SDGsウイークエンド特番『a・un(あうん)エシカル百科店』(テレビ東京 午後1時28分~2時23分)が、7月15日(土)に放送。森星がナビゲーターを務め、ゲストにYOU、渡部豪太、坂口真生(エシカルディレクター)、井浦新がVTR出演する。
「SDGs」「サステナブル」という言葉に比べ、まだあまり認知されていない「エシカル」。直訳すると、倫理的・道徳的という意味。企業がもうかれば多少環境や誰かが犠牲になっても仕方がないという時代から、今は人・地域・社会・環境に配慮した「エシカル消費」が大切になってきている。
一方、いいことかもしれないが、「エシカル、サステナブル」であることは「大変そう」「現在のライフスタイルに制約がありそう」というイメージが。そこで番組では、簡単なことから楽しく、気軽に始められる、人や環境、動物にちょっと優しく、配慮できる「エシカル」を提案。森星、YOU、渡部豪太をスタジオに迎え、エシカルディレクター・坂口真生が日本や世界の状況を解説する。
長野県諏訪市で2016年にオープンしたのは、地域の空き家からの不要になった古材・古道具を回収し販売し、古材を活用したオリジナル家具、雑貨類も販売するリサイクル店。現在は複数店舗が集まる大きな長屋をリノベ中。地域の活性化を目指している。
井浦新は、自然由来成分100%にこだわる鹿児島のブランド「Kruhi(クルヒ)」を訪問。2022年より夫婦で立ち上げたこのブランドが、「自然に還る」ことに着目した理由とは。工場でトリートメントやフェイスミスト作りを行う井浦に密着する。
千葉県木更津市からは、「農業」「食」「アート」を軸とした複合施設を紹介。ここでは鶏が鶏らしく生きる環境にこだわり、“平飼い”が行われている。
「ファッションを通じて、アフリカに雇用を!」をモットーに、アフリカの民族柄・伝統の織・特産品などを使用したファッションを提案しているのが、アパレルブランド「CLOUDY」。アフリカ・ガーナとケニアの女性たちや障害者たちの雇用も支援している。
ほか、創業115年の料理道具店「釜浅商店」で人気なのが、鉄製のフライパン。フライパンを”使って育てる”ことの意味と、そのエシカルさに迫る。
テレビ東京 工藤里紗チーフ・プロデューサー コメント
人や地域、環境、動物に配慮した「エシカル」。いいことなんだけど、ちょっと面倒くさそう、ちょっと高そう…。そんなイメージがあり、それをもっと楽しく、気軽に! と制作したこの番組。しかし、実はほんの少しですが手間がかかったり、ほんの少しかもだけど、値段が上がることもあるのは事実かもしれないと思うように。
最短距離で最大の利益を出すために、つまり、短い時間でもうける街道を走って来たぶり返しが今私たちに、そして未来にきている。そう考えると、その逆のこともほんの少しあるかもしれない。
伸び伸び走り回ったニワトリの卵の方が、少し高いかもしれない。せっかく買うなら、100%リサイクル素材の服の方がいいかもしれない。それを検索するのに10秒ほどかかるかもしれない。服のリユースやリサイクルのために、お店のボックスに着なくなった服を入れるのが、ほんの少し荷物になるかもしれないし、ほんの少し寄り道かもしれない。
でも、実は「ほんの少し」。そんな「ほんの少し」で、誰かの労働環境が良くなれば、美しい自然を守れたら、子供たちに教育ができたら、家畜が少しでも痛みやストレスを感じずに生きれたら。気になる、1つでも2つでも取り入れたらいいと思います!
私自身、「エシカル」と向き合うようになってから、毎日買うものがどこから来たか意識するように。どこからどうやって来たかに消費者も加担しているはず! と思って、どこのダウンコートを買おうか悩んだ挙げ句、冬が去ってしまいました(笑)。
個人の消費よりも、企業の環境へのインパクトの方が大きいという説もありますが、この2つはつながっているはず。私たちの消費の仕方や意識が変われば、おのずと企業や国も変わらざるをえない。ちょっとしたエシカル消費で、エシカルな意識で誰かが何かが助かるかもしれない。つらい思いをしないですむかもしれない。
私は、肉も魚ももりもり食べますし、ファッションも、美容も、旅行も、家具も大好きですが、もしその選択で少しでも誰かに何かに優しくあれるなら、そっちを選びたいなと番組制作を通じて強く感じてます! お楽しみに。
番組情報
『a・un(あうん)エシカル百科店』
テレビ東京
2023年7月15日(土)午後1時28分~2時23分
番組HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/ethical/
Twitter:@aun_ethical7(https://twitter.com/aun_ethical7)
オンラインメディア/EC:https://aun-ethical.com/
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