加藤シゲアキ「休みなくエドモン」宣言も“髭”ビジュアルでは「『チャンカパーナ』は歌えない」

エンタメ総合
2023年04月01日
「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」加藤シゲアキ

加藤シゲアキ(NEWS)が主演を務める、パルコ・プロデュース2023「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」のプレスコール及び取材会が4月1日(土)に開催され、加藤、平祐奈、金田明夫、演出を務めるマキノノゾミが登壇した。

本作は、映画監督としても活躍するフランスの若手劇作家・演出家であるアレクシス・ミシャリクの手で2016年にパリで初演。上演回数700回を超えるロングラン・ヒットとなり、2017年のフランス演劇界最高の栄誉と言われるモリエール賞で7部門にノミネートされ、5冠を受賞。2年後の2018年には、ミシャリク自身の手により映画化もされた。

17世紀に実在した大きな鼻の剣豪詩人「シラノ・ド・ベルジュラック」の物語の誕生秘話をドタバタ幕内コメディ仕立てに描いた物語は、正統派のフランス喜劇の流れをくみながらもテンポのよいせりふ運び、サラ・ベルナールやチェーホフといった実在の人物が登場するなど、約120年前の演劇人やクリエイターたちに向けた劇場愛にあふれた賛辞として人気を博している。

日本初上演となる本作で主演を務めるのは、加藤シゲアキ。2020年に発表した小説「オルタネート」(新潮社刊)で、2021年に第42回吉川英治文学新人賞、第8回高校生直木賞を受賞。作家としても数々の人気作を生み出している加藤が、“書けない”劇作家エドモン・ロスタン役に挑む。

「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」加藤シゲアキ

そんな本作のプレスコール及び囲み取材が4月1日(土)に開催され、加藤をはじめ、平祐奈、金田明夫、演出を務めるマキノノゾミが登壇。初日を迎えるに当たり、加藤は「(この作品は)ドタバタコメディですが、現場も実際にドタバタしていて(笑)、本当に初日が迎えられるのかという状態でやってきましたが、誰1人欠けることなく今日を迎えられてホッとしています」と思いを。

先日、加藤らが汗だくで本作の稽古に臨む姿がテレビで紹介されたが、これについても「チラシに“抱腹絶倒のドタバタ幕内コメディ”と書かれているので、そうしなくてはいけないというプレッシャーがすごくて…。合言葉のように“抱腹絶倒”と言いながらみんなでやっていました」と。「誰だ、これ書いたの!(笑)」と嘆きの声を上げる。

そんな加藤はエドモン同様に“書く”作家活動も行っているが、「エドモンやって、家に帰っても締め切りに追われて…で、ずっと締め切りに追われています」と。さらに「実はもう締め切りをこぼしているんです。先月終わらせたかったんですけど、(稽古で)全然できなくて…。なので本当にエドモンです。休みなくエドモンやってます!」とまさかの告白が飛び出した。

また、髭が特徴的な加藤のビジュアルに話題が及ぶと、「しゃべりづらいですが、エドモンは実際にいらっしゃった方なのでできるだけ寄せたくて。汗で剥がれたりもするので、未だに試行錯誤しています」と。「昨日、通し稽古をするはずができなくて、ゲネプロが本番なんです。なのでどうなるか分からなくて…。ほら追い込まれているでしょう。ここも間に合っていないんです!(笑)」とドキドキの心境を明かす。

加藤シゲアキ

そして、加藤が作家でもあることから“らしさ”を出すため、記者から「実際に髭を生やしてみたりは?」と提案が。すると「僕、ジャニーズなんですよ(笑)。増田(貴久)も小山(慶一郎)も髪が明るいですし、2人の中にこれがいたら相当浮くと思います。これで『チャンカパーナ』は歌えない!(笑)」とユニークに答え、会場は笑いに包まれる。

そんな増田と小山についても「(舞台を)見に来てくれるんじゃないですか」と話し、「みんな忙しくて最近あまり会えていないですが、今年はデビュー20周年ですし、打ち合わせなどはときどきしています。見に来ても大したことは言ってくれないと思いますが(笑)、頑張っているよと伝えたい」と2人の来場に期待感をのぞかせた。

最後は「エドモンの誕生日(4月1日)にこうして初日を迎えられたり、いろんな数奇な運命がバチッとハマった舞台だと思いたいです。『これ大丈夫なのかな』とまだ思っていますが(笑)、最後まで頑張っていきたいと思います」と加藤が意気込みを述べ、和やかな取材を締めくくった。

左から)マキノノゾミ、平祐奈、加藤シゲアキ、金田明夫

公演情報

パルコ・プロデュース2023「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」
東京公演:2023年4月1日(土)~4月16日(日)新国立劇場 中劇場
大阪公演:2023年4月22日(土)~24日(月)東大阪市文化創造館 Dream House 大ホール

作:アレクシス・ミシャリク
上演台本・演出:マキノノゾミ

出演: 加藤シゲアキ
大谷亮介 平祐奈 細田善彦
福田転球 三上市朗 土屋佑壱 津田真澄 佐藤みゆき 章平
安蘭けい 金田明夫

公式サイト:https://stage.parco.jp/program/edmond

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