林一敬(ジャニーズJr.)、松島勇之介、作・演出:西田大輔が舞台「Arcana Shadow」の魅力を語る「林君が演じる道満がどうなるのか楽しみです」

エンタメ総合
2023年06月16日
©2023・Arcana Shadow. ALL RIGHTS RESERVED.

ジャニーズJr.の林一敬が初主演を務める舞台「Arcana Shadow(アルカナシャドウ)」が、2023年7月1日(土)~9日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて幕を開ける。平安時代に活躍していた陰陽師、蘆屋道満の抱える秘密や敵対する安倍晴明との関係性がこれまでにない視点から描かれる本作。作・演出は「DisGOONie」の代表で、エンターテインメント性と確固たる哲学が同居する作品を作り続ける西田大輔が手掛ける。

このたび、主演の蘆屋道満を演じる林一敬さんと安倍晴明を演じる松島勇之介さん、作・演出の西田大輔さんに今作の魅力をお聞きしました。


◆本作で陰陽師の世界を描こうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

西田:本作では「祈る」という言葉がキーワードになりますが、その行為は、どの国でも古の時代から信仰の根幹になっています。それはテクノロジーが発達した現代でも変わらないんですね。人間はやはり形のないものに思いを馳せながら救いを求めて生きている存在で、そこにはどんな意味があるのか不思議に思っていました。だったら「祈る」ことの本質を、日本ならではの祈祷や占術を行う陰陽師という存在を通して描いてみたいと考えたのが今作の始まりです。

◆本作の演出のプランを聞かせてください。

西田:若々しい座組だと思っているので、若さあふれる躍動的な瞬間を切り取りたくて殺陣のシーンも序盤からかなりあるのですが、演出プランとしては「静寂」がテーマです。これまで僕が作ってきた舞台とは違った雰囲気になると思いますよ。もちろん、0から1にする作業は僕だけではできないので、俳優やスタッフと一緒に作り上げたいです。

◆林さんは将来の夢が「舞台の主演」とのことで、その夢がかないましたね。

林:ジャニーズJr.公式のエンタメサイト「ISLAND TV」のプロフィールに書いた目標ですが、こんなに早く主演が決まると思ってなくてびっくりしました。なので、今作で主演に選ばれたことは本当にうれしくて、僕の俳優人生にとって思い出に残る舞台にしたいです。

◆では、林さんと松島さん、お二人の印象はいかがですか。

松島:林君とはビジュアル撮影の時に初めてお会いしましたが衣装を通した姿に後光が差して、(蘆屋)道満にしか見えないと思って驚いて(笑)。お若いのに考え方もしっかりされて、お話をすると自分のしっくりこない言葉はそのまま口に出さない正義感を感じたし、彼が演じる道満がどうなるのか楽しみです。

林:ビジュアル撮影の時の松島君は、(安倍)晴明の衣装が似合っていて役にピッタリで、お話をするととても良い方だと思って感動しました。これからの稽古で分からないことがあればたくさん質問をして、頼りにしたいです。

西田:これまで林君と(松島)勇之助君の佇まいを見たり話をしてみると、二人とも芯があって真面目で誠実な性格だと感じますね。

◆お二人が演じるキャラクターについて教えて下さい。

松島:これまでいろいろな晴明を扱った作品に触れてみて、彼は懐が深くてゆとりがあって、器が大きい完璧な人物だと思っていました。ただ、脚本を読むと今作ではいろいろな形で窮地に追い詰められ戸惑う人間味あふれる人物だと思うようになって。実際にピンチに陥るシーンも、晴明が道満に感情的に噛みつくこともあるので、僕が想像していたキャラクターとは違う新しい晴明が描かれると思います。

林:道満は晴明とは違い民間の出身で、晴明から「悪の道満」と揶揄されていますが、脚本を読むとガラリと印象が変わったし、本番ではみなさんが抱いている道満像とは異なった人物になると感じています。

