4月3日(月)スタートの『朗読の世界』(NHK FM 毎週月曜~金曜 午後9時15分~9時30分)で、上川隆也が朗読を担当することが決定し、コメントが到着した。
古くから読み親しまれている日本の文学や海外文学の翻訳版を、人気の俳優・声優が朗読する番組『朗読の世界』がスタート。文学に接する機会の少ない若いリスナーや、目の不自由な方々まで、幅広い層に届ける。番組は、原作の持つ世界観と空気感を最大限に尊重。省略などの編集や演出を加えずに、原作をそのまま朗読する。
放送は4月3日(月)から。最初に取り上げるのは、多くの社会派サスペンス作品で知られる作家・髙村薫の短編小説。作品集「地を這う虫」に収められた『愁訴の花』 『巡り逢う人びと』 『父が来た道』『地を這う虫』の4作品を、35回に分けて読んでいく。朗読は、多くの髙村作品を原作とするドラマや映画で主役を演じてきた俳優の上川隆也が担当する。上川によるコメントは以下に記載。
上川隆也 コメント
「演じる」という形では幾度かこの身を委ねた高村薫さんの世界。
『見ると聞くとは大違い』なのが当たり前なように『演ると読む』では目の前に広がる世界が全く違って見えました。
4編の中に描かれた登場人物たちの営みの断片は、短編とは思えないほど重厚で奥深く、どこかで堪能さえしながら一文一文と向き合っていたような気がします。その世界観をできる限りお伝えできればという想いで読ませていただきました。お聴きになる方にとってほんのひととき、くつろぎのお手伝いができたなら、幸いに存じます。
番組情報
『朗読の世界』
NHK FM
2023年4月3日(月)スタート
毎週月曜~金曜 午後9時15分~9時30分
番組HP:https://nhk.jp/roudokusekai
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