福田悠太「あの頃より“ちょっと売れてる”ふぉ~ゆ~の、“深化”した作品に」舞台「SHOW BOY」公開舞台稽古&会見

エンタメ総合
2023年07月02日

舞台「SHOW BOY」

ふぉ~ゆ~が主演を務める舞台「SHOW BOY」が7月1日より東京・シアタークリエでスタートした。本作は歌あり、ダンスあり、マジックあり…とさまざまなエンターテインメントが詰まったオリジナル作品。東京湾に浮かぶ大型カジノ客船を舞台に、ふぉ~ゆ~の面々が扮するキャバレーの裏方(福田悠太)、マジシャンの見習い(辰巳雄大)、全財産を失ったギャンブラー(越岡裕貴)、中国人マフィア(松崎祐介)ら4人の男たちと、彼らを取り巻く人々の物語がオムニバス形式で進み、運命が交錯していく。開幕に先立って公開舞台稽古が行われ、お披露目会見にはふぉ~ゆ~の4人とキャバレーの支配人役を務める中川翔子が登壇した。

2019年の初演以来、2021年の再演に続く3度目の上演とあって、ストーリー展開や演出に変化が加わった今回の公演。松崎は「細かな部分をブラッシュアップして、さらに分かりやすくお届けするというか。ストーリーに沿って、瞬間瞬間に描かれているものをブラッシュアップですよね。細かく表現することによってさらに違う角度でお客様にお届けできると思います」と身振り手振りを交えながら熱弁。すかさず辰巳が「マツ(松崎)の動きが激しいときは、動揺しているときです(笑)」と説明しつつ、「最近ブラッシュアップって言葉を覚えたんじゃない?(笑)」とツッコミを。これには越岡も「2回出てきた(笑)」、福田も「へっへっへっへ(笑)。ブラッシュアップの意味分かってないでしょ?(笑)」と大ウケで、会見の序盤からふぉ~ゆ~らしい雰囲気に。

舞台「SHOW BOY」

あらためて辰巳が「4年前の初演のときと今を比べると、僕らの仕事内容も変わっているし年齢も重ねている。特に“夢を諦めずに続けていく”っていう部分を意識して、(演出の)ウォーリー木下さんがせりふやシーン、歌のパートを追加してくださっています」と説明。さらに「今の僕らの『SHOW BOY』に生まれ変わったなと思います」と笑顔で続け、手応えを感じさせた。

福田は「自分たちで言うのはちょっとアレなのかもしれませんが…事実なので言わせていただくと、あの頃(4年前)よりちょっと売れてるんで」と正直なコメント。「言った!(笑)」(松崎)、「自分で言う人いないんだよなぁ(笑)」(辰巳)とメンバーがちゃちゃを入れる中、福田は「“超売れてる”わけじゃないですよ? あの頃より“ちょっと売れてる”。そこは間違えないでください」と念押し。“らしい”おちゃらけたコメントをしていた福田だが、「この4年間に僕らが経験してきた演劇体験であったり、ショービジネスに対する思いだったりとか。僕らも役者としてタレントとして、マツが言うようにブラッシュアップされている。それにより『SHOW BOY』という作品が“進化”じゃなく“深化”したと思います」と熱く語ってみせた。

2021年の再演から支配人役を務めている中川翔子は「本編(のせりふ)にたくさん出てくる『ヤルシカナイネ!』という言葉に日々励まされながら演じています。この夏は全て『SHOW BOY』にかけようと決めています!」と意気込みを。とはいえ盛りだくさんのステージに大変なようで、2年前からのパワーアップぶりを「『プレステ』が『プレステVR』になったみたい」と“しょこたん”らしい例えで説明。「誰も分からないかも…!」と焦りつつ、「ゲームとかで言うと“『3』が一番伝説になる”とも言われているので。今回3回目になる『SHOW BOY』は、めちゃくちゃすごいです!」と熱弁した。

舞台「SHOW BOY」
舞台「SHOW BOY」

それぞれの見どころについて、松崎は「ディーバになったとき、いかに女性に近づけるかってところを見てほしい。前回より歩き方や動きを意識しています」とコメント。辰巳は「タネをバラさないでマジックを失敗しなきゃいけないのが難しい。プロのマジシャンの方も失敗するマジックってやらないので、マジックの先生といろいろ考えながらやってます」と意外な見どころを明かした。福田は「僕は言ってないですよ? 僕は言ってないんですけど、タップの先生が『ジャニーズで一番タップダンスがうまい』って言ってくれました。坂本(昌行)さん、東山(紀之)さん、Travis Japanとかいますけど、誰よりもうまいとタップの先生が」と、福田節が止まらない。続けて「もし関係者の方でタップダンスを扱う作品があったら、オファーはジャニーズ事務所の方にお願いします」とちゃっかりアピールし、辰巳に「何、売り込んでんだよ! クリエのセンターで何話してんだよ!」とツッコまれていた。

舞台「SHOW BOY」
舞台「SHOW BOY」

そんなボケる空気に乗っかって、越岡は「カジノでお金を失ってしまう役で。でも僕自身親が金持ちなのでそういった経験はないんですけど、役とどう調和していくかというか…」とコメント。あまりにもあっけらかんとした発言に、さっきまでふざけていた福田も「“金持ちが金を失くしていくさまを見ろ”“こんなに気持ちいいことはないぞ!”と?(笑)何を言うとんだ!」と思わずツッコミ。中川は「踊りに対して苦手意識があったんですが、ふぉ~ゆ~に囲まれてクリエのセンターで踊るってめっちゃ気持ちいいんですよ! 『気ン持ちいい~!』と思いながらやってます。歌って踊る中川翔子はなかなか見られないので、ぜひ見に来てほしいです」とアピールした。

舞台「SHOW BOY」
舞台「SHOW BOY」

公私ともに親交の深い先輩・堂本光一が初演を見た際に「ふぉ~ゆ~はこの作品をずっとやるべきだ」と太鼓判を押されたというこの『SHOW BOY』。ふぉ~ゆ~のライフワークとも言える本作について辰巳は「オフ・ブロードウェイに『スリープ・ノー・モア』という作品があって。実際のホテルの中で役者たちがホテルの従業員やお客さんになって自由に過ごしていて、観客の方が自由について行って一人一人のストーリーを見られるんです。『SHOW BOY』も登場人物一人一人にそれぞれの濃いストーリーがある。なので僕はいつか、本当の豪華客船でお客さんが自由に役者について行けて、その人の人生を見届けられるという舞台をやりたい。それに向けた第一歩になるような『SHOW BOY』にしたいです。何ならマツは『死ぬまでやりたい』と言っていたので、『SHOW ジジイ』までやり続けたい!」と壮大な夢を打ち立て、本番に向けて意気込んだ。

舞台「SHOW BOY」

公演情報

舞台「SHOW BOY」
2023年7月1日(土)~7月21日(金) 東京・シアタークリエ
2023年7月28日(金)~7月30日(日) 大阪・新歌舞伎座
2023年8月12日(土) 愛知・愛知県芸術劇場 大ホール

主演:ふぉ~ゆ~(福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介)
出演:高田翔、高嶋菜七、小松利昌/大廣アンナ・森田みなも(Wキャスト)/瀬下尚人、中川翔子ほか
脚本:登米裕一 原案・演出:ウォーリー木下

公式サイト:https://www.tohostage.com/showboy/

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