堂本光一、5年ぶり新作ミュージカルは「チャーリーとチョコレート工場」増田セバスチャンがアートディレクション【コメントあり】

エンタメ総合
2023年03月27日
「チャーリーとチョコレート工場」キービジュアル

堂本光一が今年10月に東京・帝国劇場で初演を迎えるミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」日本版の主演を務めることが決定。レスリー・キーが撮影を手掛けたキービジュアルが解禁され、堂本とスタッフ陣からコメントが到着した。

原作は1964年の出版以来、児童文学として長らく世界的なベストセラーとなっているロアルド・ダールの小説「チョコレート工場の秘密」。ウィリー・ウォンカの工場では、世界の子供たちに愛されるウォンカ・チョコレートが生産されていたが、その製作工程は秘密となっていた。ある日、ウォンカは、世界で売られるウォンカ・チョコレートのうち5枚だけ、ゴールデンチケットを入れることを宣言する。

チケットを手に入れた子供は工場に招待され、そのうち1人にはすてきなご褒美がもらえるという。工場に招かれた5人の子供とその家族は、ウォンカの案内で信じられないような驚くべき体験をする。

1971年と2005年に2度の映画化を果たし、後者はティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演による独創的なビジュアルで高い評価を得た。2013年にミュージカル化され、6月からイギリス・ウェストエンド Theatre Royal, Drury Lane(ドルリー・レーン劇場)で初演。2013年12月にはウェストエンドの週間チケット売り上げ最高記録を達成した。

2014年にはローレンス・オリヴィエ賞で衣装デザイン賞、照明デザイン賞を受賞。新作ミュージカル作品賞、ミュージカル主演男優賞、ミュージカル助演男優賞、装置デザイン賞、振付賞にノミネートされた。

以降2017年1月までロングラン上演され、2017年4月からはアメリカ・ブロードウェイ Lunt-Fontanne Theatre(ラント・フォンタン劇場)で改編上演。その後、全米ツアー、オーストラリア公演、他を経て、現在は全英とアイルランドをツアー上演中。

そんな本作の日本版が、10月より帝国劇場で上演。ウィリー・ウォンカを演じるのは、堂本光一。「SHOCK」シリーズでミュージカル単独主演記録1位を更新し続ける堂本にとって、2018年初演の「ナイツ・テイル-騎士物語-」以来、5年ぶりの新作ミュージカル挑戦となる。

新たな表現で挑む日本版のクリエイティブスタッフは、帝劇作品初参加のメンバーが勢ぞろい。日本版翻訳・演出は、東京2020パラリンピック開会式の演出を手掛け、全世界から好評を博し、オリジナル・翻訳を問わず、話題の演劇/ミュージカル作品を数多く手掛ける、ウォーリー木下が担当。

訳詞は、ジャンルを越えた数多くのヒット曲の作詞、近年はオリジナル・ミュージカル作品の作・作詞・楽曲プロデュースを手掛け、ミュージカル「シカゴ」「キンキー・ブーツ」などの訳詞で高い評価を得ている森雪之丞。

振付は、日本のみならず世界のストリートダンスバトルにおいて数々のチャンピオンの座を長年に渡って獲得、堂本の楽曲でも数多くの振付を手掛けるYOSHIEと、誰もが認める実力派JAZZダンサーであり、近年ミュージカルの振付でも注目されてきたホープ・松田尚子が帝劇での舞台作品に初進出する。

さらに、美術や衣装など本作のビジュアル面を統括する「アートディレクション」を新たに設定。日本のカワイイ文化を代表するアーティストとして世界的に評価され、個性豊かでカラフルな東京を作品で体現する増田セバスチャンが担当する。

堂本以下スタッフ陣のコメントは下記に掲載。

堂本光一(ウィリー・ウォンカ役)

ミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」日本初演が決定しました。
私は、工場長ウィリー・ウォンカ役を演じます。
2018年の「ナイツ・テイル」以来、5年ぶりの新作ミュージカルとなります。
日本版演出は、ウォーリー木下さんが新たに手掛けてくださいます。
(撮影を終えて)メイクにせよ…慣れないことが多すぎまして…疲れました(笑)
新たなスタッフの皆さんとの出会いがあって、ウォンカという役をどう魅せていこうか、日本版でやるにあたってどういった空気感を創っていこうか…素晴らしいスタッフによる結晶が、今回お届けするビジュアルに表れています。
それを身にまとえるのが僕にとって、とても光栄です。
10月帝国劇場、2024年1月から2月にかけて福岡博多座、大阪フェスティバルホールで上演します。
どうぞお楽しみに!

