇の初日を開けるまでのムチャぶりの連鎖! 迷走につぐ迷走! 劇作家の受難につぐ受難ぶり! 焦燥の末の奇跡的なインスピレーションの到来と、震えるような執筆の陶酔! これはもう同業者として同情を禁じ得ないどころの話ではありません! いやもう実にリアル! 実に滑稽! そして実に感動的!
この公演は、本邦初演となる現代フランスの傑作喜劇ですが、日本広しといえども、この作品を、強烈な思い入れと、熱烈なシンパシーをもって演出できるのは、もはや「このわたししかいない!」と思いあがって取り組む所存です!
やたらと「!」が多いですが、どうぞ、ご期待ください!

公演情報

パルコ・プロデュース 2023「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」
東京公演:2023年4月1日(土)~4月16日(日) 新国立劇場 中劇場
大阪公演:2023年4月22日(土)~24日(月) 東大阪市文化創造館 Dream House 大ホール

作:アレクシス・ミシャリク
演出:マキノノゾミ
主演:加藤シゲアキ

公式サイト https://stage.parco.jp/program/edmond

〈東京公演チケット詳細〉

チケット発売日:2023年2月25日(土)
チケット料金:S席 11,000円、A席 9,000円 (全席指定・税込)
U-25 チケット=6,000 円[観劇時 25 歳以下対象、要身分証明書(コピー・画像不可、原本のみ有効)、当日指定席券引換/チケットぴあにて前売販売のみの取扱い、指定席との連席購入不可(連席ご希望の場合は指定席をご購入ください)]
※未就学児入場不可

問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日 正午~午後6時)
※当面の間は月~金曜 正午~午後3時までの営業

〈大阪公演チケット詳細〉

チケット発売日:2023年3月26日(日)
チケット料金:S席 11,000円、A席 9,800円 (全席指定・税込) ※未就学児入場不可
問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(午前11時~午後6時 ※日曜・祝日は休業)

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