◆どのように演じてみたいですか。

松島:今回のカンパニーでは、たくさんの先輩方がいて、松島勇之介としていろいろなことを教えていただく立場でもあるので、みなさんの意見を参考にしながら等身大の自分で心を込めて晴明を演じたいです。

林:西田さんがおっしゃったように、これからの稽古で皆さんと一緒に自分らしい道満を見つけたいです。

西田:そうだね。僕としては今作の道満は林君の誠実さと可愛さが噛み合った役にしてみたいです。勇之介君は舞台「富豪刑事 Balance:UNLIMITED The STAGE」(2020)で一緒になった時にすごくハングリーな俳優だと思ったんです。そこから3年経って再会してみると、さらにいい目になっていた。今作の晴明は、感情を簡単に表に出さないお芝居にしようと考えていて、そんな役を成長した勇之介君と一緒に作っていけたらと思っています。

◆最後に意気込みを聞かせて下さい。

西田:二人以外にも「DisGOONie」の舞台で主役を演じてくれた素晴らしい俳優たちが脇を固めてくれるので、絶対に面白い舞台になると思います。陰陽師という題材は、さまざまなコンテンツになっていますが、これまでにない物語に仕上がったと自信を持って言いたいです。舞台はお客様が劇場の扉を開けて、僕たちと同じ場所で同じ時間を生きることに魅力があるし、もう一度扉を開けて帰ってくださるお客様の後ろ姿を見送るのが僕たちには何ものにも代え難い喜びになります。もし迷っている方がいたらためらわずに今作の劇場の扉を開けてみませんか? ご来場をお待ちしております。

松島:西田さんが描く陰陽師の世界やそこに参加する僕は、晴明としてどう生き抜くのかを考えるだけでワクワクしています。お客様は僕たちのお芝居の熱量を受け取って、ご友人やご家族などといろいろなことを話し合いながら劇場を後にしてくださるとうれしいです。

林:まず今作で初主演を務めさせてもらうことに感謝したいです。その舞台で懸命に演じる僕やみんなの姿をご覧になって、応援してくださるとうれしいです。陰陽師という役は初めてで、僕の新たな一面をお見せできるように頑張ります。ぜひ、劇場に足をお運び下さい。

公演概要

©2023・Arcana Shadow. ALL RIGHTS RESERVED.

舞台「Arcana Shadow(アルカナシャドウ)」
2023年7月1日(土)~9日(日)東京・サンシャイン劇場

【出演】
林一敬(ジャニーズJr.)、伊波杏樹、松島勇之介
西銘駿、安西慎太郎、木﨑ゆりあ、内田将綺(学芸大青春) / 小澤雄太(劇団 EXILE)、栗山航 / 鈴木勝吾 and more

【製作スタッフ】
作・演出:西田大輔

【チケット】
一般販売中
全席指定:9,900円(税込)

公演協力:ゼクシード
主催:舞台「Arcana Shadow」2023 製作委員会

アフタートークショウ開催決定!

【対象ステージ】
・2023年7月5日(水)13時の回
登壇者:林一敬、伊波杏樹、松島勇之介、西銘駿、鈴木勝吾 / 西田大輔

・2023年7月6日(木)13時の回
登壇者:安西慎太郎、木﨑ゆりあ、内田将綺、小澤雄太、栗山航 / 西田大輔
※予告なく登壇者が変更になる場合あり。

舞台公式サイト:https://arcana-stage.com/
舞台公式 Twitter:https://twitter.com/Arcana_ShadowSt

©2023・Arcana Shadow. ALL RIGHTS RESERVED.

下記の「CTAボタン」を設定することで、ユーザーがスマートフォンで記事詳細ページを開いた際に「続きを読む」の下に「CTAボタン」を2つ追加できます。上段「CTAボタン」に設定したものは上に表示、下段「CTAボタン」に設定したものは下に表示されます。
2025冬ドラマ最新情報まとめ2024→2025 年末年始・お正月特番一覧