『世界フィギュアスケート国別対抗戦2023』(テレビ朝日系)が、4月13日(木)に開幕する。
国際スケート連盟(ISU)が主催する唯一のフィギュアスケート団体戦=「国別対抗戦」。世界上位6か国が出場し、「男子シングル」「女子シングル」「ペア」「アイスダンス」の4種目総合成績で世界一の称号を競う、団体戦最大の大会がいよいよ今夜開幕。日本をはじめ、アメリカ、カナダ、韓国、イタリア、フランスが出場し、国の威信をかけたチーム戦を展開していく。今シーズン最後の大舞台となる「国別対抗戦2023」で、日本代表チームは一丸となって日の丸を背負い、3大会ぶりの世界一奪還を目指す。
本日4月13日(木)午後6時30分から放送されるのは、「男女ショート」と「アイスダンスリズムダンス」。女子ショートには、先日開催された「世界フィギュアスケート選手権2023」で日本女子初の連覇を成し遂げた坂本花織が登場。日本のエースとして期待される一方、今回はチームのキャプテンにも任命されており、持ち前の明るさを生かし、応援席でも活躍が期待される。
また、同じく女子シングルに出場する三原舞依にも注目だ。坂本と同じリンクで練習し、公私ともに親しい三原だが、体調不良により長期間の欠場を経験したことも。そんな彼女が昨年、世界を驚かせることに。好調なシーズンを送ると、年末の「グランプリファイナル2022」では初出場・初優勝を果たし、「くじけないシンデレラ」として喝采を浴びた。ファンや盟友の応援を受けながら、さらなる高みを目指す三原が坂本と共に日本を引っ張っていく。
男子シングルでいま最も注目を集める18歳、アメリカ代表のイリア・マリニン。世界選手権で4回転アクセルを成功させ“4回転の神”と呼ばれるほどの大注目選手だ。そんなマリニンに対し、日の丸を背負う重責を担うのが友野一希と佐藤駿。
友野は、先日の世界選手権で自己ベストを記録するなど現在上り調子。「限界突破」を自らの目標に掲げながら「チームが勢いづくような演技ができれば」と意気込む、「浪速のエンターテイナー」友野の持ち味である躍動感あふれる演技に注目だ。さらに、宇野昌磨欠場に伴い出場が決まった佐藤は、難度の高い4回転ジャンプを正確に跳ぶ19歳、マリニンとはこれまでも多くの大会で対峙してきた。アメリカの天才に負けぬ演技に期待が高まる。
アイスダンスには、世界選手権で自己ベストを記録、日本勢過去最高に並ぶ順位を獲得した村元哉中/高橋大輔組が出場。日本代表発表会見で高橋は最大のライバルにアメリカを挙げ、「アメリカ勢のチカラはやっぱり“トータル”ですよね。全カテゴリに強いのが一番の力かなと思います」と警戒しつつも「もちろん僕もアイスダンスを全力で頑張りますが、チームニッポンもチャンピオンがそろっているメンバーなので、普通にいけば完全に勝てると思っています」と自信をのぞかせる。
大会2日目の14日(金)からは、ペアがスタート。四大陸、グランプリファイナル、世界選手権を制し、日本勢初となる快挙「シーズングランドスラム」を達成した三浦璃来/木原龍一ペアが出場。今大会では「ショートで80点超え、フリーで145点」という高い目標を設定している2人がシーズンを締めくくる最後のタイトル獲得を目指す。
さらに「国別対抗戦」は、応援席やキスアンドクライも見どころ。日本代表ではメンバーからその“盛り上げ力”に対して絶大な信頼を得ているキャプテンの坂本や、同じく盛り上げ役としての力も高い「浪速のエンターテイナー」友野らが中心となって声援を送る。選手応援席・観客席からの声援も解禁されてから行われる初の国別対抗戦。6か国それぞれが工夫を凝らして応援する様子にも注目だ。
また、今大会のイタリア代表の登録メンバーには安藤美姫の名前も。国別対抗戦にも出場したことがある安藤は、かつて師事していたイタリアのコーチが急遽来日できなくなり、その代役を要請され、加わっている。さらに、13日(木)の会場には、同日午後9時から初回放送の新木曜ドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』で主演の桐谷健太(刑事・仲井戸豪太役)、そして吉瀬美智子(判事・諸星美沙子役)がゲスト出演。ドラマでは情熱あふれる刑事を演じる桐谷が、その役柄同様の情熱でチームニッポンを応援する。
番組情報
『世界フィギュアスケート国別対抗戦2023』
テレビ朝日系
「男女ショート・アイスダンスリズム」
2023年4月13日(木)午後6時30分~ (※一部地域を除く)
「女子フリー・アイスダンスフリー・ペアショート」
2023年4月14日(金)午後8時~
「男子フリー・ペアフリー」
2023年4月15日(土)午後6時30分~
「エキシビション」
2023年4月16日(日)午後10時~
©テレビ朝日