大型特番『タモリステーション』(テレビ朝日系 午後8時54分~10時24分)の最新作が、11月25日(土)に放送決定。「富士山噴火 その時日本は?~令和最新!生活シミュレーション〜」と題し、霊峰・富士の火山としての側面に注目する。
古くから霊峰としてあがめられ、2013年には世界文化遺産に登録された“富士山”は、美しく荘厳な姿で世界中の人々を引き付ける日本のシンボル。しかし、富士山はれっきとした活火山であり、ここ300年ほどは静穏を保っているが、決して活動が止まったわけではない。
もしも今、富士山が噴火したら日本はどうなってしまうのか。今回の『タモリステーション』では、富士山が噴火した際、どれほどの被害が考えられるのか、どう対処すればよいのか、被害を最小限に抑えるにはどんな備えが必要なのかなど、さまざまな角度から富士山噴火を検証していく。
そして、噴火のすさまじさを探るため、なんとタモリ自ら富士山へ。宝永4年(1707年)の大噴火の際に生じた、宝永火口を訪れる。
2015年、番組のロケで富士山に登頂した経験を持つタモリ。あれから8年、最新研究により新事実が判明したと聞き、再び宝永火口に向かう。今年に入って、宝永火口にある側火山“宝永山”の地層を詳しく調べたところ、当初考えられていたよりも宝永噴火の噴出量が甚大であることが明らかになったのだ。研究者たちも驚いた新事実とは。
今回、安藤萌々アナウンサーと共に、あらためて宝永火口底に降り立ったタモリ。新事実を踏まえながら荒涼かつ壮大な光景に身を委ねると、300年前、人々の生活をのみこんだ宝永大噴火の威力を体感して…。タモリが現場で目撃した噴火の痕跡とは、何だったのか。
また、山梨・富士吉田市にある“富士山科学研究所”にも緊急取材。人工的にマグマを再現する実験を行い、溶岩流や火山灰のメカニズム、予想される被害エリアについて学んでいく。
さらには、東京をはじめとする首都圏を襲う火山灰量を予想。降灰によって鉄道、食糧、電力、ガス、水道など都市機能はどうなってしまうのか。ガラスの破片が含まれているという火山灰は人体にどんな影響をもたらすのか、その脅威も探る。
スタジオゲストには、幾多の登山経験を持つアルピニスト・野口健、富士山研究の第一人者・藤井敏嗣(東京大学名誉教授・富士山科学研究所所長)、防災アドバイザーの高荷智也らが登場。
「南海トラフ地震との関連は?」「噴火の被害で最も恐ろしいものは?」「富士山近辺の住民はどう対処すればいい?」「首都・東京への影響は!?」「噴火の予兆はいつ分かる?」「江戸時代との噴火の違いは?」「噴火に備えて用意すべきものは?」など、あらゆる疑問を徹底調査。地中レーダー探査により、宝永噴火の火山灰で埋没したという村にも迫っていく。
今回、再び宝永火口を訪れ、富士山科学研究所で自ら取材を行ったタモリは、「宝永火口は素晴らしく美しいので、つい絶景に気を取られて防災のことを忘れてしまいそうになりましたが、やっぱり自然の力、火山の力はすさまじいなと感じましたね」と、富士山が活火山であることを実感。
「日本は世界でも有数の火山国、地震国。危険なところにある国ですから、決して富士山だけじゃなく、今もいろいろな危機が迫っています。ぜひこの番組をご覧になって、皆さんそれぞれが災害に備えて対策を考えておいたほうがいいと思います」と呼びかけている。
番組情報
『タモリステーション』「富士山噴火 その時日本は?~令和最新!生活シミュレーション〜」
テレビ朝日系
2023年11月25日(土)午後8時54分~10時24分
MC:タモリ
ゲスト:野口健(アルピニスト)、藤井敏嗣(東京大学名誉教授 富士山科学研究所所長)、高荷智也(防災アドバイザー)
進行:安藤萌々(テレビ朝日アナウンサー)
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