10月15日(日)放送の『世界遺産』(TBS系 毎週日曜 午後6時~6時30分)より、新コーナー「杏の世界遺産散歩inパリ」がスタート。杏とスタッフ陣からコメントが到着した。
今年で放送28年目を迎えた『世界遺産』のナレーターを務め、日本とパリの2拠点生活を送る杏。新コーナーではパリ中心部を流れるセーヌ川周辺エリアを対象とする世界遺産「パリのセーヌ河岸」のさまざまなスポットを巡り、実際に歩いてみたからこそ感じるパリの魅力を紹介する。
10月15日(日)、11月12日(日)、11月26日(日)の放送では、パリの中心・シテ島にあるゴシック建築のサント・シャペル教会へ。13世紀にルイ9世の命により王宮の敷地内に建てられたこの教会の2階にある礼拝堂は王族のみが入ることを許され、“パリで最も美しい”と言われるステンドグラスに全面を覆いつくされている。
王族専用の扉から入った杏を待っていたのは、誰もいない静かで穏やかな空間。聖遺物と呼ばれるいばらの冠がかつて置かれていた台座の脇に立つことを許された杏は、「有無を言わせない迫力というか、入った瞬間に息をのむようなものがあった」と感銘を受けていた。
10月22日(日)、11月5日(日)の放送で訪れるのは、2019年に大規模な火災に遭い、尖塔などが焼け落ちてしまったノートルダム大聖堂。現在は2024年までの再開を目指し、建築当初と同じ木材や石材を使い、同じ工法で建て直している。
修復現場を間近で見た杏は、「修復中だからこそ、近くで見られるというゾーンもたくさんありました。今までもこれからも見られないものだと思うので、映像にも残せてよかったなと思います」とコメント。
また、火災のすすで汚れてしまったステンドグラスを洗浄する工房では、中世のステンドグラスの作り方を体験する。ほか、焼け落ちた尖塔から助け出された雄鶏の像や、奇跡的に無傷で見つかった聖母子像なども取り上げる。
さらに、17世紀に建築され、その美しさから“小さなヴェルサイユ”とも称される邸宅・ローザン館も紹介(放送日未定)。館のあるサン・ルイ島は、セーヌ川に浮かぶ、かつて貴族や裕福な商人などが住んだ高級住宅地。館内に足を踏み入れた杏は、全面に黄金の装飾が施された3階の「ヴィーナスの間」の美しさに圧倒される。
杏とスタッフ陣のコメントは下記に掲載。
杏 コメント
番組のナレーターを数年やっていて、実はまだパリの世界遺産をナレーションで紹介したことがなかったので、少しずつ皆さまにパリの魅力を見ていただきたいです。ナレーター自身が世界遺産を回っていくことで、親しみを持って味わっていただけるのではないかなと思います。普段はなかなか入れないような場所に入れていただけたので、本当に貴重な機会をいただきました。そして、パリの街にはまだまだ数えきれないくらいの歴史や美術が詰まっているので、これから私も少しずつ学んでいきながらこの街を楽しんでいきたいです。数百年たつものが当たり前に残せていることが世界遺産の魅力ですし、これからもきっと残していかなければいけないという使命を、パリの人たちは背負っているんだと思うと重みを感じます。
堤慶太プロデューサー コメント
毎週1つの世界遺産を紹介するという基本は変えず、連続してパリの世界遺産を伝える新コーナーをプラスする番組構成になります。コーナーのテーマにした「パリのセーヌ河岸」は広い地域が世界遺産に指定されていて、いくつもの建物や場所が含まれています。そのため、連続シリーズで取り上げるにはぴったりの世界遺産だと思います。私たちも知らなかった世界遺産の建物、「知られざるパリの世界遺産」も登場するのでご期待ください。
田口亮担当ディレクター コメント
とても広範囲で多岐にわたる世界遺産なので、杏さんとどこを巡るべきか非常に悩みました。しかし実際にロケをしてみると、彼女の目線を通していろんな発見があり不安も吹き飛びました。そして杏さんが現場に立つだけで、映像が引き立って美しい!『世界遺産』の新しい試みをお楽しみいただければと思います。
番組情報
『世界遺産』
TBS系
毎週日曜 午後6時~6時30分
※新コーナー「杏の世界遺産散歩inパリ」は、10月15日(日)よりスタート(全18回予定)
<サント・シャペル教会>10月15日、11月12日、11月26日放送
<ローザン館> 放送日未定
<ノートルダム大聖堂> 10月22日、11月5日放送
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/heritage/
公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCiBzP94GzT4C_aZ6-lw8zSA/featured?view_as=subscriber
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