ウォーリー木下(日本版翻訳・演出)

このミュージカルはロンドンで生まれて、世界中を旅して、ついに日本に上陸します。
その日本版の演出をさせていただきます。
子供心、遊び心が詰まった、おもちゃ箱がひっくり返ったような舞台になっています。
ミュージカルナンバーも一回聞いたら忘れられない曲ばかりで、多分皆さんが想像している「チャーリーとチョコレート工場」よりも、何倍も何十倍もユニークでカラフルでポップでびっくりするような仕掛けがたくさんの舞台になっていますので、期待して見に来てください! お待ちしております。

森雪之丞(訳詞)

「チャーリーとチョコレート工場」――既に、スタッフ間では「チャリチョコ」と呼ばれていますが「チャリチョコ」の訳詞を担当します森雪之丞です。
皆さんは、ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演のあの映画を思い出すと思うのですが、そのイメージが強くて当然です。
実は、この作品はミュージカルなんです。
ファンの方がいると思うのですが、ウンパルンパたちの歌も当然ありますけれども、チャーリーの家族に対する愛の歌であるとか、僕も楽しみにしているのですけども、堂本光一さんが歌います、ウィリー・ウォンの複雑な心境を歌ったソロバラードもあります。すごくハートフルなナンバーもいっぱい入っているんです。
全部で20曲くらい…実はもう訳してしまいました。

ミュージカルの翻訳物の訳詞をするにあたって、一番悲しいことはですね、一番初めに仕事が終わってしまうこと。そして、みんな稽古で盛り上がっている時に行っても、比較的暇だということなんですね。
それで今回はですね、ウィリー・ウォンカに交じってちょっと踊ってみようと思っています…嘘嘘それは嘘ですけれども(笑)
本当に僕自身すごくワクワクして、愛、家族というものに自分の考えを思い直したりして、自分も訳詞をしながら旅ができました。
皆さんもこのミュージカルを見ていただければ、いろんな心の旅ができると思います。
どうぞ楽しみにいらっしゃってください。

増田セバスチャン(アートディレクション)

僕、今回の作品の初演をロンドンのウェストエンドで見ているんですね。それだけにすごく思い入れのある作品です。
スタッフ皆で、世界一カラフルで、世界一ファッショナブルな舞台にしようと意気込んでおります。
皆さん、この世界観を楽しみに見に来てください。待ってます!

レスリー・キー(ビジュアル撮影)

私もセバスチャンさんと同じく、2013年にロンドンで見ました。
1971年版の映画のウィリー・ウォンカが歌っている「Pure Imagination」が好きで、自分がビジュアル撮影で参加できることはとても光栄です。
本番もすごいことになると思いますが、私たちが作るパンフレットも楽しみにしていてください!

松田尚子(振付)

私は、ティム・バートン監督の映画がとても好きでお話も好きなのですが、絵が美しいのがとても大好きで印象に残っていますが、やっぱりウンパルンパの動きっていうのがすごく特徴的だと思っていて、振付をするにあたって大事にしたいなと思っています。
ミュージカルの振付をいろいろやっているのですが、今回の作品は、普段ミュージカルではお名前を聞かない、すごくいろいろな面白いクリエイターの方々が集まっているのが面白いなと思っています。
ストリートダンス界の巨匠であるYOSHIEさんがミュージカルの振付をして、私も一緒に振付できるっていうのがすごい楽しみなので、その中でウンパルンパをどう振付するのかがこだわりどころですよね。

YOSHIE

私もミュージカルは知らなかったので、映画の方から見て、その後原作を読んだ時に、ウンパルンパが森の部族で、ダンスが大好きな人たちとイメージする中で、私は、雨が降ってくれっていう時も踊る、子供も生まれても踊る、けんかして仲直りする時も踊る、というイメージが湧きました。
私が「ダンス=命」で生きているタイプなのですが、年齢も性別も国も全て関係なく、一つにしてしまうのがダンスの力なので、それをどういうふうに投影させるかというのをすご楽しみにしています。
私はミュージカルで振付をすることがありませんでした。ダンスのジャンル的には、ペンギンという動物がいたらペンギンというダンスがあって、ファンキーチキンといったらチキンの動きをするダンスがあって、今回は、このウンパルンパダンスを作りますよ!という感じですね。
スタッフ、演出家、出演者…みんなで工場なんじゃないかという――本番の前の作っている段階が「チャーリーとチョコレート工場」なのではないかというような――ちょっとハートフルな現場にしたいし、その一員になりたいと思っていますね。

チャーリーのようにチョコレートを分け合うような人間も磨けるような、ミュージカルになると思っています。
皆さんもぜひ足を運んで温かい気持ちになって、みんなで盛り上がっていけたらなと思います。
ぜひ見に来てください!

作品情報

ミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」
2023年10月 東京・帝国劇場
2024年1月 福岡・博多座
2024年1~2月 大阪フェスティバルホール

<Cast&Creative>
ウィリー・ウォンカ:堂本光一
脚本:デイヴィッド・グレイグ
音楽:マーク・シェイマン
歌詞:スコット・ウィットマン/マーク・シェイマン
原作:ロアルド・ダール
映画版楽曲:レスリー・ブリカッス/アンソニー・ニューリー
日本版翻訳・演出:ウォーリー木下
訳詞:森雪之丞
振付:YOSHIE・松田尚子
アートディレクション:増田セバスチャン
音楽監督・指揮:塩田明弘
美術:石原敬
照明:藤井逸平
映像:鈴木岳人
音響:山本浩一
衣裳:小西翔
ヘアメイク&ウィッグ:SAKIE
歌唱指導:亜久里夏代/柳本奈都子
稽古ピアノ:宇賀村直佳/若林優美
オーケストラ:東宝ミュージック/ダット・ミュージック
演出助手:平戸麻衣
舞台監督:三宅崇司
アシスタント・プロデューサー:松本宣子
プロデューサー:齋藤安彦/今村眞治
製作:東宝

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