俳優・小沢仁志が自身の公式YouTubeチャンネル「笑う小沢と怒れる仁志」を更新し、俳優・佐藤浩市をゲストに対談形式でトークを行った動画を公開した。
“Vシネマの帝王”、“顔面凶器”との異名を持ち、存在感のある容姿と演技で根強い人気を集めている小沢仁志。このたび8月23日(水)19時に、小沢と昔から交流がある俳優・佐藤浩市をゲストに対談形式でトークを行った様子を収めた動画を配信開始した。
8月25日(金)に、横浜流星とダブル主演を務めた映画「春に散る」の全国公開を控えている佐藤。「そういえば見させていただきました、『春に散る』。面白かったですよ」と小沢が切り出し、映画「春に散る」についてのトークが始まる。
「最初、沢木耕太郎さん(映画『春に散る』原作者)の俺の役のイメージは高倉健さんだったらしいの。でもよくある映画にはしたくなかったから、若い奴らに刺激を受けながらセリフを加えたりして、普通のスタイルのものとは少しだけ味付けが変わってる」とこだわりを語る佐藤。
映画内で登場するボクシングシーンに関しても「ボクシングものってさ、見るやつが見ると違うなっていうのがバレちゃう。今の若い子たちってストイックだからさ、(横浜)流星も窪田(正孝)もすげえ真面目にやってて。思ってたよりそこらへんがうまくいったかなって」と、共演者に佐藤が感じていた思いも語られた。
今度は佐藤から、小沢主演の映画「BAD CITY」の話が切り出され、「小沢の『BAD CITY』観に行ったけど、アクションってほんと大変だなーって思うよ。刀の立ち回りとまた違うからさ」と小沢に投げかける。
「でもずっとやり続けてると、普通のことなんで意外に大丈夫なんですよ。時代劇とかの刀は逆に苦手です。長ドスに慣れちゃってて、侍の切り方ができない! どうしてもドスの切り方になっちゃう(笑)」と小沢ならではの悩みが飛び出し、2人は笑い合う。
その後も映画について役者ならではの目線で熱いトークを繰り広げていく2人。ひとしきり語った後、話題は2人の出会いや親交が深まったきっかけに移る。「やっぱり世代が近いっていうのもあったし、世代が近くてまだ頑張ってるってなると、当然のごとくシンパシーはあるよね。パッと会ったら思わず口元が緩んじゃう、そういう同志だったね」と互いに抱いている思いが語られる場面も。
そこから世代が近い役者仲間として、2人と親交が深く、小沢のYouTubeチャンネルに以前ゲスト出演もした、俳優・哀川翔の話も飛び出す。「今回『春に散る』に翔さん出てたじゃないですか。俺見て、哀川翔、ちゃんと真面目に芝居やってんじゃん! って思いましたよ(笑)。珍しく哀川翔を出してなかった! やりゃあできんじゃんって思って見てた」と明かす小沢。
佐藤も「翔ちゃんとやるのはもう数十年ぶりで、一緒にこうやってやれるのはうれしかった。みんな60過ぎてもやってんだからねえ…」と続け、同世代の役者仲間に思いを馳せるシーンも。
8月25日(金)に全国公開を控える映画「春に散る」について、主演である佐藤と一観客としての小沢の両方の目線でたっぷりと語られた本動画の全貌は、公式YouTubeチャンネル「笑う小沢と怒れる仁志」にて視聴可能だ。
さらに8月26日(土)19時には、名俳優・三國連太郎を父親に持つ佐藤が、若手時代の苦悩や父親に対する思いについて語った動画も配信予定とのことでこちらも見逃せない。
動画
WEB
笑う小沢と怒れる仁志:https://www.youtube.com/@ozawa_hitoshi